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あ、どーも。とむ・よしだ(Thom Yoshida)です。

こっそりとオンラインサロンをやっておりまして
そこでは、毎週水曜日に質問し放題の日にしております。

その中でも共通でお役に立てそうな内容を抜粋して
Q&Aとして載せていこうかと思います。
(リアリティ重視の為、やり取りをそのまま載せてます)

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Q:先生がカメラを初めたきっかけを知りたいです

A:カメラを始めたきっかけですね。・職人気質の自覚から手に職を。
・自由度が高いこと
・元々ビジュアルを作ることに興味があった(パーソナルスタイリストなどもやっていた)
・ECに関わることが多くなり撮影をお願いする機会が多かった、そしてなんとなくできそうな気がした
・目の前にあるものの存在証明
(ここは話すと長くなりますが 観察力の違いによって他の人が見えていないもの(霊的な意味ではなく)に気づくなど
 あとは、写真に映るってことは存在しているのだという再認識ツール)です。



Q:カレーの次に好きな食べ物は何でしょうか?

A:カレー、鮑の丸ごと蒸し焼き(お祖父様が漁師だった為)、寿司、ビーフストロガノフ、ハード系のパン、鯵の南蛮漬け、麻婆豆腐、餃子、チーズケーキ、モングランあたりになります。

Q:
初歩的な質問で恐縮ですが、現像時ホワイトバランスを調整する時、どこが正解か迷子になってしまいます。
迷子にならない為に撮影時もしくは現像時に何を基準とすれば良いのでしょうか。

A:分岐点を示すと以下です
 ▷ゴール設定:まず、そもそも何を正解とするのか?
  ・被写体の本来の色味の再現性(商品撮影的)
  ・撮影時の印象の優位性(ポートレート的)
  ・作品としてのコンセプトからの表現に沿っているか(作品制作的) ▷上記の実現するための手段
  ・カラーメーターかグレーカード必須
  ・現場のホワイトバランスとのすり合わせ(記憶)
  ・コンセプトの言語化、視覚化から適切な手段の選択
   (コンセプトが〇〇なのでという現象処理をする)
もっともっと簡単にいうと
撮りたい撮影イメージの「色味本」を準備しておいて
それに沿ってレタッチすればいいと思います。

Q:ライティングや木漏れ日などで、顔に明るく部分と影のコントラストを付けたい場合に、明暗部の面積やコントラストなどで、理論的に美しい比率みたいなものはありますか?狙いたい画ありきが前提とは承知してますが、理論的な参考値があれば知りたいです。

A.現状では理論値?に相当するサンプルを持ち合わせていません。ただ、やり方としては自分の理想写真を何十枚か集めて統計を取り分析すれば理論値がでるかと思います。
ご参考までに

Q.今年(2024年)オススメの、アート系ファッション系の展示会はありますでしょうか?

A:興味があるレベルで羅列します。
見て来てからのおすすめではないです。https://www.tokyoartbeat.com/events/-/Repel-Evil-Spirits-Block-Invisible-Enemies-with-Clothes/5FED275D/2023-12-09
https://www.tokyoartbeat.com/events/-/Master-of-Elegant-Simplicity-George-Hoyningen-Huene/B5743B61/2024-02-07
https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/keith-haring-art-to-the-street-202401
https://www.tokyoartbeat.com/events/-/Gucci-Visions/gucci-ginza-gallery/2023-10-19
https://www.tokyoartbeat.com/events/-/Ambient-Weaving/3C499056/2023-10-27

Q.残像の世界観に行き着いたきっかけは何ですか?

A:直接的な表現に元々魅力を感じていないというのが
前提としてあります。隠喩にこそ奥深さがあり
曖昧さにこそ想像の余白が生まれ
残像はそれらの表現過程の一部でであると感じます。
また、残像にすることにより
静止画と動画の間の境界での表現になることにも魅力を感じます。

Q、先日、白の背景紙に白の衣装で撮影をしました。
背景紙に影が落ちないようにしたかったので、左右からストロボで挟んでライティングし、撮影をしたのですがモデルさんの衣装の白と背景紙の白が同化してしまいました。
背景紙白、衣装白や背景紙黒、衣装黒の時にモデルさんの衣装と背景紙を同化させないために一般的に取られる手法があれば教えてください。

