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仕事で「最近伸び悩んでるかも」 と思った時の3つの点検要素

長期間の仕事に従事していると、時折、スランプが訪れることがあります。
・最近なんだか良い考えが浮かばない
・会議中に何か発言しなきゃと思っても、何も浮かばない
・後輩からアドバイスを求められても頭が真っ白になってしまう

この記事は、そんな状態に陥ったとき、見直すべき3つの要素を紹介します。

これらは私自身が長い期間働き続けて経験した結果、導き出されたポイントです。


●自己紹介
・私はデジタルマーケティングを中心に企業のマーケティング部門に15年在籍し、広告プロモーションの全体企画・ディレクションを行なってきました。
・転職も何回かしておりまして、在籍した企業の規模は10名程度のベンチャーから100名規模、1000名規模、今は社員数2万人以上いる、いわゆるナショナルクライアントの宣伝部門で部門長を務めています。
・その意味でいろんなサイズでのプロモーションを経験しておりますので多くの方に共感いただける記事を共有できると思います。


仕事してて 「最近伸び悩んでるかも」 と思ったら点検すべき3つの要素

最近これらのどれが不足しているか、私自身も頻繁に自問自答しています。

● 情報:
情報は全ての基点です。一般的な情報、専門的な情報、企業固有の情報などがありますが、不足している場合は書籍や他部署、社外の人々との交流から新たな情報を取り入れます。

● 思考:
情報を持っているだけでは不十分で、その情報を組み合わせて思考することが重要です。しかし、何もない状態で思考するのは難しいため、私の場合は自主的に上司へのプレゼンテーションを設定したり、思考を促す機会を作ります。

● 行動:
行動とは大掛かりなことをする必要はありません。プレゼンテーションを行ったり、社外の人々に自分の企画を説明したりする程度でも良いと思います。行動を通じてフィードバックを得ることができ、それにより次回の思考のレベルが高まります。自分の思考アルゴリズムがアップデートされる感覚です。

つまり情報だけを集めても、その情報をもとに思考し、プレゼンテーションなどのアウトプット行動に移すことで初めて自分のものとなります。
情報が不足していると、プレゼンテーションなどの行動をとる際に、思考の材料が乏しくなります。

今の自分に3つの中でどこか足りてないか?そこを考えて、あとはどれかのレバーをひねるだけです。

この3つの要素は、例えばChatGPTやGoogleのAIなど賢いと呼ばれるAIにも当てはまります。
Googleは以下のような形でこれらを満たしています:

  • 情報:Googleは検索や位置情報など、他社が持たない情報を保有しています。

  • 思考:Googleには、その情報を操作するアルゴリズムを構築する世界一流のエンジニア集団がいます。

  • 行動:そして、GoogleはそのAIとしての機能を実践するための大規模なプラットフォームを持ち、膨大なフィードバックから学び改善することが可能です。

人間とAIが進化するには、この3つのポイントが共通して重要なのです。(AIは人間のニューロンを参考に設計されているので、当然と言えば当然ですが。)

この考え方はマネージメントに従事する方々にも活用可能です。
部下の課題を特定する際に、「情報」「思考」「行動」の3つの要素を評価し、不足している部分を強化するといったアプローチが有効です。

以上、記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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