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底辺高&早稲田ノンゼミ・GPA普通&正社員歴6か月がイギリスMBA3校に合格した話⑤【Interviewまでの日々・Interview・合格発表編】

1:前回までのあらすじ 

前回の記事はこちら。限界当時25歳修士新卒社会人が紆余曲折を経て出願までたどり着きます。

2:Interviewまでの日々

10/5に出願を終えたあと、interviewの練習を始めました。いわゆるテンプレ質問と呼ばれる質問(志望動機やwhy MBA?困難を乗り越えた経験、自己PRなど)から、ケーススタディに近いような質問まで、社内外の色々な人と練習をしました。ちなみに、ケーススタディーに近いような質問対策はすでに社会人やっている人向けのケーススタディー本や学生時代に読んだマーケティング系の本を使いました。そして、ここは河合塾全統記述模試で数学IAの偏差値60なりに、自分でチャート式的なノートを作り、ある程度パターン化して覚えるということを繰り返していました。それを踏まえて、練習に臨みました。(今から思うとちょっと効率悪い?)

社外ではTwitterのMBA界隈で知り合った受験生の方とpeer reviewをしたり、Twitterで知り合ったMBAホルダーの方と面接練習を重ねました。
同時に、社外ではMBAに詳しい人やMBAではない人とも面接練習をしました。いろいろな経験者の方と触れ合う中で、特にwhy MBA?の部分については誰もが納得できる理由が、専門用語を使うような質問に対してはその分野を専攻したことがない人にもわかりやすく伝えることが大切なんじゃないかと思いました。
同居の家族だと喧嘩になると思ったので、それ以外の方法はありとあらゆる方面で使いました。特に、彼氏との千葉の齧歯類テーマパークの待ち時間はかなりフル活用できました。きっと周りから見たら、なんだこのカップルの女はってなると思いますが、そんなことは気にせず。むしろ文学・外国語系専攻と分野がものすごく離れた彼だからこそ、彼でも行きたくなるような、おお、と思えるようなwhy MBA?や園内のアトラクションやホスピタリティを応用して、ケーススタディの自分なりの解答などを組み立てるのにはうってつけの練習相手でした。
他にも、保育士をやってるいとこ(21歳、ビジネス興味なし)や院のゼミの同期(29歳、学部は文学出身、ビジネス興味なし)などをフルに活用しました。いとこに説明してお〜MBAってすごい楽しそう!って言わせることができた暁には心の中でガッツポーズしました。

3:Interview→合格発表

10/5に出願してからなかなか音沙汰がない…と1か月ほどヤキモキしておりました。ここからは時系列的に書いていきます。(日付はすべて日本時間)
11/2夕方:Lincolnがようやく2023年9月入学の出願受付開始
11/15未明Leeds Beckettから明日以降にInterviewしたいと連絡来ました。
11/17未明:Leeds Beckett MBAのInterview
面接官は留学生担当のスタッフとMBAの教授(会計系に強い)が1人。
面接の流れ:・自己紹介
・教授からの質問事項は下記の通り
・「なぜMBAか?」
・「これまでに経験した困難なことは?」
・「個人事業主について詳しく教えてほしい」
・「修論について詳しく教えてほしい」
・留学生担当からの質問事項は下記の通り
・「趣味は何か?」
・「日本人が少ないかいないかだが、問題ないか?」
・「奨学金はGetしているか?」
・「もし、入学したら日本人向け広報大使、ランゲージエクスチェンジに対応できるか?」
・「ほかに質問はあるか?」
全体として雰囲気は和やか。いわゆる圧迫面接などはなし。
11/18未明:Leeds beckettからunconditional offer(無条件合格)
12/16夕方:Lincolnから「志望動機を書き直すこと」を条件としたConditional offer(条件付き合格)
(このパターンの条件付き合格はいくらググっても出てこない。レアケースなのか。もはやここまで来ると、なんでRejectしないのかが気になりますね)
12/21未明:Liverpoor Johnmooresから連絡
志望動機書き直せとのこと
2023/1/7未明:Bangor大学、出願者多数により審査が遅延していたので、今から2023年9月入学者の審査を開始する旨連絡来ました。
1/10正午Bangorより明日以降Interviewしたいと連絡来ました。ああ合格率55%~85%のレンジの穴場感はどこへやら…。
午後:Warwickへ出願
1/11未明
:マーケティング系の教授と留学生担当のスタッフの方と面接。
・質問事項は基本はLeeds Beckett と同様。雰囲気は和やかで圧迫なし。
2つだけLeeds Beckett とは毛色が違う質問が来ました。その質問は下記の通り。
「印象に残っている宣伝は何か?」
・「
すでにビジネス系に近い修論を書いてMAを持っているのに、なぜDBAやPhDではなくMBAなのか?」
1/14夕方
:彼氏と某バリ島をコンセプトにしたラブホでBangorより
Unconditional offer with £4,000 scholarship(奨学金4000£付き無条件合格)を受け取る。
出願者が多すぎて合格するかどうかすら怪しい雲行きになっていたのに…そのうえ、Bangorは留学生なら無条件に奨学金を出すスクールじゃないだけにこんな金額の奨学金が来るとは夢にも思わなかったです。これには彼氏もびっくり。だよね、そりゃそうなるよね。
1/16夕方:Aberystwythより明日以降Interviewしたいと連絡来ました。
1/18未明:AberystwythとInterview。マネジメントの教授と面接。
・質問内容は基本Leeds Beckett と同じ。
1/23夜:AberystwythからUnconditional offer with equivalent to £4,000 scholarship(奨学金4000£相当付き無条件合格)を受け取る。
1/27夜:WarwickからReject
通知。

