Zoom、ウェブ会議、テレワーク　通信が遅い理由　通信速度を上げるには

こんにちは、【全国一位の元販売員】経営者のこうたです。

基本的なことは通常の商談や会議と変わらないのですが、普段通りにやると意外に困ってしまう問題があります。

また、実は細かな気遣いが必要でもあるのです。

オンライン会議がメジャーになって半年過ぎましたけど、そろそろ慣れが失礼を生み出す頃。
改めて見直す意味でもチェックしてみてください。

今回は回線編。
次回はマナー編です。

⒈最大のマナーは通信の質（速度）

言わずもがなですね。
音が途切れたり画像が乱れたりすると、全体の進行を妨げてしまいます。

テレワークなら自宅が前提なので、ある程度仕方がないとなるでしょう。
しかしクライアントからしたら関係ありません。
通信の質の確保は社として目指すべき義務であり、自宅だと限界があるというのは言い訳にしかなりません。

そのためにオンライン会議用の部屋の貸し出しもあるくらいですからね。
以下の回線を利用している人は特に注意してください。

⒉通信が遅い回線のタイプ別詳細

⑴管理費込みの回線
いわゆる0円ネット回線。
これの存在意義は、不動産広告で「ネット無料！」を載せたいがために導入しています。
つまり、1ギガのネット回線が主流なこの時代に、安いだけの100メガや10メガの回線が使われているのです。

どんなにチープな回線でも、「ネット無料」は事実ですからね。
ちなみにマンションだと分配方式が主なので、住民がネットを使えば使うほどさらに貧弱になっていきます。

タダほど怖いものはないの典型です。
もっとも、検索しか使わないのであれば充分とも言えます。

⑵ケーブルテレビ
最近は高速の回線も増えていますが、昔から導入している人は注意。

名称のように、メインはテレビの会社です。
そこに後付けでネット回線を付加させたようなものなので、充分な質が確保されていません。

地域番組を見ていないのであれば、別の回線に変えることをオススメします。

⑶費用は発生しているが、マンションで指定されている回線
8割は遅いです。
回線に詳しい人でも耳にしない会社であれば99％遅いです。

いわゆる集合住宅専用のB to B回線企業とでも言いましょうか。
⑴でも触れた『不動産広告に載せたい』という理由で、格安の回線を導入しているケースです。
0円でなくとも、1000〜2000円くらいで済んでいると思います。

これらの共通点は、『○○光という名称である』ということ。

光＝1ギガ　ではありません。
この場合、一般的には100メガです。

「光配線を使っているから速い！」とよく書いてあるのですが、こちらも100メガかつ分配方式なので遅いです。

知識のない人をターゲットにした悪質な広告と言えますね。

⑷SoftBank Air/Pocket wi-fi
即日導入が可能ということで、メチャクチャ売れましたね。
ソフトバンクショップや量販店でも、ここぞとばかりにテレワークにオススメなんて広告を出していました。

しかし仕組み上、絶対にオススメできないんですよ。

動画を見るだけだと、データを受け取るだけでこちらからデータを送ることはありません。
この仕組みを『ダウンロード』と言います。

一方でビデオ通話は、相手からデータを受け取ると同時に、こちらの画面や音声もデータとして相手に送りますよね？
こちらからデータを送ることを『アップロード』と言います。

一般的に○○メガと書いてある速度って、ダウンロードの数値です。
ソフトバンクエアーで言うと、481ｍの部分ですね。

しかしアップロードって推定30メガでしかないんですよ（昔は掲載されていましたが、現在公式掲載はありません）

⑴〜⑶の100メガですら遅いと話していたのに、30メガで高い質と言えるわけがありません。

ちなみにソフトバンクエアーとポケットWi-Fiは、形と用途が異なるだけで仕組みや質はほぼ同じです。

⒊通信速度を上げるためには

大前提、建物上どうやっても改善不可なケースもあります。

確実なのは、1ギガの回線に切り替えること。
様々な会社がネットを販売していますが、基本的には携帯電話の会社と合わせるといいでしょう。

今や5ギガや10ギガの回線も出ていますが、そこまでは不要です。
戸建ての方であればニューロ光がオススメですね。

しかし集合住宅にお住まいの方は、1ギガに変えても改善されない場合も多々あります。
環境上どうやっても改善できないこともありますが、自力でできる改善も紹介しますのでまずは試してみてください。

⑴ビデオ通話以外の通信をしない
よくあるのが、子どもがゲームをしているケース。
あとは大容量のデータをダウンロードしていたり、YouTube動画やTikTokをアップロードしているケースですね。

家の中で通信が混線してしまうと、それぞれが通信を強引に進めようとしてしまい、結果全部が低下してしまいます。

大事な仕事をする時だけ、家族が協力してネット回線の質を確保してあげましょう。

⑵有線または、ルーターが設置してある部屋で行う
Wi-Fiというのは、ルーターがどれだけ高性能であっても、高い質のままそれほど遠くに飛ぶものではありません。

ルーターとPCの間に稼働している電子レンジがあると遮断されますし、トイレを流しているだけで乱れてしまうものです。

できるだけルーターと離れずに使用してください。

⑶そもそもルーターが合っていない
たとえば1ギガの回線を契約しているのに、無線時はマックス値が300メガ程度というのはよくあります。
箱にデカデカと書いてあるので見てみてください。

昔は無線時に1ギガ近く出るルーターは高かったのですが、今は5000円もせずに買えてしまいます。

昔からの古いルーターを使っている人は300メガ程度である可能性が高いので、買い換えてください。
そもそももったいないです。

あとはルーターも劣化していくので、長く使っているのなら買い換えたほうがいいです。

改善点は挙げればキリがないのですが、以上3点が大きな改善を見込める方法ですので、引っかかる人は試してみてください。

⒋個別相談が一番

改善案や注意点なんてメチャクチャあります。
家の構造から環境に至るまで千差万別だからです。

全部書いてたら本が一冊できあがっちゃいます。

知識ある人に聞くのが一番ですが、携帯ショップや量販店で聞くことはオススメしません。
結局は自分の商材を売りたいだけですからね。
もちろん親切な人もいますけど、親切心なのか嘘なのかの判断はできませんからね。

Twitterにいる自称知識人もよく間違った知識を披露していますし、ブログなどもけっこう間違っていたりします。

まあ携帯会社と合わせるのが無難です。
auと格安simの人はニューロ光。
高層マンションは厳しい。

最後に元も子もない内容で申し訳ありませんが、そういうものだという理解ができただけでもプラスに受け取ってください。

・名前欄
・ミュートと頷き
・意識が下がってない？
・上座と下座ってあるの？
・カメラ目線のほうがいい？

対面の商談や会議と根本は変わりません。
今更の内容ではなく、『今だからこその内容』となっています。