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お礼:「占領の囚人たち」福岡上映会

昨日、6月9日に福岡で「占領の囚人たち」の上映会を開催しました。お越しいただきました皆さまありがとうございました。
また場所を快く貸してくださった、テトラグラフのどらさん、いつもありがとうございます!

参加費とドネーションから場所代を引いた26,750円(テトラグラフからも寄付が入っています)をこの作品の翻訳、ドラマトゥルクを努めた渡辺真帆さんが現在勤めているJVC日本国際ボランティアセンターに全額寄付いたしました。

わたしがこの作品をなぜ上映しようと思ったのかを以前書いているのでもし興味があればご一読ください。


みんなでこの作品を観て、やっぱり泣けなかった。泣く前にわたしは彼らの権利のために戦うと改めて思った。戦うと言っても武装するのではなく、友人たちのナラティブを伝えていく、そして権利を勝ち取る一助になる、ということだ。ヘブロンの友達の前で泣いたことがある。でも泣かないで、泣いても何も変わらないから強くなろうって。それ以来、わたしは泣かなくなった。泣くのは達成したそのあとでいいから。

この作品を観て、アートの力を改めて思い知ったし思い知らされた人も多いと思うます。見えないものを伝えるために。アートの古来の意味は記録する、ということでした。

この作品を観て、みなさん涙されていた。本当に辛い現実を写したドキュメンタリー演劇だった。でも本当の現実はもっと辛い。
心を痛めた皆さん、どうか痛めて可哀想な話だった、で終わらないでください。
この痛みを行動に変えてください。



■会場
テトラグラフ写真室(812 0026 福岡市博多区上川端町 9-35 冷泉荘A51)

■日時
2014年6月9日 15時30分オープン 16時上映スタート

■参加費
1,000円(当日お支払いください、場所代をのぞき全てガザ支援のための寄付いたします)

■協力
名取事務所、渡辺真帆(日本国際ボランティアセンター(JVC)パレスチナ駐在員)

■作品情報
パレスチナ人男性の4人に1人は収監される—―。ユダヤ系イスラエル人作家のエイナット・ヴァイツマンが、パレスチナ人の元/現囚人らと作り上げたドキュメンタリー演劇『Prisoners of the Occupation』。

SNS投稿が原因で逮捕・収監され、世界的に有名になった詩人ダーリーン・タートゥールの独白劇『I, Dareen T.』。尋問、ハンスト、面会など、今日も刑務所で起きている苛烈な現実と、占領と男性支配、二重の抑圧に抗うパレスチナ人女性の闘い。
※作品は日本語のみでの上映となります。あらかじめご了承ください。Films will be screened in Japanese only.

二本立て上演
『Prisoners of the Occupation』東京版
作:パレスチナ人政治囚、エイナット・ヴァイツマン
『I, Dareen T. in Tokyo』
作:ダーリーン・タートゥール、エイナット・ヴァイツマン

翻訳・ドラマトゥルク:渡辺真帆(日本国際ボランティアセンター(JVC)パレスチナ駐在員)
演出:生田みゆき
美術:杉山至 美術助手:濱崎賢二
照明:桜井真澄 照明操作:鈴木啓子
音響:志和屋邦治 映像:浜嶋将裕
衣裳:樋口藍 演出助手:戸塚萌
舞台監督:小島とら
制作担当:栗原暢隆、鍋嶋大輔
プロデューサー:名取敏行

出演:
『Prisoners of the Occupation』東京版
カーメル・バーシャー[A List Agency]
鍛治直人[文学座]
松田祐司[仕事]
西山聖了[名取事務所]

『I, Dareen T. in Tokyo』
森尾舞[名取事務所]
カーメル・バーシャー[A List Agency]

カバー写真:坂内太

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