みく

放浪者 《無拠点、余生2.0、Anarchist In Residence》 「生活保…

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放浪者 《無拠点、余生2.0、Anarchist In Residence》 「生活保護の民主化」を提唱、ペーパーカントリー『紙の帝国』発起人。

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  • イトナミTV

    尾道の人と風景といまをお送りするワンカットトークプログラム。 歌島で「藝術と生活 itonami」を主宰する思想家・みく&美術家・咲が、毎回、尾道に居住・滞在・関係しているクリエイティブで個性的なゲストをお迎えし、いまわたしたちが訊きたいことやホットなトピックを中心にお話を伺います。 尾道のゆっくりとくつろいだ雰囲気と、和気藹藹とした会話をお楽しみください。

  • 無思考なニーチェ

    2年ほど前から、うちの隣に突如住み始めた謎の生物・モリモト。 その巨体はヒトのようであり、ゴリラのようであり、はたまた梅辰のようでもある。 論理もなければ、思想もない。働かないのに太っていて、するのはゲームだけ。 論理を主戦場に現代社会と格闘する思想家みくの前に現れた、世にも奇妙な生物・モリモトとの交流を描くヒューマンファンタジー。(コメディ)

  • 歌島DIY日記

    2018年冬、尾道の歌島に拠点を移した「藝術と生活 itonami」のみくと咲が月5,000円の空き家を改修してアートプロジェクトを行うまでの笑いと涙(予定)の軌跡である。

  • 【全文公開!】『ハピーテロリズムで無血革命を』

    2016年10月5日既刊、思想家みくによる書き下ろし作品第2弾。 ****************************** 前著『みく箴言集』から早9ヶ月。 革命の火ぶたは切って落とされた—。 人類未曾有の危機的状況を憂い、たった独りで立ち向かい続ける奇の才人みく。 今期最重要人物である新進気鋭の思想家による、いかに「世界平和」を実現するか、一般市民に投げかけられた叛逆の聖典(バイブル)。 手をこまねいて死ぬのを待つか、それとも立ち上がって生き延びるのか。本書を読めば、だれもが心を震え立たせるであろう。(袖の文章より)

  • 藝術の彼岸

    藝術分野にも独自の見解を持つ思想家みくが、日々「藝術」や「アート」の領域で感じたこと・思ったこと等、雑感を綴っていく藝術論ノート。ニーチェ『善悪の彼岸』になぞらえて、「藝術」を入り口に「藝術を超えた」領域まで。

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思想家みくのアナキズム概論 #01「“ゆるふわ”改め“ポップコア”」

7/4放送『ABEMA Prime』で放送された「アナキズム」の回に、思想家みくがアナーキストとして出演しました。 「アナキズム」の前提や定義の解釈にズレがあり、「アナキズム」の本質的なおもしろさをお伝えできなかったのが残念です。 そこで、この動画では「“ゆるふわ”アナキズム」とも称されたわたしの信奉する「アナキズム」を“ポップコア”という用語を用いて説明しようと思います。 『ABEMA』では理解できなかった視聴者の方々に、少しでも「アナキズム」の本質を理解していただければ幸いです。

    • 無思考なニーチェ#08「傷だらけのゴリーラ」

      モリモトには生傷が絶えない。 前腕や脛にかけて、いつも無数に切り傷のようなものが刻まれている。 その姿は、まるで有刺鉄線に囲まれたリング上で連日試合をしているプロレスラーのようだ。 いまにも、拳を振り上げて「ファイヤー!」と叫び出しそうな勢いだ。 これらの傷は、わたしたちモリモト学会の間では長きにわたって謎とされてきた。 仕事もせず、人生にアドベンチャーという要素のないモリモトが、なぜいつも傷だらけなのかについて、有識者の間にも定説がないというモリモト研究において冬の時代が続

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        イトナミゼミ #02(後編)トピック「はじまりへの旅」

        みく咲がいま気になるトピックや話したいキーワードについてトークする編集なし・サブタイトルなしの対話プログラム。 今回は、2人が揃って大絶賛する映画「はじまりへの旅」のレビューをお送りする後編です。

