はじめまして、つなです。
ブログを書き始めることにしました。私の「毎日の生活」や「仕事への考え方」「好きなこと」をたくさん書いていこうと思います。
自己紹介します。
伝統工芸の職人「木地師」をしています。
木地師とは木の器をひたすら生産する職人の事です。想像しやすいのは漆器のお椀だと思います。基本的に問屋さんからの注文を受け、その注文通りに作ります。注文の数は大体50~100個です。
職人たちが使う機械の名前は「木工ろくろ」と言います。これは手で刃物を持ち、計りの道具などに持ち替えては、削り、注文の見本通りの型を当てて一つひとつ手の感触を使い、耳で音を聞いて切れ味を確認し、時間を気にしながら黙々と作っていきます。
時間を気にするというのは、生々しい話「出来高制」「歩合制」だからです。一つ○○円と決まっているので仕上がる個数で自分のお給料が決まるということです。例えば300円の品を一時間に3つであれば900円…ですね。これはたとえ話ですが…。
そうです。厳しいんです。
だから、現場では機械が「木工旋盤」が導入されています。長くなりそうなので次回は「木工旋盤」について話していきたいと思います。
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