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002.官能小説と一般小説を書き出しだけで見分ける力を養うnote


ここは、古今東西の様々な小説の一行目だけを読んで、それが一般小説なのか、或いは官能小説なのかを見分ける力を養うための場所です。

以下に示す4択の文章はいずれも、実在の小説の書き出しを引用したものです。

ひとつだけ隠された官能小説の書き出しを見極める訓練をすることで、あなたも官能小説とそれ以外の小説とを書き出しだけで判別することができるようになるかもしれません。






<Room.002>
次のうち、官能小説の書き出しを1つ選べ。


A.結婚という言葉を出された瞬間、彼女に関心がなくなった。

B.辺見のお姉さんは、私よりも一回り年上で、子供の頃には憧れの異性の代表だった。

C.妻は結婚するまで音楽の教師をしていた。

D.澄み切った青空に白い雲が眩しい朝。







<Room.002>解答

A.『ゲームの名は誘拐』/東野圭吾
B.『SOSの猿』/伊坂幸太郎
C.『失はれる物語』/乙一
D.『痴姦教室』/御前零士

<D.澄み切った青空に白い雲が眩しい朝。> が正解でした。

解説
A.B.C.D.
Coming soon…


※おことわり
以上は、あくまでも私的な言葉遊びであり、原作者、作品を貶める意図はありません。


「(前略)官能小説は性欲をかきたてるためのものではなく、もっと感性の深くにある淫心を燃えたたせるものです。(後略)」 
永田守弘 『官能小説用語表現辞典』ちくま文庫


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