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          イトナミゼミ #02(前編)トピック「はじまりへの旅」

          みく咲がいま気になるトピックや話したいキーワードについてトークする編集なし・サブタイトルなしの対話プログラム。 今回は、2人が揃って大絶賛する映画「はじまりへの旅」のレビューをお送りする前編です。

        思想家みくのアナキズム概論 #01「“ゆるふわ”改め“ポップコア”」

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        • 無思考なニーチェ#08「傷だらけのゴリーラ」

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          イトナミゼミ #01「論理」

          みく咲がいま気になるトピックや話したいキーワードについてトークする編集なし・サブタイトルなしの対話プログラム。 リクエスト・質問は気軽にコメントください!

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          無思考なニーチェ#07「もやしもん」

          ※この話はフィクションです。実在の「森本」とは、なんの関係もありません。 わたしたちの想像を絶するのは、モリモトはただただ時間を潰すためだけに生きているという事実だ。 これは誇張でもなんでもなく、モリモトは生きる意味を見出さないでいる。 1日10時間ゲームをするのも、人生で有り余った膨大な時間をいかにコスパよく消費していくかを考えたときの、モリモトなりの最適解だ。 だから、モリモトは毎日ゲームしかすることがないという煉獄に閉じ込められていても、楽しそうにいつまでもゲームをし

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          無思考なニーチェ#06「シング・イット・シット・フェイス」

          ※この話はフィクションです。実在の「森本」とは、なんの関係もありません。 モリモトはうちの真裏に住んでいる。 だから、お互いに生活音は家の中にいてもよく聞こえる。 夜の11時から深夜2時ぐらいを回っても、よく哄笑というレベルのモリモトの笑い声が聞こえてくる。 RPGで例えると、ラスボスが主人公以外を全滅させたときの笑いかただ。 独りでなにをそんなに笑うことがあるんだろうと思うと、風呂に入っている時でも釣られてこっちも笑ってしまう。 家で寄席でもしてんのかっていうほど、とにか

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          無思考なニーチェ#05「世界に一つだけのT」

          ※この話はフィクションです。実在の「森本」とは、なんの関係もありません。 モリモトはファッションにとんと興味がない。 通年、上はぺらぺら極薄のTシャツに、夏は半ズボン、冬は長ズボン(決して「パンツ」とは言わない)、足下は壊れかけのサンダルといういわばワンコーデで押し通す。 ダメージ加工とかではなく、ナチュラルダメージでTシャツやズボンが破けていることもままある。 モリモトにとって、服を選ぶ基準は安いかどうかだけだ。 衣服は文明人たちに溶け込むための擬態でしかない。 夏にな

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          無思考なニーチェ#04「ぼくは明日、今日のきみをチートする」

          ※この話はフィクションです。実在の「森本」とは、なんの関係もありません。 モリモトには論理がない。 言語を使って思考することがないから、論理がないのは当然だ。 論理がないから、その帰結として思想がない。 思想がないから、話していてもつまらない。 モリモトになにか訊いても、応えは以下の三通りに集約される。 「わからないですねぇ」系の不可知論的返答。 「そんなん、僕に訊かんといてくださいよ」系の超越主義的態度。 「どっちでもいいです」系のニヒリズム的対応。 早い話が、モリモ

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          無思考なニーチェ#03「生きないための家」

          ※この話はフィクションです。実在の「森本」とは、なんの関係もありません。 モリモトは、めちゃくちゃ変な家に住んでいる。 ボロボロな外観の上に、道に面したトタンの外壁には意味もなくちぎれたトタンの破片が無数に釘で打ちつけられている。 剥き出しのブロック壁には、心にもない「仕事命」という空虚なフレーズがスプレーで落書きされている。 玄関の上にはでかでかと「生活と崩壊」の文字、その近くには緑色の文字で「未完」と書かれた茶色い看板も見える。 道に面した植え込みにマネキンの首を置いて

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          無思考なニーチェ#02「我思わない、故に我なし」

