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-あと少し、頑張ろう、という話-

とりあえず、書きたいことが、ニ、三ある。

しかし、ノープランで筆を執り始めた。

一昨年になる、hydeさんのソロコンサート「黒ミサ」を観に行った。

初めて、ギターやベースを手にした頃に、あくせくとコピーして頑張って弾いていた曲の生演奏を聴くことができた。

そして、そのDVDを、先日、購入した。

何度観ても、あぁ、あの空間を思い出したら、また生きていける、と思ってしまう。

そのくらい、hydeさんは、hydeさんの歌は、わたしの人生において、大きな位置を占めている。

hydeさんが、DVDの中で、何度か、「ほんとに悔しかったです」と語るシーンがある。

ひとつは、まだ十代の頃のいじめられたりした悔しさを語るシーン。

もうひとつは、売れてからの世間の勝手な物言いへの悔しさを語るシーン。

そして、すべての演奏を終えたあとのカーテンコールでは、「僕なんか…、とか、ほんとは言いたいけど、(ここにいる)みんながかわいそうだから、あまり言わないですけど…」と語るシーンがある。

この2019年の「黒ミサ」は、誕生日当日を、地元である和歌山公演に据えたhydeさんの五十才を記念したイベント。

とても、温かくてやさしい人柄なのは、この映像を観ていると、よくわかる。

また、頑張ろう、と素直にそう思える。

もうひとつ、昨日は、丸一日、音源の制作と、PCの作業環境の整備をしていた。

そこで、ギター系の音色に使用するアンプシュミレーターをいくつか導入した。

アンチシュミレーター、というのは、いわゆる真空管アンプや名の知れた有名メーカーのアンプの音色をシュミレートして再現するための安価な機材。

その、PC上で使える機材用のソフトウェア。

最近では、フリーでダウンロードできるものでも、かなり良質なものがある。

こちらは、真空管の映像が美しい。

そして、次には、いくつかのコンパクトエフェクターを並べたようなもの。

ギターキッズには、嬉しいルックス。

そして、次は、Orangeという有名ブランドのシュミレーター。

何はともかく、わたしは永遠のギターキッズなので、こういうルックスのソフトウェアには、とびきりの嬉しさを感じる。

そのアンプシュミレーターを使用して、次なる音源をせこせこと制作している。

なかなかに、味わいのある音源を制作しているところなので、またこれからの更なる躍進に期待したいところ。

あと、もうひと語りしたい。

本日、初詣に出向いてきた。

ひと作品、執筆を仕上げて、投函したあと、祈願詣りも兼ねていた。

もういい年齢のおっさんが、なかなか結果も出ない芸術にせこせこしているのは、あまり格好いいものではないかもしれない。

しかしながらも、もうあと、ひと越え。

あと、ひと踏ん張り。

そう言い聞かせながら、頑張っている。

人様に、その結果が目に見えるのが、七割のラインだとしたら、最近のわたしは、三、四割、もしくは、二割くらいのラインから、必死で食らいついて、やっとなんとか、六割くらいまで上り詰めてきた感覚でいる。

まぁ、わたしの肌感覚なので、錯覚かもしれないし、まだ四割くらいかもしれない。

でも、その六割くらいまで上り詰める努力は、まったく人目にはわからない。

だからこそ、ここで、きちんと襟を正して、気合いを入れて、七割のラインへ踏み込んでいきたいところ。

頑張ってます。頑張ります。

わたしの声は、届かないところへ。

やっと、届かないところへ、もう一歩で、届けられる人もいるかもしれない。

お互い、頑張りましょう。

それでは、また佳き冬の日に。

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