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『もの忘れ顛末記 #4』気づいていないけど、みんな毎日変わっていく

一年のうちに何回会うかはわからないけれど    たまに会うから気づくのか  毎日接しているからわかるのか    実は毎日ゆっくりちゃんと変わっています 気づかない程度に。


【4話  新聞が読めない  】

 以前から   週末と 春 夏 冬の長期休みの間、あずかっていた孫殿も小学校高学年になると やって来る回数は減ってくる。

春 夏 秋は一日 畑で過ごしている。野菜を作って収穫しては  孫宅 親戚 近所
に配りまわっている。

雨の日や冬の間は、テレビ 新聞にかじりつき  ほかに読書 あとはPCの画面をみつめてなにやら情報を取っているようす。


    とある冬の朝、いつものルーティーンで新聞を読んでいる。
2時間後、新聞を読んでいる。 昼食後、新聞を読んでいる。

次の日
朝から新聞を読んでいる。
昼食後、新聞を読んでいる。
2か月後
朝、  新聞を読んでいる。
昼食後、新聞を読んでいる。
夕食後、新聞を読んでいる。

夕食後は大好きなテレビの時間。ドラマ  ニュースをみている時間なはず 別にそこまで気にしなくてもよいのだけれど。

もちろん、毎日ルーティーンを守る必要などなく  思いのままにすごせばよいこと。それでもルーティーンが終わる時 変わる時は それは何かの ”兆し” であり ”サイン” であることをこの数年でまなぶ。


前回  大好きだったテレビをやめたいきさつを書いてみた。
  ”画面に映る人の顔がだれだかわからなくなった” と
この真実にたどり着くのに数年かかるわけですが。

新聞のページが朝から夜まで そのままめくられることなく同じページのまま今回も理由を聞いてみた。
  
        ”漢字がわからなくなった”  と

これで  ・テレビを見ること ・新聞を読むこと を奪われる。

畑も行ってます、食欲旺盛です、孫と走り回ってます。

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