健康で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて 感想

タイトル長い

ただ内容としては面白かった

難しいこと書いてあるけど
要は作者の言いたいことを書いて
それに出典が付いてる感じ


エッセイに近いかな


内容としてはこれだけ便利なのに
なんか息苦しいのはなんだろうねってことの分解


そして今の当たり前って
実は当たり前ではなくて


少し前は当たり前のように
暴力的な部分もあったり
軽犯罪も当たり前の時代があったし


そもそも人類の歴史から見れば
今のルールは今だけの話だぜってこと


そして今のルールは資本主義に基づいて
メチャメチャ合理的だよと


合理的でない人間は病気として
再配置までしちゃうよ


合理的でない子育てには適さない
動物としては不思議な
子孫を残さない方が
生きやすい状況にすらなってるよと


そういう話


人に迷惑をかけないの
レベルが上がった結果


暮らしやすいけど
そこからはみ出るものが増えてしまったと


そんな感じ


共働きで子供育てるのしんどすぎるだろって
ずっと思ってたけど


そういうことか
子供がうるさかったり
騒ぐのは当たり前なのに


それさえ嫌がってしまうのは
誰にも迷惑をかけないことが余りにも徹底されてるからなんだなと


俺も軽犯罪というか暴力的というか
ハラスメントってなんじゃそりゃなら


アルコールで死んでる自信があるから
良かったとは思うけど


劣等感に悩まされるときもある


レベルの高い世界しか
許されなくなってきて


前は団体行動が苦手でも
コミュニケーションとれなくても
あった仕事が機械化でなくなったりで
仕事から溢れるし、
無理矢理コミュニケーションが
必要なところに配置されるから


その不一致で潰れてしまうんだろうな


非常に興味深かった
たまにはこういう本も面白い

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