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AppleユーザーはiPadの”Crush”から「幸福感」を感じている!

AppleユーザーはiPadの”Crush”から「幸福感」を感じている!

ある調査会社の「感情評価」を使った資料からです。

Appleが謝罪した”Crush”ですが、価値を一緒につくってきた既存顧客に対してブランドとして謝罪したと思っていました。

アメリカの調査会社System1が動画をAppleユーザーと非Appleユーザーに見
せて感情の動きを追いかけたその結果は!

Crushの広告映像は2024年5月15日午前6時(日本時間)現在Appleのサイト上で閲覧可能です。

なんと、Appleユーザーがこの広告を見た際には、Appleの広告であることを95%が認識しています。調査会社の過去のデータでも高い長期的なCreative効果を認めています。そして39%の人が「幸福感」を得ています!否定的な感情を持った人は8%でした。

むしろ不快感を強く持ったのは、非顧客です。
幸福感は14%、否定的な感情は23%です。

【Appleユーザーの評価】 ・調査会社のデータベース上で長期的なクリエイティブ効果が最上位2%に入るスコアを獲得 ・幸福感39% ・否定的感情8% 【非ユーザーの評価】 ・長期的なクリエイティブ効果のスコアが最低ランク ・幸福感14% ・否定的感情23%

調査会社によるクリエイティブ評価結果 より

この調査の一つの分析として、System1の担当者であるAndrewさんは「もしAppleのブランドを世界に広め、新規顧客を獲得することが目的だったのであれば、この広告は的を外していたと確認できます」とコメントしてます。

なるほど!データが提示する客観性に驚きました!

この観点では、Appleはビジネスを伸ばせなかった:価値の共有をより多くの人で実現することができなかったことを、価値の共創者である既存顧客や株主にお詫びしたと理解することができます。

つまり、Appleは新しい顧客に製品の魅力を広範囲に伝えることができず、その結果、既存の顧客や株主に対して謝罪することになったと考えられます。

調査については以下のLinkedInに投稿されています。
Claudeを使った翻訳を添付しておきます。

物事を客観的に見るって面白いですね。
データの重要性を改めて感じました。

Crushが何を壊したか?について興味がある方はぜひ読んでみてください。

「Appleのクラッシュ広告について、実際のApple製品の所有者と非所有者を対象にユニークな調査を行い、非常に示唆に富む結果が出ました。この広告についての様々な意見がこの数日で出まくっているのは馬鹿げています。System1ではこの週末、実際の消費者がこの広告についてどう思っているのかを掘り下げて理解するための取り組みを行いました。

Apple製品を現在所有している人と所有していない人に分けてこの広告を評価してもらいました。ここに、広告がどのように機能し、なぜ広告制作の場に消費者を入れる必要があるのかを理解する上で感情がどれほど重要かを物語る最高の事例があります。

Apple製品所有者に対するiPad Pro広告は、当社のデータベース全体の中で長期的なクリエイティブ効果が最上位2%に入るスコアを獲得し、非常に大きな幸福感を醸成しています。また、視聴者の95%がこれがApple広告であることを認識しています。

一方、Apple製品非所有者に対するiPad Pro広告は、長期的なクリエイティブ効果のスコアが最低ランクで、激しい否定的感情を引き起こしています。そして視聴者の約20%がこれがApple広告であることを認識できていません。

つまり、前者が幸福感39%、否定的感情8%なのに対し、後者は幸福感14%、否定的感情23%と、両者の反応は全く異なります。
なぜこれが重要なのでしょうか?下の動画を見れば、感情が広告の機能をマーケターが理解する上でどれほど役立つかがわかるはずです。
自社顧客向けにだけ広告を制作していれば、ブランド浸透を拡大する機会を逃してしまいます。ブランド成長の鍵を見落としているということです。
事前テスト。内部の意見だけで広告を制作したり、既存顧客にチェックしてもらうだけでは、ロッサー・リーブス効果に陥ってしまいます。Apple顧客はAppleの広告を気に入るのは当然です。広告が大々的に展開される以上、全ての人から見てどう評価されるかチェックする必要があります。

もしかすると、私が見当違いのことを言っているのかもしれません。今回のiPad Pro広告は、本当はApple顧客向けだったのでしょうか?もしそうであれば、これは彼らにとって最も効果的な広告の一つだったはずです。しかし、もしAppleのブランドを世界に広め、新規顧客を獲得することが目的だったのであれば、この広告は的を外していたと確認できます。

Andrew TindallさんのLinkedInへの投稿より

今回参照した記事の原文はこのLinkedInの投稿をご覧ください

トップの画像はAd Ageで使われたものを使用しています。
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