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家族の一人一人がリーダーと考える

家族の全員がリーダーである。

と考えてみる。

全員がリーダー?
そんな違和感があるかも。

一般的なリーダー象というのは、
組織やプロジェクトにおいて、前に立って牽引する人、役割。
そんなイメージがあると思われる。

でも、リーダーを別の側面として見ると、
人に影響を与える人をリーダーと言えると思う。

そういうことを踏まえで、ここでは家族の全員がリーダーだと考えてみる。

赤ん坊はリーダーか

家族の全員がリーダーということは、
生まれたばかりの赤ん坊もリーダーなのか?
と考えてみたり。

例えば、赤ん坊をどのような存在として見ているだろうか。

何も出来ない弱い存在という見方もあれば、
これからの可能性がとてもある存在という見方もある。

本当に、何も出来ないか?

「泣く」という行動をとることが出来るし、
「笑う」という行動もとることが出来る。

そんな訳で、"何も出来ない"存在ということは無さそうだ。

そもそも、赤ん坊の目的はなんだろう?

単純に考えて、生きることだろうか。

赤ん坊は、生きるために、泣いて助けを求める。
それに反応して、周りの人が手助けをする。

十分に影響力を発揮している。

ということで、
赤ん坊は自分が生きるというリーダーシップを発揮するために、
行動をしている存在。

ということで、赤ん坊もリーダーと考えることが出来る。
とっても純粋な。

家族の全員がリーダー

赤ん坊もリーダーなら、
赤ん坊の生きるという気持ちを支える周りの人も、
赤ん坊の生きるを後ろから後押しするリーダー。

もしかして、併走しているかもしれないし、
前から牽引しているかもしれない。

その人の持っているリーダーとしての関わり方。

家族の全員にリーダーとなることができる。

それを発揮するためにはどんなことを大事にしたら良いだろう?

まずは、自分自身がリーダーだという気持ちを持つこと。
家族の一人一人がリーダーだと思って関わること。
家族に対してどんなリーダシップをとるか、考えること。

家族としての目標を見据えつつ、家族全体にも気を配っていくリーダー。
家族の目標に併走して関わるリーダー。
家族の目標を後ろから後押しするリーダー。
家族の中で何が起こっているかを家族に伝えるリーダー。

いろいろなリーダー象を持って、家族で関わってみる。

リーダーシップの形

リーダーとは、リードする人。

リードって、犬の散歩の紐で思い浮かぶこともある。

犬の散歩って、犬をリードする行為。
犬の前を歩いて、犬を牽引したり、
犬の後ろを歩いて、ついて行ったり、
色んな動きをする。

リーダーも同じように状況状況に応じて色々な動きをする。

コーチ養成機関 の CTI の提唱している
「コーアクティブ®リーダーシップ」では
「全ての人がリーダー」という考えがある。

コーアクティブ®リーダーシップモデルでは、
リードする方法は複数あるとし、
5つのディメンジョンのリーダーを定義している。

・内なるリーダー(Co-Active Leader Within)
・前のリーダー(Co-Active Leader in Front)
・後ろのリーダー(Co-Active Leader Behind)
・横のリーダー(Co-Active Leader Beside)
・場のリーダー(Co-Active Leader in the Field)

各ディビジョンに瞬間瞬間に立って、リーダシップを発揮する。

そうやって協働関係を作りながら、自分の目的に向かって進んでいくこと。
そういうことを学んでいくプログラムでした。

まだ日本では一般開催されておらず、
CTIのリーダーシップ修了者を対象としてパイロット版を受講した訳ですが、
こういう考えが家族の中に取り込まれていくと、とても勇気がもらえる。

そんな考えが浮かん出来たプログラム。
はやく日本でも一般開催されて欲しいと思います。

【参考】
Co-Active Leadership Experience (英語サイト)
https://coactive.com/training/leadership-training/coactive-leadership-experience/
(※)2021年4月現在、このプログラムは日本では提供されておらず、今後提供される予定。

全ての人がリーダーとして自分の人生や目的をリードする。
そういう観点で、家族の一人一人がリーダとして行動していく。

そういう家族は何を創っていくのだろう。

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