大好きなデザインの仕事を続けていくために
突然ですが、デザインは好きですか?僕はデザインが大好きです。素敵なデザインを見ながら、ご飯10杯はいけそうです。
冗談はさておき。
デザインの仕事を続けていると、以前は大好きだったデザインが嫌いになってしまうこともあります。休日にはデザインを見たくもないし考えたくもない…こんな気持ちになってしまった方もいるのではないでしょうか。
好きを仕事にするのは難しいですよね。
例えば、ゲームが好きでそれを仕事にしようと思ったり、犬が好きでペットショップで働こうとしたときも、同じ現象が起こります。
真っ向から「好き」な気持ちを背負って挑戦しても、現実とのギャップに撃沈し、結果的に「好き」な気持ちを奪われてしまうことがあります。
しかし、好きなことを仕事にできるのは本当に素晴らしいことです。そこで、好きなことを長く仕事として続けていくための考え方についてお話しします。
好きを仕事にするためには、2つのやるべきことと、5つのやってはいけないことがあります。それぞれ順番に説明していきますね。
好きを仕事にするためにやるべき2つのこと
得意分野を見極めて専門家になる
自分の得意分野を見極めて専門家になることは重要です。デザインを嫌いになってしまう瞬間は、どのような時に訪れるのでしょうか?一度、振り返ってみてください。
たとえば、自分がやりたくない仕事の割合が多かったり、苦手な仕事をやらざるを得ない状況が続いた場合、自信を失いデザインを嫌いになってしまうことがあります。
「私は悪くない、周りのみんなが悪いんだ...!」
と感じることも理解できます。
しかし、そのような状況は、もしかするとあなた自身が作り出してしまっているのかもしれません。
もし周囲の人があなたの得意分野を正確に認識していれば、状況は変わるかもしれません。たとえば、あなたがロゴデザインの専門家であると周りから認識されていれば、ロゴの仕事の割合が増え、やりたくなかったり苦手な仕事の依頼の割合が減ります。
逆に、あなたがどの分野の専門家なのか周囲が把握していない場合、さまざまな種類の仕事が集まってしまいます。
やりたくない仕事や苦手な仕事を行うことが、自分のモチベーションの低下につながり、デザインを嫌いになってしまう原因となります。これを避けるためには、得意分野を明確にし、それを周知することが必要です。
「あなたの得意分野は何ですか?」
まずは自分自身の得意分野をしっかりと把握し、それを周囲に知らせることが大切です。自分でも認識していない得意分野を周囲に理解してもらうことはできませんからね。
自分の得意分野の決め方
まずは自分自身の「好き」で「得意」な仕事をリストアップしてみましょう。ポイントは、「好き」であると同時に「得意」でもなければならないということです。好きだけでは不十分で、得意だけでも不十分です。
次に、リストアップした内容の中から、ニーズが少ないものを省きます。ニーズがない、または少ないものは、たとえ好きで得意な仕事でも、それを価値(お金)に変換することが難しいためです。
たとえ好きで得意な分野であっても、年に1回しか依頼がないような需要の低さでは意味がありません。
長所を生かすために今すぐ行動する
次に、既に決めた得意分野をさらに伸ばすための行動を起こしましょう。スキルを磨くことはもちろん大切ですが、自分の長所をアピールして周知させる活動も重要です。行動あるのみ、今すぐ行動を起こしましょう!
自分がどの専門分野の専門家であるかを決め、それを周知することで、やりたくない仕事や苦手な仕事を排除できるようになります。
そうすると、「好き」なデザインの仕事を「好きなまま」続けていけるようになるでしょう。さらに、あなた自身の価値が高まると、それに比例して感謝の言葉も増え、デザインの仕事をさらに好きになれるはずです。
やってはいけない5つのこと
さて、ここまで非常にポジティブな話をさせていただきましたが、最後にやってはいけない5つのことを簡潔にご紹介し、終わりにしたいと思います。
過去の成功経験に執着する
プライドやこだわりを貫く
余計な心配や不安を抱く
自分の能力の限界を決めてしまう
他人と比較する
人間は誰しも弱く、ネガティブな感情を抱きやすい生き物です。特にデザイナーの仕事は個人プレーが主なので、自分の殻に閉じこもりやすく、ネガティブな気持ちに陥りがちです。
そのため、好きな気持ちを保持するためには、メンタルのコントロールが非常に重要です。ポジティブな気持ちがあってこそ「好きな気持ち」が維持できます。
自身の性格をきちんと把握し、自分に合ったモチベーションの高め方を見つけたり、メンタルを下げる要因を排除したり、遠ざけたりするなど、様々な工夫をしてみてください。
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