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人前で緊張したときの緩和の仕方(自己流)

「地域でゆっくりITサポーターを増やそう」のいつもの話はいったん、横に置いて、人前で話しているときにしていることを少し書き連ねます。

人前で話すときに緊張しますか?

ここ数年、人前で喋ることが多くなりました。
もともとは緊張しいの上がり屋で、しゃべりも早口になって、だんだん説得力を置き去りにしながら勢いだけが増していく、といった話しぶりになっていた・・・、と思います。たぶん。

いまでは人前で話すのは平気かというと、そうでもなく、
しっかり緊張します。
純粋に大人数の前や新しい話をするときには緊張もしますし、何よりも想定外の事態が発生したときにはあたふたしてしまい、気持ちばかり焦ってしまいます。

ただ、場数は当然踏みつつあるので「慣れ」みたいなものは出てきました。というわけで、緊張したときの緩和には「場数」が必要です。

と答えるわけもなく、そもそも場数があればその場その瞬間の緊張が緩和できるかというと必ずしもそうでもないです。

緊張を緩和するために「思考」よりも「身体」に注目する

緊張はなぜするかというと、
難しい話は分かりませんがハッキリしているのは、
 普段のリラックスしているときと違う状況になっているから
ではないでしょうか。
当たり前と言えば当たり前です。

なので、こう思いました。緊張しているときに、
 どうやったら普段のリラックスしている状態にもどせるのか。

ただでさえ焦ってしまい「何かの思考に囚われている」状況です。
思考の力で頭の中を落ち着かせよう冷静になろうとしても、これは無理だなと。
思考の囚われをやめろやめろと意識すればするほど、ますます囚われてしまいます。
厄介ですね。

というわけで、普段のリラックスしている状態のうち「思考」によって緊張を緩和しようとする試みは一旦放棄することにしました。

リラックスしている状態を確かめる上で、「思考」以外に何か分かりやすいものはないだろうか、と考えました。
そこで見つけたものが「身体」の状態でした。私の場合は特に「肩」でした。

緊張した状態で一通り話した後、肩回りがこるというか疲れていることが度々ありました。そう、肩に力が入っていたのです。
私は普段もよく喋る方ですが、普段はひとしきり喋った後に肩回りが疲れるなんてことはありません。

ということは、緊張しているときには、普段の肩回りが疲れることなく喋っている状況に「意図的に」戻せばいいのではないかと考えました。

そこで、それを実現するために必要になる情報に気が付きました。
普段、緊張していないリラックスしているときの自分の肩はどんな状態か、という情報です。というわけで、
緊張していないリラックスしているときの肩状態・肩に力の入っていない状態を意識的に覚えます
私の場合は、肩がストンと落ちたような状態でした。
はい。これで準備OKです。

いざ緊張したとき

さあ、いざ緊張したときにどうしたらいいか。

意識的に、リラックスしているときの肩の状態に戻すだけです。

肩に力が入っているなら肩の力を抜いて、普段の肩の位置・力の入れ方(抜き方)に戻すだけです。

リラックスしている身体の状態に戻そうと意識するだけで
 ・いま自分が緊張している状態を客観視でき、
 ・視野が狭くなっていることを意識化して、
 ・軽く深呼吸して呼吸を整え、
 ・気持ちを仕切り直す
ことができます。

ぶっちゃけ、緊張している原因が何によるものか分かりませんが、
余計なものに目や意識を向けずに、自分の身体の状況にのみ集中することによって、一時的に緊張を忘れることができるのです。
知らんけど。

というのが、自己流の緊張したときの緩和の仕方です。

これ、結果的に、自分を客観視することができ、冷静になることができるので、この状態になれば一時的に放棄した「思考」も機能しやすくなります。

私の場合は、緊張したときに肩に力が入り、肩が上がってくるという特徴を発見できましたが、緊張したときにあらわれる身体的特徴・口癖等はひとそれぞれ。

もし自分で自分の身体的特徴がわからないのであれば、他の人に自分について教えてもらうのもよし、自分が人前で話すときの様子をビデオに撮って後で確認するもよし。

普段を知り、普段と比較し、普段に戻す。
いつもよりちょっとだけ自分に関心を持つところから始めてみましょう。

自分の振る舞いを確認できる場を毎月開催中

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私が共著で執筆いたしました
「コミュニケーションを整える ロジカル思考」(あしざき書房)
を共著させていただいた水江泰資さんと一緒に、
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それくらい、普段の自分の振る舞いをご存じない方が多いのです。

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