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アーユルヴェーダな耳のケア

前回、前提が長くなってしまったので今回こそ、耳のケア!

東洋医学や伝統医学は、部分ではなく全体で見ていく。をベースにしている。ということを書きました。
アーユルヴェーダのこと

これがベースにあるので、自分の性質の診断がつくまでは、何が自分にあってるのか疑念を持ちながら、やってみたり知ってみたりするのがいいと思います。

「え〜???」と思うような方法もたくさんありますが、自宅でのセルフケアは危険じゃない範囲で取り入れるのがいいと思います。

あっていれば、いい感じありますから。
効く、というか、働いてくれるというほうが、正しいのかもしれません。

アーユルヴェーダで一番初めに知ること、ドーシャという身体生命の3つの性質で全てが成り立っている、という概念があります。

ヴァータ=風、ピッタ=火、カファ=水の3つ
この3つのドーシャ自体も、それぞれ五元素の組み合わせから成り立っています。

体質チェック!などは、最近、よく見かけますよね。本来は、その程度のチェック項目で本質はわかりません。アーユルヴェーダ医による、脈診、本来の性質、今の状態など、様々あります。

その中で、ヴァータをバランスするのにとても良いセサミオイル

アーユルヴェーダでは、ごま油は食べるものではなく、ケア用のもの。びっくりですよね。様々なケアがあるのですが、体中、いろんなところにオイルを浸透させていきます。肉体を浄化をし、滋養となり強くする。若返りの基本なのです。

間をす〜ごく省きますが・・・

ドーシャの1つ、ヴァータは、3つのドーシャのバランスを保つ、ということが、一つの役割でもあります。
ヴァータが乱れると、ピッタもカファも乱れるので、まずはヴァータのバランスが大切。

ここで耳のケア。
耳以外も基本的にやった方がいいことはあるのですが、今日は耳について。

耳は自律神経の働きがダイレクトに影響を与えると言われています。
乗り物酔いをしたり、ストレスや忙しさで左右の耳の感じが違ったりする経験、したことがある方も多いのではないでしょうか。突発性難聴とか。

耳をケアすることで、体調不良や肩コリなどをはじめとする血行不良、自律神経のアンバランスからくる不調を楽にする働きがあることが古くからいわれています。耳つぼ療法などは、そういうところからきてますよね。

アーユルヴェーダで聴覚器官は、ヴァータ(風)が司る器官になります。

やっぱりインドでも耳のケア。

カルナタルパナという耳にオイルをいれるケアがあります。
日本では医学として認められていないので、ご自分ではなく、きちんとした医療機関で受けることをお勧めします。

で、自分でできそうなセルフケアとしては・・・

白ごま油をキュアリング(不純物を取り除く)して、耳の周り、耳の中をグルグルと刺激。それだけです。

インドにもツボと同じような概念でマルマがあります。
そういうのを見ながらやってもいいでしょうし、耳つぼでもいいと思います。外側と内側(穴の中)を両方やってあげられたらOKです。
(セルフケアの基本、器質性異常や炎症を起こしているなど、何か異常がある時は行わないほうが無難です。)

1.人差し指と中指で耳を挟み、耳の付け根をマッサージ
2.耳たぶ、外側、軟骨の辺りを刺激。
3.耳穴を内側から刺激。

これだけでも、耳がジーンと暖かくなり、顔までも暖かくなってきたりします。

セサミオイルは万能ではありますが温かいオイルなので、私は夏場は全身には使わなかったりしています。その辺は何が正解なのか、自分の体質、状態に合わせて、ということが基本です。
でも、耳のケアぐらいはOKです。ヴァータが安定するので、他も安定してきますから。

皮膚のケアにはいろんなオイル使ってみるのいいと思います。エッセンシャルオイル使ったり、私も好きです。

でも、耳のケアにはごま油が一番!
関節に塗るだけでも、体が安定してきますよー。
今年は梅雨が長く、全然、お日さまが出ず、陽の気が不足している人が多いとのこと。バランスとりづらい夏ですよね。

ぜひ、お試しあれ。


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