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エンジニアの卵の初めての留学。遠く離れた街で優しさを知った

こんにちは、Voicyエンジニアのせんちゃんこと、千田です。

この記事は、Voicyのエンジニアチームが運営するVoicyチャンネル "voi-chord" (ぼいこーど) で話した内容をテキストにしたものです。

voi-chordは、テックを愛するVoicy社員がテクノロジーやエンジニアリングといったテーマを中心に、自由に語り合う“ゆるふわ“チャンネルです。

が、テクノロジーやエンジニアリングに限らず、Voicyのエンジニアが普段何を考えて開発しているかについての話や、メンバーの人柄が分かるような放送など、いろいろな話をしています。

その中から、それほどテックな話でもない回を加筆修正してnoteにしたためてみようと思い立ちました。この記事はその第一号です。

今回は2022年4月11日に更新した「第89回 エンジニアの卵の初めての留学」という放送より。

↓ 音声で聴いてみたい方はこちらからどうぞ


カルチャーショック

今回のテーマは #カルチャーショック です。

まず、このテーマに関わりそう範囲で自分の性格を一言で表すならば「比較的保守的な性格ではあるけれど新しいものが好き」です。

そして、なにか出来事や環境が「期待を下回った場合」よりも「期待を上回った場合」に驚くタイプな気がしています。

「こんな良い環境があるの!?」、「こんな優しい世界実在するの!?」といった具合です。

最近の例だと、Voicyの組織・文化に驚いたのが記憶に新しいです。

Voicyが大切にするValueの中に "Give First" があります。これが形だけのものでなく、本当にだれかのためになる行動で溢れていることがカルチャーショックでした。

全員がGive Firstである、つまり誰かのための行動を優先することは、全体の幸福の総量を増やすことにつながるはずです。その一方で、少しでもテイカーがいるだけで、すぐに成り立たなくなってしまうスタンスだとも思います。そのため、これが体現されているのは本当に優しい世界だなと感じています。

まさに「こんな優しい世界実在するの!?」という感じでした。


初めての海外留学

というわけで、本題です。
大学3年生の終わりごろ、初めてフランスに行きました。

僕が生まれ育った家は、海外旅行に行くような家庭ではありませんでした。そもそも家族旅行自体、最後に行ったのは小学生くらいだったような、というくらい旅行に行かない家でした。

僕自身も、小さいころは自分から留学に行こうとアクティブに行動するような性格でもなかったので、大学生になるまで日本から出たことがありませんでした。

大学では、工学部情報工学科を専攻していました。雑に紹介するなら、コンピュータについていろいろ学ぶ学科です。

当時の学科長がフランスの学校の教授と親交があったらしく、1年に一度、15人くらいの団体で交換留学が実施されていました。期間は1か月ほど。

どうして参加しようと思ったのか、今ではもう思い出せませんが、それに参加しました。

向こうの学校に国際交流を目的にした部活動のような団体があり、その学生たちにいろいろサポートしてもらいながらフランス語を学んだり、チームでwebサイトを作ったり、美術館に行ったり、マカロンを食べたり、ディズニーランドに行ったりしました。

ちなみに、当時とてもお世話になった人のひとりは現在日本に住んでおり、最近も交流があったりします。


パリ郊外の街のコインランドリー

そんな留学生活の中で、カルチャーショックだったことはたくさんあるのですが、今回はコインランドリーでの話を書きたいと思います。

僕たちが泊まっていたホテルは、パリの中心地から電車で30分ほどの隣町にありました。けっこうぼろぼろのホテルで、翌年くらいには取り壊されて更地になっていたそうですw

さて、1か月間と短くはない期間なので僕たちは洗濯をする必要がありました。現地に着いて数日経ったころ、同じ部屋になった3人で近くのコインランドリーに行きました。

しかし着いたは良いものの、日本の洗濯機と操作が違うからなのか、説明がフランス語だったからなのか、(3人とも実家暮らしだったからなのか) 、うまく使えずにあたふたしていました。

そのとき、そのコインランドリーにはもうひとり、現地の人とおぼしきお客さんがいたのですが、困っている僕たちを見て、向こうから話しかけてくださり操作方法を教えてくれました。

その方は英語がほとんどできませんでしたし、こちらも英語が全然できなかったので、ほとんどジェスチャーだけでのコミュニケーションでした。そんな状況でも助けてくれたこと、しかもわざわざ向こうから話しかけて助けてくれたことに、当時の自分はとても驚きました。

もちろんシンプルに楽しかったことや、大変だったことなど、留学中の思い出は他にもいろいろありますが、この体験は特に印象に残っていることのひとつです。

日本人はとても親切とよく聞きますが、僕は日本でこんな経験したことはありません。(日本でそこまで困ったことがないだけの可能性はあります)

この体験や、留学中に出会った人たちとの交流の中で、海外にも親切な人はたくさんいるという、いま思えば当たり前のことを体感しました。直接行ってみる、体験してみるというのは大事だなと思います。

Voicyには、聴くだけで学びがあったり、知らない世界を垣間見たりすることができる声がたくさんあります。リスナーの皆さんがVoicyを普段から使ってくださったり、パーソナリティの方々からいろいろ学んでくださるは大変嬉しいです。

いろいろ学んだその次は、ぜひもう一歩踏み出して、なにか自分で新しい体験もしてみてもらえたらなと思います。



(音声で話した内容からけっこう変わってしまいました)


もうあれから5年以上経ったのか〜。


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