サムネ

歌島DIY日記(アナキド編)#67「限りなく透明に近い硝子。」

みなさん、ご機嫌いかがですか?
気づけばもう12月ということで、尾道に戻ってきて1年が経ちました。早えー!
と、そんな驚きも隠せない思想家みくです。

昨日、西濃運輸尾道営業所まで発注していたガラスを引き取りに行きましたので、今日は久しぶりに咲ちゃんと共同でガラスを嵌めていきたいと思います。
ついにこの時が来た!

まずは、前入居者がなぜか青いスプレーで塗り潰していたキッチン側の窓ガラスから。
ここは道に面していることもあり、見通しがよくなるように、咲ちゃんたっての希望で透明ガラスにすることにしました。

ほーら、こんな感じで磨りガラスが下半分塗り潰されていました。
ぬうう、なんか怨念を感じるぜ。

まったく同じ厚みと寸法で発注したガラス、なんだか持つだけで緊張する〜。

こうやって、スライドさせて嵌めて、と。
これを合計6枚分しまーす。
そして、嵌めた後は固定する縦木を入れる。

そんなこんなで、じゃじゃーん!
うわー、透明過ぎて、もうガラス入れたのかなんだかわかんなーい!

中で咲ちゃんに立ってもらいました。
外からもクリアすぎるくらい見通せる室内。
ガラス替えただけで、なんか知らんけど一気に店感出たぞい!
反射しすぎて、映り込むわたし、うひー!

それでは、続きまして、ルーム婆と爺の裏の畑に面した嵌め殺しの窓のガラスを嵌めていきまっしょう。
ここは半分ぐらい窓枠自体が大破していたところなので、空間が遮断されるだけでもこころなしか感慨深いです。
もう、野良猫の出入りに怯えなくていいんだぞ!

5mm厚で長さ1200mm以上もある1枚もののガラスなので、重さだけでも相当あります。
今日までに、幾度となく夢の中で手を滑らせて割ってきたことか。(悪夢)
これはさすがに単独施工はチャレンジャー過ぎるので、咲ちゃんの協力が必要です。

厳重に梱包された段ボールを開封すると、姿を現した神々しいほどのでかガラス。
いやぁ、こんなでかいガラスを買う日が来るなんて、わたしも咲ちゃんも大人になりましたなぁ。
ちなみに、このガラス2枚とキッチンの2mm厚のガラス6枚で送料入れて3万円しませんでした。
ビバ、ネット社会!
意外と地元のガラス屋さんが高くって、でかガラスだけでも見積取ったら1枚2万円ぐらいしました。
わたしたち貧困起業家連合なので、地域経済にオカネを落とすとか言うとられんのです!笑

さて、二人で慎重に持ち上げてから、事前に作っておいた枠に嵌めてみたのですが……「あら、ここがぴったりすぎて、入らないよ……」と咲ちゃんに言われ、やっぱり「あちゃー、あちゃー、アーチャリー」となってしまったわたし。
こんな大仕事、すんなりいく訳がなかとです……。
っつー訳で、口惜しいところもありましたが、今更寸法変えて発注し直す時間も予算もないので、こういう時こそパワープレイ高校内装施工科卒業生の意地の見せ所です!
そうです、そこら辺に転がっている彫刻刀で削るべし、削るべし!(カンナとかじゃないからね)

ぎちぎちの寸法で発注した自分を呪い殺すように削り作業に没頭するみく。
せっかく塗った窓枠ですが、こうなったらどうとでもならんかえ!

問題の箇所をごりごりと削った結果、2度目に嵌めてみたときには、夢のように「すぽっ」と嵌りました。
わーい♬

嵌めたガラスの四方を桟で止めてしまえば、ほら、この通り!
うおー、夢にまで見た嵌め殺しの窓!
こっちも透明すぎて、まるでビフォアーアフター感がねぇ!笑
裏の無花果(いちじく)の木までシャレオツに見えるぜ!

こちらはルーム婆のほうですね。こちらは寸法を余裕を持って発注していたので、すんなりと嵌りました。
透明すぎて、野良猫ちゃんたちが入れると思ってアタックしてこないか、逆に不安です。

さーて、難関だと思われていた窓と玄関の補修がひとまず終わりましたので、今度は床張りのことを考えていかなければなりません。
相談の結果、4畳半(ルーム爺)を咲ちゃん憧れのヘリンボーンに、6畳(ルーム婆)を定尺張りにすることにしました。

畳を上げると根太に足場板(って言うの?)が敷いてある、DIYではお馴染みの光景。
根太がぐわぐわしている部分もなかったので、今回は何枚か足場板(って言うの?)を取り替える程度で済みそうです。
(ちなみに、写真中央上あたりのベニヤが敷いてあるところが要注意ゾーンです)

床を張ってから養生を外すと漆喰のかすがパラパラこぼれるので、床を張る前に養生を外すことにしました。
これまた、地味な作業ですが、意外と時間がかかります。
養生が下手なのかも知んない。
(咲ちゃんがアンニュイに写真を撮っているのが、ガラスに映っています。笑)

はい、という訳で、次回からは床張り作業に入っていきたいと思います。
しかし!
そろそろ軍資金のほうがヤバくなってきました。
この調子でいくと、次回は床張りではなくて、尾道大橋から飛び降りの情報をお届けしなくてはならなくなるので、そろそろ来年に向けてのクラウドファンディングの準備も着々と進めていきたいと思います。
さあ、年末は床張りになるか、飛び降りになるか、乞うご期待!

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