4:まとめにかえて:受験校からのFB

今回はまとめにかえて、受験校の中からFBをいただけたところのFBをご紹介します。

①Leeds Beckett University

(教授より)「困難な経験、修論、個人事業主すべてが面白かった。とりわけ、困難な経験についてはゆりかごから今に至るまですべてとしながらも、すべての過程で何かを学んでいる。幼いうちから1つのこと(大学受験)に9年半の歳月、タスクを細分化しながら真摯に取り組んで目標を達成、肉親の不幸や相続問題など、先進国の同年齢の人々が経験しないような困難を経験してもなお、その課題の対処と自らの目標の達成を同時進行できる力は経営にも生きるはず。」

(留学生担当より)「マイノリティーとなった経験を幼稚園や中高、交換留学でできているので、カルチャーショックに強そう。語学も英語の他にドイツ語がCEFR B2(ドイツ語検定準1は大体そんな感じのレベル)あるのはいい発信力もなかなかいい感じなので学生大使をぜひ日本人向けにやってほしい。というのも、我々は日本では知名度が低いので、この点はぜひやってほしい。」

 ②Bangor university

(教授より)「修論は簡単に聞いただけだが、新規性としてはPhDと遜色がなく、修論としてはdistinction(最優秀)ではないか。また、Fラン高から名門大への進学など、人生経験を活かした個人事業主も非常に興味深い。
印象に残った宣伝についての解答でACジャパンの黒い絵を今のご時世に絡めて説明していたのもなかなかセンスが良かった。MBAのDiversityに寄与するような経験をこの年齢でできている日本人はなかなかいないし、すべての経験で何か学びに変えて人に発信する能力も感じる。このままDBAでもいいくらいだから、MBA生として大いに期待する。その証として日本人としては最高額になるだろう奨学金をつけた。今後、DBAや PhDにもぜひ進学して欲しい発信するときの表現も見てて面白いので、Bangorの顔として積極的に広報活動を学生大使としてやってくれるととてもうれしい。

(留学生担当より)「パワフルでありながら、フレンドリーなアイドル的なキャラクターを感じる日本人はshyであるというのをいい意味で壊してくれたinterviewだった。英語の他、言語学とか文学を専攻したことがなく、ドイツ語圏の滞在歴もほとんどない、親も日本人同士なのにドイツ語がCEFR B2レベル(ドイツ語検定準1)はなかなかいい。ランゲージエクスチェンジで活躍してほしい。」

③Aberystwyth University

(教授より)「修論や個人事業主の話を聞くに、まあまあマネジメントについて勉強したという印象。個人事業主は衰退する日本の教育業界の中の穴を見つけた発想が素晴らしい。また、教育困難に近いような学生も顧客として受け入れて、大学での成績アップに貢献した話から人材系のマネジメントの素質も感じる実は奨学金の最高額のオファーは締め切っていたが、Deanに相談したところとても優秀なので特別に認める。ぜひ、その起業家精神や人材マネジメントの力をわが校で生かしてほしい」

④Warwick University

(担当官より)「若い割には健闘はしているし、人生経験も豊富なのは認める。しかし、年齢的に仕方ないかもしれないが、組織で働いた経験がほかの受験生に対して短すぎる。あと、紆余曲折を経たのに3年ぐらいで大学の単位全部取り切った話は面白かったが、GPAが少し低いかも。それをカバーするためにも、あと4年ぐらいFull timeに相当する組織での経験を積んできてからまた受けてほしい。もし人員に余裕があればほしい人材ではあるし、十分ポテンシャルは感じるので頑張ってほしい。」

次回に続きます。それでは
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