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【まや】彼らの人生は、そうやって続いて行った。

おはこんにちばんは!!

☀🍽☀

今日、おしゃれな朝食を作りました。
やればできる子、YDKまやです。
人としての経験値があがった気がします✌

さて、今日も観劇記録書いていきますので
最後まで楽しんでいってください!!

観劇記録
チケットと整理券🃏

アマヤドリ『人形の家』
激論版と、疾走版の2パターンあるのですが
私は、疾走版を観て来ました!!

今回、アマヤドリさん初観劇だったんですけど
私、実は、1年前くらいに上演していた『天国への登り方』を観る予定だったんです。
しかし、旅行先のトラブルで、前日までに東京に帰ることが出来ず、泣く泣くキャンセルすることになってしまいまして…。不甲斐ない…。
ですから、今回は、念願のアマヤドリ初観劇だったんですよ!!!!!!!

と言っても、2月末から3/3までの期間限定で
YouTube配信をしていた『野がも』(2018年上演)はバッチリ観たので、【劇場で生で観るの】が
初っていう感じです。
(時々、連休が近くなると、“お家でアマヤドリ”と称してYouTube配信が時々実施されているので、もしまた何かあったら皆さんもぜひ。)


と、前置きはここまでにして、もうちょっと内容に触れてお話していこうと思います。

⚠ネタバレ注意⚠

最初に言っておくと、この疾走版は、イプセンの『人形の家』を知っている人向けの公演だなと思っています。『人形の家』を読んだことあるとか、観たことあるとか、知っている人なら十分に楽しめるのでは?と思いました。逆に言ってしまえば、知らない人からすると「なんだこれ?」ってなってもおかしくないのかなぁ〜と。
どうしてそう思ったのかを簡潔に述べると、全編を通しての上演ではないからです。後にも述べるのですが、いくつかのシーンを抜粋して繰り返す構造になっているので、この公演だけを観ても『人形の家』の全貌は分からないんです。
だから、知らない人にも楽しんでもらえるように公式X(旧Twitter)などで『人形の家』の大まかなあらすじや、相関図(当日パンフレットにも掲載)が投稿されていたんだと思います。
ちなみに私は、大学一年生の時に『人形の家』を読んだことがあり、奇遇なことに1年前に読み返していたので、楽しむことが出来ました!!!

上演直前。同じシーンを何度も繰り返すということ、疾走版は賛否両論あるということなどが事前にアナウンスされた上で、この物語を一緒に考えて欲しいということを伝えられました。
この物語に出てくるカップル(トルヴァルとノーラ)は上手く行かないわけだけど
どうしてそうなってしまったのか、逆にどうやったら上手くいっていたのか。
そういうことを考えていきたいと。
なので、私はそのことを頭に入れ、考えながら
この公演を観ていました。

で、先に述べました繰り返されるシーンというのが主に3幕のシーンなんですよね。
トルヴァルとノーラの別れのシーンです。
別れのシーンを繰り返し、時間を少し遡っては別れ、もう少し前に遡っては別れ、という風に
結末から遡ることで徐々に2人の関係を紐解いていっているように感じました。
ここで、知らない人だとよく分からなくなりそうなだと思ったポイントがありました。2人が今までどのように暮らしてきたかというのが分かる、1幕のシーンがほとんどないという点です。私が観て気づいた限りだと、本当に一瞬でした。
ノーラの言う人形のような生活がどういったものだったのか、どのくらい2人の関係性が変わってしまったのか、物語を知らない人には想像しにくいのではないでしょうか?
だから疾走版は、イプセンの『人形の家』を知っている人向けの公演だなと思ったんです。

いやぁ、リフレインするの面白いですね。
それに役者が代わる代わる、トルヴァルとノーラを演じていくのも面白い。
何回リフレインしても同じ結末にたどり着いてしまうのがね…。トルヴァルが自分本位に考えるのではなくノーラと真剣に向き合っていれば…とも思うし、トルヴァルが体裁を気にするのも分かるから借用書が返ってきたことでノーラが元に戻ればよかったのに…とも思うし。
でも、私的にはあれでよかった気がしてしまうんです。どうやってもああなるというか。
紐解いたところでそこで起ったことは変わらないから、同じ結末にたどり着く。もしもこうしていたらということを考えるのもいいけれど、その後の2人がどうするのかに思考を巡らせるものすごく楽しそうだなと思いました。

なんか何言っているのか分からなくなったけれど、最後に一つ。
劇中で流れていた「オブラディ・オブラダ」。
なぜこの曲を使用したんだろうというのが気になり、調べてみました。サビの和訳を見たらなんとなく分かる気がします。人生は続いていく。

以上です。
配信あるようなので、『人形の家』好きな方はぜひ。一緒に考えましょう。

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