tidbit inc.

Tetsuya Ito / マニピュレーター Playback Engineer Composer / 現場で使用している機材やデモ等の検証レポートを書いていきます。[Website] https://www.tidbit.live

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    最近の記事

    RME Fireface UCXⅡ ヘッドフォン出力切替

    先日、ずっと使っていたモニターコントローラーが使用できなくなり、作業用のRME Fireface UCXⅡをモニターコントローラーとして代用することにしました。 モニターコントローラーのヘッドフォンアウトをずっと使っていたので、UCXⅡのヘッドフォンアウトはあまり使っていなかったのですが、先日導入したYAMAHA「HPH-MT8」を繋ぐとどうもSNが良くない。何も接続していない状態、TotalMix FX上でボリュームを絞りきってもノイズが消えないのです。 念のためYAM

      • Austrian Audio ヘッドフォン

        ヘッドフォンの買い換えを検討していたところ、Austrian Audioが評判が良かったため「Hi-X50」を導入させていただきました。 評判通り音のバランスが良く解像度が高い、私がヘッドフォンに求めていた「空間を通す」のではなく「直接的な音」がそこにはあり、大変気に入っています。 しかし、オンイヤーモデルのため長時間使用していると耳がとても痛くなります。私が眼鏡をかけていることもあると思うのですが、ヘッドフォンをいろいろ使ってきた中でも締め付けはダントツ一位でした。

        • マニピュレーター用アプリ「ASST」

          弊社開発製品も気づけば第四弾となりました。 今回はRME製オーディオインターフェイス付属のTotalMixFXをリモート操作することにより、Radial SW8やDirectOutTechnologies EXBOX.BLDSのようなメインシステムがダウンした時に自動でサブシステムに切替をすることが出来るアプリケーション、「ASST」です。 DAWから「ASST」に入力した検知用オーディオ信号が途切れると、任意指定したTotalMixFXのSnapshotに自動で切り替え

          • 楽天プレミアムカードを楽天カードに戻すスムーズな方法

            何年か前に楽天カードが年会費無料で楽天プレミアムカードに変更できるキャンペーンやってましたね。 私もそのキャンペーンを利用してプレミアムカードにしたのですが、年会費無料期間が終了し必要性を感じなくなってしまったため通常の楽天カードに戻すことを検討しています。 通常の方法で楽天プレミアムカードから楽天カードに戻すと、カードが使えない期間が発生する。これが問題です。楽天プレミアムカードから楽天カードに戻す際、カードの変更を申請してからカードが手元に届くまでの1〜2週間はカードが

            マニピ+ライブ録音 機材 システム解説 2021

            先日、北海道函館のライブハウスにて配信ライブ収録がありました。今回はマニピとライブ録音担当です。飛行機にて手持ちということで出来るだけ最小限の機材かつ、ライブ録音もあったためシステムを新しく構築しました。 今回のシステムの1番の目玉は、最近発売になりました「RME Fireface UCXⅡ」を導入している点です。 出来るだけ少ない機材でライブ録音までするということで、本体にSSDやHDDを繋ぐだけで録音することが出来るDURec機能のあるUCXⅡは大活躍でした。 元々

            マニピュレーター 機材 システム解説 2020

            2020年の年末、約1年ぶりくらいですが通常のライブ現場がありました。以前解説したシステムと殆ど変わっていませんが、少し変更した点と追加した予備機材も含めて解説してみようと思います。 【システム改修のポイント】・メインとサブの同期をWait for noteに戻す ・ADDAの予備を用意する 以前はメインとサブをM64同士MADIで繋ぎ、M64の機能にあるJamSyncを使って同期させていました。今回システムを改修するにあたり以下の点を改善したく、新たにiConnecti

            文化芸術活動の継続支援事業の延長に関して

            【2020/11/20 更新】 文化庁が補助金を出してくれる「文化芸術活動の継続支援事業」が延長されました。 新たな募集期間は「令和2年11月25日(水)~12月11日(金)【予定】」で、事業の実施期間は「令和2年11月1日(日)〜令和3年2月28日(日)」です。 既に弊社は第三期での申請を済ませており交付決定済みとなっていますが、実施期間の延長と新たに事業を追加申請することが出来るとのことなのでやってみようと思ってます。 調べて分かったことをちょっとずつ書いていきた

            マニピュレーター 機材 システム解説 (2020夏 2nd Set編)

            先日半年ぶりにマニピュレーター仕事をしました。ちょうどこの自粛期間に小規模な現場を想定した2nd Setを組み、Ferrofish A32/Pulse16をリモートするアプリケーションを制作していたこともあって、初陣を今回の現場で迎えることになりました。 システムはこんな感じです。 大規模な現場向きに組んだ1st Setとの大きな違いは、メインシステムとサブシステムの切替/アウトプットのミュートやセルフモニター用に使用していたインターフェイス(MADIfaceXT)とTo