          ※この話はフィクションです。実在の「森本」とはなんの関係もありません。 モリモトには自我がない。 やりたくないことはしないので、自我がないと言うと少し語弊があるが、どっちにしろ主義主張がない。 自分の信念や人生のテーマ、生きる上で大事にしているモットーなんてものもあるはずがない。 自分が何者かわかっていないし、「あなたはどういった人ですか?」と訊かれても、「そんなん、僕に訊かれても……」とはにかみ笑いをするのが常だ。 それぐらい、モリモトは自己に対する認識がない。 モリモ

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          無思考なニーチェ#01「うちのゴリラを紹介します」

          ※この話はフィクションです。実在の「森本」とはなんの関係もありません。 もう2年ほど前になるだろうか、うちの隣にモリモトという男が移り住んできた。 100キロを超える体躯に、3.5オンスぐらいしかないであろう安物極薄のTシャツ、足下はKEENの偽物みたいなサンダル履きという出で立ちがモリモトの基本形だ。 冬はこれに上着としてジャケットが1枚だけ加わる。 サイドを刈りあげた独特のヘアスタイル「将軍ヘア」は白髪まじりで、右目の下には特徴的なほくろがある。 一目見たときから、は

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          歌島DIY日記(アナキド編完結)#74「なんということでしょう。」

          去年9月からお届けしてきました、歌島DIY日記(アナキド編)ですが、今回で一先ず完結です。 この2ヶ月、言い訳の余地がないほど更新をサボりまくっておりましたが、そのお陰で(?)劇的ビフォーアフターがお送りできることを個人的に喜ばしく思います。 こんなテキトーなブログを毎回密かに楽しみにしていて下さったみなさまには、ここで己の怠惰をお詫びします。すいませんでした。でも、よくやったほうです。(反省の色なし) それでは、この8ヶ月(もかかったの?)という長きに渡り、だらだらしてき

          歌島DIY日記(アナキド編完結)#74「なんということでしょう。」

          歌島DIY日記(アナキド編)#73「自伐型みん業。」

          はい、みなさん、いかがお過ごしでしょうか? 今日は一日中雨がしとしと降り、クラウドファンディング絡みで外回りをしていたので、作業は意図せずお休みしてしまいました。 でも、実は昨日ちょっとおもしろい出来事があったので更新しておきます、さくっと。 そんなおもしろエピソードを紹介する前に、キッチンの床を木部保護塗料で塗りました。 結構汚かったので、木部保護塗料できれいになるか不安だったのですが、ダメならダメでもう一回塗ったらいいかと思って気楽な気持ちでやりました。 塗ってる最中

          歌島DIY日記(アナキド編)#73「自伐型みん業。」

          歌島DIY日記(アナキド編)#72「萬屋錦之介。」

          みなさん、ご機嫌いかがでしょうか? 前回、キッチンカウンターが完成したあたりから、そろそろ本格的にキッチンをいじらないといけないことに気づき、真剣に考えれば考えるほど、いろいろやることが続々と出てきて、焦っております。 さて、そんなこんなで近頃は怒濤のキッチン攻めをしておりますので(それ以外も)、細かい作業が多いのですが、大相撲ダイジェストばりにダイジェストでお送りしましょう。 (ちなみに、『大相撲ダイジェスト』はわたしが子どもの頃に大好きだったTV番組です) まず、元押

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          歌島DIY日記(アナキド編)#71「大西電気設備、現る。」

          はい、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。 クラウドファンディングも終わりに近づいてきていて、最近よく友達が訪ねてくれるようになりました。 ありがたや、うれしや。 さて、そんな友人の中でも、日頃からいつも気にかけてくれている大西(弟)さんが電気関係をちょろちょろいじれるということで、先日助太刀に来てくれました。 ありがたや、うれしや。 電気工事は容量を増やさないといけないので、ちょっとでも経費が押さえられればという、大西(弟)さんの粋な計らいです。 今回は、トイレの電気を

          歌島DIY日記(アナキド編)#71「大西電気設備、現る。」