見出し画像

成来事(ならいごと)

 今年に入ってから、ビジネスパートナーである友人が、ある企画をスタートした。
それは、地域の「子どもたちの習い事」を広める活動
ボクが活動している地域は多岐に渡るが、これはまず滋賀県の一部エリアにて展開を行う予定だ。
 この友人とはそんなに長い付き合いではないものの、根底にある考え方が似通っているため、様々な共通点が多い。
なので、話をしていてもとても話しやすく、ボクが経験していないことも沢山経験しているためとても面白い。
ちなみにこちらの企画のコンセプトは下記のようなもの。
・子どもたちにより多くのことを経験させたい
・子どもたちの可能性に多くの選択肢をあげたい
・地域の活性化
・地域にはたくさんの習い事があることの周知

他にも同じような企画をされている団体はあり、現在、日本の色々なところで同様のホームページやサイトを見かける。
「他もやっているからうちらはいいかー」ではなく始めちゃうのがこの友人の凄いところ。
みんなのためになるんじゃない??
これ結構楽しくない??
と思ったらやっちゃいます笑

なもんで、ビジネス的な側面はほとんどないけれどボクも乗っかりました。
まだ始まったばかり。
これからどんど充実させていきます。

習い事とは

この企画を始めるに際して「習い事」について再度考えてみた。

 ボク自身も小さい頃から様々なことを学んできた。
サッカー、水泳、書道、塾、英会話、テニス…などなど。
こういったことを学びながら、子供の頃から「将来何になりたい?」という言葉をたくさん聞いてきた。
この「将来何になりたい?」という質問
この質問の仕方はあまりよくないと言う人がいる。
 現在自分が経験しているもの、もしくは知識として知っている将来像、そういったものに限定した上で、将来君が何になりたいかという質問になっている、とのこと。
自分が子どもを育てるようになって思う事は、なるべく多くの選択肢を与えてあげたいということ。
その選択肢の中から、自分で経験したこと学んだ事をもとに、
やりたいこと
できること
やらなければならないこと

を見つけていければいいと考えている。
習い事とは本来こういった様々な経験をさせてあげることいろいろな仲間を増やすこと身体や頭などいろんな部分の動かし方を覚えることでもある。
その基礎となったものを生かして試行錯誤しながら自分がどんな大人になりたいかというものを模索していけばいい

将来どんな人に成りたいか

だからこそ
「将来何になりたい?」
と言う質問ではなく
「将来どんな人(大人)になりたい?」と言う質問の方が適切だ。
 例えば、自分がとても集中できることを見つけてそれについてとことん調べることができる人になるとか、たくさんの仲間たちと毎日笑顔で楽しく暮らせる人間になりたいとか、困っている人たちを助けられる人間になりたいとか。そんな簡単なことでいいし、漠然とでもいい
野球選手やサッカー選手、お医者さん、弁護士、先生やお嫁さんになりたいそういった夢も間違ってない。
ただ、僕の他のnoteの記事にもあるように、絶対に何らかの”◯◯屋さん”にならなければいけないという必要性はない。
大切なのはワードではなくて中身。
自分がやっていることもしくはその内容。
もし自分のやりたいことにワードが付いていないならばそのワードを創ったっていい。
今ある職業は将来ほとんどがなくなっている、と言われている世界なのだから。
何かを習うと言う事は、その道を極めるといった目的の他にも、こんな考えがあるんだあんな考えがあるんだといったような多様性や、自分の得意不得意、その習っていることをツールとした人間形成にこそ目的があると思う。

 そう考えていくと、習い事というのは

『成る』『将来・未来』『の事』=成来事

と書いた方がボクにとってはしっくりくる。
そして子供たちに習い事の説明をするときにもこちらの方が説明しやすい。
 こんな風にして今までになかったワードを創ることで、ちょっと見方が変わったり考え方が変わったりもする。
堀江さんの「多動力」もそんな感じですよね。
もし自分のやりたいことに今ワードや概念が無いのなら、それに合わせてワードだったり、環境だったり、を創り出していくというのも選択肢のひとつだろう。

 兎に角、ボクたち大人が子どもたちに出来ることと言えば、世の中には沢山の選択肢があることを教えてあげ、その中から子どもたち自身で選びたいものを見つけられるように導いてあげ、最後は自分のチカラと責任において選んでいけるようにしてあげることだとボクは思う。

 などど、偉そうに子どもたちの習い事について書いてきたけれど、大人でも40歳になってもいくつになっても、未来に向けて『成来事』はやりたいですよね!!
そんなこともできたらいいなー


GOING  MY WAY.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?