            Plugin Alliance バンドル比較

            Plugin Allianceで使ってみたいプラグインがあったので、この機会にバンドルを比較してどれが必要が探ってみることにしました。 プラグインのタイプに関してはProToolsにあるタイプを参考に、予想をして分けてあります。実際にインストールするとちょっと違ったりするかもですね。 また、「プラグイン名」「タイプ」の順番に並べ直しているシートが入っているので見やすい方で比較してください。 (注)この情報は2020年5月30日現在での情報となっています。価格はセール等によ

            Digital Performer 9 で 初回起動時認証がクラッシュする時の対処法

            私はDigital Performer 9を日本語環境で使用しています。 今までは特に問題無く認証出来ていたのですが、新しく導入したMac mini (2018)で問題が起きました。 初回起動時に出てくる「認証」の画面。 文字を入力しようとすると、クラッシュしてしまいます。 代理店のハイ・リゾリューション様にお伺いしたところ、解決方法を教えて頂きました。 「文字入力(キーボード)をU.S,設定にする」 ただこれだけです。 一応設定の方法を紹介します。 システム環境

            抜け止めコンセント・タップの仕様

            たまたまツイッターで見かけた「抜け止めコンセント・タップ」の仕様に関して、自分でも疑問に思っていたことがあったので調べてみました。 たまに現場で出てくる抜け止めのタップや壁コンって、ちゃんと接続してもユルユルだったってことありません? 実は抜け止めタイプは、何度も抜き差しするような状況を想定していない製品らしいのです。 明工社さんのサイトに記載がありました。 抜け止めで無いタイプが5,000回に対して、抜け止めタイプは100回。何度も抜き差しするような時には使用しない

            RME × MOTU AVBを使ったマニピシステムの考案

            シンタックスジャパン様、ハイ・リゾリューション様にAVBの製品をお借りし、現時点で現実的に使用可能なマニピュレーターのシステムを実際に組んでみました。 まずは今回構築するシステムの内容です。 AVBを使ってRME製品とMOTU製品の良いとこ取りを実現したシステムになっています。 現時点でRMEにはAVB+Analog IN/OUTという構成のオーディオインターフェイスがありません。また、MOTU製品にはデジタルミキサーのSnapshotのような機能が付いていません。

            MOTU AVB製品レポート

            今回はハイ・リゾリューション様にご協力頂き、MOTUの「Ultralite AVB」を2台、「24Ao」「AVB Switch」をお借りしました。以前からMOTUの製品は使用しておりますが、AVBを主軸とした検証をしたことが無かったので、今回はそこをメインに検証していきます。 まずは簡単な製品の説明です。 ・MOTU Ultralite AVB 人気のハーフラックサイズのオーディオインターフェイス、UltraliteシリーズのAVB搭載版です。アナログがマイク入力x2/

            RME AVB製品レポート [M-32 DA Pro編]

            後編です。「M-32 DA Pro」を紹介します。 箱を開けて本体を取り出した瞬間思ったのは、思っていたより軽くてコンパクト!前機種のM-32のイメージを多少していたからかもしれません。ADの機能が付いていないので比較にならないかもしれませんが、Ferrofish A32が4.1kg、それに対してM-32 DA Proは2.8kg!そりゃ軽いわ。 さて前面パネルを見ていきます。 左側からスタンバイスイッチ、チャンネルラベルが入れ替えられるメーター表示、モニター、エンコー

            RME AVB製品レポート [Digiface AVB編]

            今回はシンタックスジャパン様にご協力頂き、RMEの新製品「Digiface AVB」と「M-32 DA Pro」をお借りしました。前編では「Digiface AVB」を、後編では「M-32 DA Pro」を紹介します。 まずは「Digiface AVB」からご紹介します。 サイズはMADIface USBと同じくらいですね。 AVB用のEthernet、WordClock用のBNC、PHONES、裏側にUSB3があります。 BNC端子はDigiface Danteと違

            High SierraにBootcampでWindowsをインストールする際の注意点

            現場用にバックアップとしてWindowsが欲しくなったので、HighSierraを入れているMacにBootcampでWindowsを入れようとした時に、いくつか問題が起きたので注意点をまとめてみました。 【1】 現在公式に公開されているWindows最新版は、HighSierraのBootcampで使用できない。 Microsoftで2019/10/31時点で公開されている、最新版と1つ前のバージョンでBootcampアシスタントを実行しようとすると、途中でエラーが出て