見出し画像

【まや】一人芝居っていうけど、一人には感じないくらい相手が見える。

今週の火曜日は、めちゃくちゃ雨降りましたね〜
と、思ったら水曜日は30℃。
気温差でやられないように、みなさんお体にはお気をつけくださいね💦

観劇記録

またまた観劇記録です!!

今回は、生の舞台ではないのですが
NTLiveの『ワーニャ』を観てきました。

周りの尊敬する人たちが
口を揃えて「よかった」と言っていて
これは行かないといけないなと、行かないと後悔するだろうなと思ったんです!!

結論を先に言うと、行って良かったです🙆‍♀


さて、NTLiveの『ワーニャ』
どんな作品なんだ?と言いますと

この映像を観てもらえれば想像がしやすいと思うのですが、チェーホフの『ワーニャ伯父さん』を一人芝居で上演するというものです!!

『ワーニャ伯父さん』の戯曲、家にあるので読んだことあるんですけど、登場人物多いんです。
普通は、一人芝居でやるものではないと思うんです。台詞量も膨大ですし。

ではどうやって一人芝居として実現させるのか。

まず、一人芝居で出来るように戯曲が練られているように感じました。
設定を原作よりも現代風に書き換えている(例えば、ソーニャ(ソニア)の父の職業が、大学教授から映画監督になっています)し、
『ワーニャ』を構成するために必要な会話が計算されて組み込まれているし削られています。

また、一つひとつの役に、例えばボールをいじるとか、タバコを吸う、ネックレスをいじるなど
その人を特徴づける癖や行動がついていて
「この癖は〇〇だな」っていうのが分かるし
さらに、一人ひとり声色を変えていて
9人もの登場人物(主人公のアイヴァン(ワーニャ)、そしてアレクサンダー、ヘレナ、ソニア、モーリーン、マイケル、マリア、エリザベス、リアム)を演じ分けるための視覚的・聴覚的な工夫がされているのが見て取れました。

その場にいるのは一人なはずなのに全員別人だし、視線の先に相手がみえてくる。
特に、ブランコが揺れているところは秀逸でした。少し揺れているだけなんですけど、そこにブランコに乗っている人がみえました。

いやぁ〜、細部まで練り込まれている…。

事前に、観た人から「一人芝居の可能を感じた」という話を聞いていたのですが
観ていて本当に可能性を感じました。
一人芝居だけど、ちゃんと『ワーニャ』でした。

というか、2時間をひとりで保たせるって…!!
ほんと脱帽です。
これ実際は何公演やったんだろう…。
集中力とエネルギーをフルパワーって感じだったので、これ何回も出来るのか…!?っていう。

凄いもの観ちゃったなぁ。
これから観る人のために、ネタバレは控えめにしてみました。
それにしてもNTLive、観に行くたび凄いなぁってなる。また行こうと思います!!

最後に

来週も観劇記録にするつもりですが
記録をつける前に、これだけは言っておきたい。

モダンスイマーズ『雨とベンツと国道と私』
30日までやってるので

ぜひ観てください!!!!!!


よかったので、ほんと、今なら間に合うから
観て欲しい。それだけです!!

では、また来週お会いしましょ〜!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?