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『もの忘れ顛末記 #6』何がなんでも 同窓会は行きますから

こだわり? 習性? ルーティーン? それとも・・・人は生きているうちにいくつもの何かを抱えるみたい


【6話  同窓会は必ず】

 おかげさまで おじい70代がんばってます。
もちろん70数年生きてきました。なんども体にメスを入れ野菜づくりに
DIYにお買い物 車と自転車使い分けあちらこちら走ります。

もっぱら外出はほとんど車。高速道路はほぼ引退したけれど相方のせて
病院からお買い物まで何とかまだいけるかな・・・

 このおじい1年に一度 同窓会の招待状がやってくる。
高校時代のものらしい。これには地元まで電車をいくつも乗り継いで
行く。

同窓会といっても70代半ば  失礼だがそんなに大規模ではないはずだ
クラス会じゃないかな・・・すみません

この時ばかりは車を降りて徒歩でてくてく向かいます。
夏休みの孫のお守りで発覚した ”足し算” ”引き算” ができなくなっちゃった
こと。 でも切符は自動計算だから大丈夫(キャッシュレス化はまだしません)

近頃 体調がすぐれなくなることもありますが同窓会になると復活して
ニターっと笑う。

まあ毎年この年齢まで続けるのだから 命の確認と日々の励みと顔見世興行と。 それでも毎年幾人かずつ減っていくらしい・・・リアルだ。

 相方さんも同い年 この方も本当におかげさまで達者です。こちらも1年に一度 同窓会があります。こちらは中学時代・・・なんと

電車を乗り継ぎ地元まで 
70代の心の中はわかるべくもないが  今年もやってくる。1年に一度の電車の日  また1年生きながらえたなぁと

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