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『もの忘れ顛末記 #16』車をやめたから

離れて住むみなさんへ


【16話  一気に老けました 】


 我が家のおじい70代 いよいよ車やめました。ここまでいろいろ本当にいろいろあったんです。それはここまで15話分で・・だから省略。
すみません

最後の車は 定年後にはじめた畑仕事にと乗り換えた軽トラ。畑仕事に
10数年よく走ってくれました。

 はじまりました 70数年生きてきて免許を手にして初めての車のない日常
そうなんです 卒業したのは車だけじゃないんです。車がないので畑も孫も終わりました。孫は大きくなっただけです・・・・。

車の維持費 安く見積もっても年間15万円がういてきます。
実際はもっとかかります。

月1回に通院をタクシーにしても
 往復3000円 × 12か月 = 36000円
月2回でも
 往復3000円 × 2回 × 12か月=72000円

片道バスで行くのでさらにお安くお釣りがきます。

新しい生活リズムを作りにかかります。もうハードスケジュールはいりません いやできません。もともと気力体力なくなって車を降りたのだから

 朝 昼 夕にウォーキングはじめます 自転車で相方さんとお買い物これぐらいの気力体力残ってます。

もう一度念のため 卒業したことは
テレビ 新聞 読書 PC 携帯電話 子供 孫 そして車
おわかりですか そう情報を受け取れないんです 情報を遮断したんです。

朝起きてご飯を食べてウォーキング  人と出会えばあいさつをして世間話に盛り上がり 買い物はもっぱら自転車で 勝手に足腰強化できます。

目の前の見えているもので暮らしています。


< ひとくちメモ >

この話の舞台は
都会から電車で60分 有名都市から電車で30分 都会でもなく田舎でもなく 最寄りの駅  役所  食料品店  スーパーがそれぞれ自転車で10分くらい 病院は車で15分に複数。

40戸前後の住宅街 すべて60代~80代。子供たちは30代~50代
同居は2軒のみ 他は家を出ています。

昼間はシーンとしています もちろん留守ではありません 全員家の中にいらっしゃる。知らない人は廃れたところと勘違いするかもしれません。
100人近い人が実はいるんです。

こんなところのお話です。

                     17話へ

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