視覚的に高級感があるとは?「服」のレタッチ的テクニックのコツ
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▷テーマ
▷ゴール設定
▷そもそも高級であるとは?
▷歴史的価値の背景と抽象化
歴史的観点絡みた価値が高くなる基準を以下に示していきます。
①視覚的な美しさ
人間が本能的に美しいと感じる物である。
特に素材的に、キラキラしたもの、光沢があるものは美しく見える
そこに色彩美や造形美が絡む形になるがここは抽象化が難しい
②密度が高い
密度が高いというのは、同一体積あたりの重さが重い方が高く感じます。
同じ体積の金貨と銀貨なら金の方が密度が高いです。
(金の密度は19.3g/cm3、銀の密度は10.5g/cm3)
一般的に重いものは高価という刷り込みがあります。
③絶対的な量が多く見える(立体感がある)
多く見えるってところが味噌です。立体感とも言います。
同じ重さだった場合は、立体感がある方が量が多く見えるので高く見えます。同じ重さの同質材料だった場合、空洞の高さ10mの大仏の方が高さ1mの大仏より高く見える傾向があります。
④希少性が高い
ここは環境要因に依存します。地球ベースで見た時に、地球上で量が少なくて需要があるものは価値が高くなります。
代表的なものとしては、金、ダイヤ、シルクなどです。
⑤加工性が高い
加工しやすい素材は様々なものに利用できるので価値が高くなりやすいです。現在だとプラスチックが一番形を変えやすい素材です。ただ、希少性が低いので価値が上がりにくいです。
⑥耐久性
過去の歴史を見てみると人間は移動し交流する生き物です。
人から人へ、馬や船、そして飛行機へと移動する手段も発展してきました。
耐久性が高いことは移動の際に優位に働きます。
ガラスよりもダイヤモンドの方が優れているのは明らかです。
▷素材の分析
歴史的に価値が高いものを分析してみましょう。
・金
主な特徴:圧倒的な黄金の輝きと重み
重み:金属の中でもトップ10の密度
質感:キラキラ、表面の光沢がある
耐久性:他の金属を混ぜることで耐久性&加工性もありま
・ダイヤ
主な特徴:圧倒的輝き
質感:表面的、透過的な美しさ
耐久性:加工にも道具がいるレベル
・シルク
主な特徴:滑らかな質感と光沢
質感:滑らかさ、光沢感
着心地:肌ざわり
近年の例外な事例
近年においては「高級」においてのこの基準について例外がある。
具体的には以下である
・PC
PCについて、特にノートPCについては軽い方が高級である。
鉄のように思いノートPCについては誰も持ちたがらないのはいうまでもない。耐久性や性能についてはもちろんだが、軽さが価値となる例外事例である。
・自動車、航空機、自転車などのパーツ
PCと同様である。軽くなれば、エネルギーを最大に利用できるので軽ければ軽いほど価値が高くなる。
ただ、視覚的観点については歴史的価値と同様である
・2次加工製品の分析
これら(金・ダイヤ・シルクなど)は加工されて以下のようのものになる。
身につける以外のもの(建物、インテリアなど)
身につけるものとしては、装飾系(アクセサリー、指輪)、お洋服がある
▷お洋服が視覚的に高級にみえるとはどういうことか?
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