1か月でサウンドロゴを作る —「てゆーかサウンドロゴって何!?」から始まるサウンドロゴ作りー
「サウンドロゴを作りましょう!!」
それはある暑い日の事でした—
2024年8月23日。
私はその一言で、1か月弱で大慌てでサウンドロゴを作ることになるのですが・・・
てゆーかサウンドロゴって何!?
説明するより聴いた方が早い!サウンドロゴとはこれらの事です↓
「サウンドロゴ(英語: sound logo)は、サウンド=音によるロゴタイプを意味する語。主に動画・音声によるコマーシャルメッセージ(CM)におけるブランディング手法を示す語として用いられる。」(Wikipediaより)
ほら!説明するより聴いた方が早かったでしょう?
つまり、「は!か!た!の!しお!!」「お値段以上♪ ニトリっ♪」です
伯方の塩やニトリのサウンドロゴは、すぐに音が頭の中を流れて、商品やお店の看板が浮かんだと思います。
これが、「よくできたサウンドロゴ」というやつです。
話は戻りまして2024年8月23日。
私はプレスリリースの指導をしていただいていたマジック・マイスターコーポレーションの大谷芳弘先生から「サウンドロゴを作りましょう!」と提案されたわけですが、
まさかの、目標は9月27日の合同プレス発表会でのお披露目—
つまり、たった1か月でサウンドロゴを作ることになってしまったのです。
普通にヤバい・・・
もちろんですが私は作曲なんかできませんし、サウンドロゴなんか作ったことありません。
作曲家さんにお願いすることになります。
つまり、依頼するクリエイターさんに納期的な無茶を言うことになる—
「これは、時間との戦いだ・・・!!」
怒涛の9月が始まるのであった。
以前、とあるデザイナーから言われました。
「センスは磨くもの。いいものをたくさん見なさい。」と。
教えにならい、私はとにかく山ほどサウンドロゴを聴きました。
台風直撃の中、誰もいないオフィスで2時間くらい聴いてはメモ、聴いてはメモ。
「おっ?」と思ったサウンドロゴは巻き戻して何度も聴いて音の特徴を分析。
そうしてできた大量のメモ。
全然まとまっとらんやんけ!!
しかし何事も注視すれば構造が見えてくるはず。
書き出したサウンドロゴを一人きりのオフィスで口ずさみながら整理していきます。
そして素人が見出したサウンドロゴを作る時のポイントがこちら。
その1
語尾が上がるか、下がるかを選ぶべし
その2
言い切り系か、のばす系かを選ぶべし
その3
スタッカートを入れるか考えるべし
その4
とにかく強いアクセントを入れるという強行突破も視野に入れるべし
その5
単純に歌うも良し
その6
キャッチコピーごと歌うもまた良し
よし、要素は抽出した!・・・はず!!
これをもとに会議を開きます。
ここでまさかの苦難が。
いろんな良い例を伝えるためにみんなの前で怒涛の勢いでひたすらサウンドロゴを歌いまくるハメに・・・
とにかく恥ずかしい。しかし照れたら終わり。全力で、セブン!アンドアイホールディングス!カルビー!グ!リ!コ!と言います。息も上がりまくりです。
そんな甲斐あってなんとかイメージが決定。
そしてついに、ここから依頼するサウンドロゴのクリエイターの方を探すことにことになるのですが・・・
問題発生。
サウンドロゴを請け負っているクリエイターさん、作曲がメインで声はつけられない問題!!
「デジタル経理記帳代行サービスThinkLedge」というサービス名を読み上げるサウンドロゴが欲しいのに、声はつけられないのです!なぜなら作曲家さん達だから!
これは困った…と思いながらも、当たって砕けろでクリエイターさんに相談。
デジ吉の声のイメージでなんとか探せませんかねえ・・・とお願いすると、「うーん」とは言いながらも、なんと、頑張って探してくれることに!!
ありがたすぎる!!
また、私の「こういうイメージの音を作ってほしい」の伝え方がぼんやりしていることで困らせてしまい、「参考になる音源を」とのことになったので、私も大慌てで再びサウンドロゴを復習し、さらにいい事例を厳選していきました。
音を依頼するということが初めてで、依頼のノウハウがなく、クリエイターさんにご迷惑をかけてしまうことになったので、今からサウンドロゴを作ろうとしている初心者の方は、抽象的なイメージではなく、イメージに近い具体的な音源を準備しておくことをお勧めします!
こうして、具体的な例を用意してやっと音作りに取り掛かってもらえました…!
クリエイターさんが尽力してくださったおかげで、サービス名を読み上げる声優さんも無事見つかりました。
一応、デジ吉の声のイメージでお願いしていたので「全然イメージと違う声だったらどうしよう・・・」という心配がありましたが、録音された声を聴いてみたら
「すごい!!デジ吉だ!!よし、これでいこう!!」
声がぴったりで即決でした。
他にも、作ってくださった音にちょっと工夫をお願いしたり、デジ吉の声質なども調整してもらって最終的なサウンドロゴが完成しました。
サウンドロゴは9月25日に無事納品され、お披露目の場である9月27日にギリギリ間に合いました。
それもこれも全て作曲を担当するばかりか、声優さん探しまでしてくださったクリエイターさん(kuroe様)と短期間でサービス説明書を読み込んで、サービスとキャラクターのイメージを膨らませてぴったりの声をあててくださった声優さん(EHTO様)のおかげです。
短期間で完成させてくださったお二人には心から感謝しております。
こうして、「てゆーか、サウンドロゴって何!?」から始まったサウンドロゴ作りは無事完了したのでした。
めでたしめでたし。
今後は、PR動画を作る時にサウンドロゴを使っていく予定です。
せっかく良いものを作ってもらったので、PR動画づくりも頑張っていこうと思います。
みなさま、今後とも弊社サービス「ThinkLedge」をよろしくお願いします!