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就業規則の作成と社会保険労務士の活用

最近、大手小売業でも服装や髪の色などの身だしなみ見直しがニュースで取り上げられていますね。
従業員の方にとってはいろんな意味でとても良いことなのでは?と思っています。世代によって受け止め方の差はかなりありそうですね。

就業規則の変更が必要になってくるケースがあると思いますので、タイトルの内容をプレゼン風に書いてみます。
就業規則、就業規定、就労規則、似たような言葉でよ~わからん。(笑)

概要

労働基準法では、常時10人以上の労働者を使用する事業場においては、就業規則を作成・届け出することが義務付けられています。就業規則は、労使関係の安定と円滑な運営のために重要な役割を果たします。

本プレゼンテーションでは、就業規則の概要と作成・変更のポイント、社会保険労務士の役割とメリットについて解説します。

内容
就業規則とは
就業規則の作成・変更のポイント
社会保険労務士の役割とメリット

就業規則とは

就業規則とは、企業において使用者が労働基準法等に基づき、当該企業における労働条件等に関する具体的細目について定めた規則集のことをいいます。

就業規則には、労働者の労働条件に関する事項、職場内の規律に関する事項、その他労働関係に関する事項を定めることができます。

労働条件に関する事項としては、以下のようなものがあります。

  • 労働時間

  • 休日

  • 賃金

  • 退職金

職場内の規律に関する事項としては、以下のようなものがあります。

  • 服装

  • 喫煙

  • 遅刻・早退・欠勤

  • 懲戒

その他労働関係に関する事項としては、以下のようなものがあります。

  • 安全衛生

  • 教育訓練

  • 福利厚生

就業規則の作成・変更のポイント

就業規則を作成・変更する際には、以下のポイントを押さえることが大切です。

  • 労働基準法の規定を満たしていること

  • 労働者代表の意見を聴取すること

  • 就業規則の周知・徹底を行うこと


社会保険労務士の役割とメリット

社会保険労務士は、労働基準法や社会保険に関する専門知識を有し、労務管理に関するコンサルティングや提出代行業務を行う国家資格者です。

就業規則の作成・変更は、労働基準法の規定に従い、労働者代表の意見を聴取するなどの手続きが必要となります。また、就業規則は、労働基準法の最低基準を満たすものでなければなりません。

これらの手続きや労働基準法の最低基準を満たすための規定内容を検討・作成する際に、社会保険労務士の助言やサポートが役立ちます。

社会保険労務士に就業規則の作成・変更を依頼するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 労働基準法の規定に沿った就業規則を作成できる

  • 労使トラブルのリスクを軽減できる

  • 社内での労務管理の負担を軽減できる


ポイント

  • 従業員10人程度の事業主は、就業規則の作成・変更の義務はありませんが、作成しておくことで、労使関係の安定と円滑な運営に役立ちます。

  • 就業規則の作成・変更は、労働基準法の規定に沿って行うことが重要です。社会保険労務士に依頼することで、労働基準法の規定に沿った適切な就業規則を作成することができます。


まとめ

就業規則は、労働関係の安定と円滑な運営のために重要な役割を果たします。従業員10人程度の事業主の方も、就業規則の作成・変更を検討してみてはいかがでしょうか。社会保険労務士に依頼することで、労働基準法の規定に沿った適切な就業規則を作成することができます。

以上、参考になれば幸いです。
社会保険労務士 山下

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