A、まず同化とは何でしょうか?
また同化の反対は何でしょうか?背景と同じの光、質感になると
同化は助長されます。同化の逆は分離です。
背景と明らかに分離させればいいということになります。ライティングの基本は
「背景から決めていく」
特に、背景と被写体まで
被写体からカメラまで
で最低2つにおいて露出を見ます。衣装という観点で見た時
衣装で大切なのは立体感です。
立体感を出すには
45度からの光が基本になります。
左右から光を当てた段階で
この立体感は失われ、背景と同化する流れに行きます。
まずは光をどちらかがだけ当てることからスタートするといいと思います。この辺りはライティングの講座でも毎回説明しておりますのでもしもタイミング合いましたら。ご参考までに。


Q:女性モデルのポートレート撮影を前提で、技術的にもしくは表現方法の勉強になる写真集があればご教示いただければと思います。
海外の出版のものでも構いません。
出来れば現行手に入るものだとありがたいです。

A:自分が参考にしたという観点の回答
自分の場合は、ファッション的
フォトディレクション的な観点だけです。
あまり普通(?)のポートレートには興味がないので。。。https://www.shashasha.co/jp/book/dior-by-sarah-moonhttps://shelf-bookshop.com/?pid=108740302https://imaonline.jp/imapedia/guy-bourdin/https://www.shashasha.co/jp/book/women

写真にタイトルを付けるのが苦手で困っています。
語彙力のなさも原因にありそうですが、何かタイトルを付けるコツみたいなのがあれば教えてください

50代 男性


以下には一般的な話に落とし込んだ吉田的な解釈を載せます。

▷タイトルをつけるコツ

・そもそもタイトルとは?
 タイトルとは題名のことです。
 その1枚の写真に対する看板のようなのものです。
 タイトルは図のように本来はコンセプトから考えるべきです。
 写真として完成した最終形態に対して、どのような印象を与えたいか感じて欲しいかで基本的には考えます。


・まずは単語から文へ

 タイトルでの付け方としては まずは「単語」をお勧めします。
 まずはコンセプトも含めて、自分の世界観のキーワードとなるものを集めましょう。最低10個程度は欲しいところです。
 そのキーワードから類語辞典などを使ってワードを増殖させます。
 並行して、日常生活の中で気になったワード(フレーズなどでも可)をメモ帳などに貯めていきます。
 こちらも同様に類語を後でリサーチして増殖します。
 そこから言葉を組み合わせて、慣れてきたら短文にしてみましょう。
 
 日常的に言語化を意識することも大切です。
 例えばですが、上記のキーワードして「可愛い」があった場合
 ご自身にとっての「可愛い」とはなんなのか?を5回掘り下げてみてください

・NGなこと

 タイトルとセットで作品としての「総合力」で勝負と思ってください。
 そのタイトルによる見る人たちの想像を広げるトリガーとなるのが重要です。
 展示などの場合でも、その写真の前に長い時間滞在させるタイトルが
 上手いタイトルの付け方です。
 
 なので、見たままをタイトルにすることは現代アートにおいてはNGです。
 過去の圧倒的に作品やマーケティング的知見がない時代の話は参考になりません。
 海が写っていて「海」や桜が写っていて「桜」などの例です。
 (見ればわかることはタイトルにしないは鉄則) ストーリーが欲しければコンセプトに沿った抽象的なワード選定が鍵です。
 抽象的とは人によって解釈の幅が広い言葉群です。
 そこに心情が乗りやすいワード選定だと見る人の心が動かされます。
 人間は感情の生き物です。
 何かを観た時、人は自分の過去の経験などと比較して物事を解釈します
 その観る人の感情を引き出すトリガー的な言葉が使えるといいです。
 (ここはマーケティング的思考か否かでも諸説あり) 
例えばですが、夕日 よりも 黄昏 となった方が抽象度が高く心情が載せやすいかと思います。 

・まとめ

 まずは、単語から文章へ
 コンセプトに沿ったワードや文の選定
 見たままは言わないで抽象的に
 ストーリーが浮かぶような心情を描くを意識



随時追加予定です!

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