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情報発信は、恥ずかしがらずに堂々と!

先日、久しぶりに母校である高校合唱部の定期演奏会に行ってきました。
最後に行ったのが大学1~2年生の頃だった気がするので、実に7年ぶりでしょうか。ちなみに女子校です。

私が在籍していた頃は、1~3年生合わせて30人ぐらいだったのですが、今では全部で70人ほどの大所帯になっていました。いや、増えすぎ・・・。

顧問の先生が変わっていなかったことにも驚きでした。
私たちの代が卒業してからもうすぐ10年が経とうとしているのに、相変わらず年齢不詳の美貌を保ったまま、熱心な音楽指導にあたっているようです。

最近では、男子校グリークラブ(男声合唱団)とのコラボレーションも始めたようで、女性らしい透明感のある澄んだ歌声と、男性らしい力強い重低音がほどよく溶け合った混声合唱も披露してくれました。
総勢120名を超える大迫力の合唱で、これを聞くだけでも足を運んだ価値がありました。

・・・ただ、ちょっと残念な点があったとすれば、コラボした男子校グリークラブの存在感があまりにも強すぎて、主役であるはずの母校合唱部の影が薄まってしまったことでしょうか。

特に、曲紹介を兼ねた司会の語り口、あれは見事でした。

初めましての観客にも分かるように端的に自己紹介する頭の良さ。
両校でコラボすることになった経緯を面白おかしく語るユーモアのセンス。
不安や緊張を感じさせない堂々とした振る舞い・・・。

すべてにおいて上手すぎる。もはや感嘆の声しか出ませんでした。

一方、我らが母校合唱部の面々も演奏会を盛り上げようと、司会進行中に身振り手振りを加えたり、歌にダンスを付けたりと色々工夫を凝らしていましたが、いまいち恥じらいを捨てきれないのか、話し方や振る舞いに所々ぎこちなさが見られました。

そのせいか、見ているこちらにも「だ、大丈夫かな・・・?」と不安が伝染して、最後まで曲の世界観に没入できずに終わってしまいました。

「せめて、舞台の上では恥を捨てて、堂々とした姿でいてくれれば、ハラハラせずに安心して見ていられたのに、もったいないなぁ・・・」

不特定多数の人に見られる公の場で情報発信する際にも、同じことが言えると思います。
「自分の考えは間違っているかもしれない」という前提で書かれていて、自信の無さがにじみ出ているような文章には、きっと誰も心を動かされない。

せっかく発信するのなら、変にごまかしたり、妥協したり、遠慮した言い方はしないで、恥を捨てて堂々と表現しよう。
でも、人を傷つける言葉だけは絶対に使わないようにしよう。

ーー文章を書く際の自分への戒めとして、心に刻み付けておきたいです。



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