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やっぱりマキタの掃除機はいいものだ

いつからか、マキタの掃除機が欲しいと思うようになっていた。

暮らしにまつわる系サイトで2018年に発表されたこの記事に名前が上がっているくらいなので、

おそらく今から4~5年くらい前から、マキタの掃除機は一般家庭で使われることが増えてきたのだろう。そもそもは業務用としてよく使われていた代物であるはずだ。

いつだったか、とりあえず数年前、たぶんうちの掃除機が壊れた。不具合が出ないと家電をそうそう買い換えない性格の私なので、おそらく掃除機は壊れて使い物にならなくなったのだろう。サイクロン式だったろうか、とりあえずコードレスではないタイプで、二階に運ぶのがとにかく面倒くさい重たいものだったのを覚えている。

その頃から既に私はマキタの掃除機の評判は耳にしていた。軽くて使いやすいコードレスクリーナー、それは私の心に憧れの灯をともらせた。が、正直なところ、当時はマキタのコードレスクリーナーの実物を置いているお店を、あまり見かけることがなかったのだ。

業務用として使われることが多かったからだろうか、普通の家電販売店にはほとんど置かれていなかった。ホームセンターもそれなりに探した記憶がある。でもやっぱり、私はあの頃マキタの掃除機の、実物の軽さだったり何だったりを、チェックすることが叶わなかったのだ。

だもんで、たまたま家電量販店で安く売られていたこちらを購入した。

当時は充分軽く感じられたし、二階にも本体を運びやすくなって私はすっかり浮かれた。おろそかにしがちだった二階の掃除を喜んでするほどだった。

しかし、このアクアという会社の掃除機も—数年間の使用を経て、充電が10分ももたなくなってしまったのだ。

(あと、正直なところ細かいゴミは吸えないし狭い所の掃除はしづらい、今となってはちょっと不便な掃除機であったのも事実だ。)

とはいえ、掃除機というのもけして安くはない。

↑ 最初に見た時からこれとかすごくいいなと思ったけれど、高い、高いぞ!

今の御時勢、これくらいの値段の掃除機を迷いなく買えてしまう層って、ピラミッドのどの辺りに位置するのだろう。

…なんてことを考えていると、正直なところ、マキタの掃除機に買い替えることからすらも気が引けていた私だった。

近所のホームセンターにも、いつからかマキタの掃除機が鎮座するようにはなっていた。白いコードレスが三本ほど置かれていたろうか。一万円前後とか、それくらいの値段だったと記憶している。

けれども「ちょっと妥協したらもっとお手軽価格の掃除機もある」という気持ちになってしまうのが、常日頃家計のやりくりに悩んでいる主婦の悲しいサガではないだろうか?

↑ こんなのとか。3,980円ですって…アイリスオーヤマ、庶民の味方ね。

そうして結局私はずるずると、充電ばかり喰う古いコードレス掃除機でちまちまと掃除を続けていた。掃除機を持ち出すのが面倒くさい時は、クイックルワイパーみたいなやつをガガーッと掛けたりしながら、だ。

そんなある日のことーハードオフ系列のガレージオフにて、

驚くべきものをみつけたのだ。

車やバイク用品の中古品が多く並んだガレージオフのジャンク品コーナーに、ひっそりと、けれどもそのボディはオレンジ色という奇抜なカラーリングの、マキタのコードレスクリーナーが、たったの1100円で置かれていたのだ。

ご丁寧に品番が値札に記されてあった。cl103d、どうやら通販生活で販売されていたものっぽい。現行品とはデザインが少し違う。

格安である理由は、充電の為のアダプターが欠品であるからだった。

その場でスマホで調べてみると、純正では無いがアダプターは簡単に手に入れられる。Amazonにあるじゃあないか。

欲しかったのに、なんとなく手を出せずにいたマキタの掃除機が、たったの1100円、アダプターを買っても3000円未満で手に入る—そう考えるともう、買うしか選択肢を見いだせなかった。

(しかもこのアダプター、Amazonによる中古品販売で更にお安く買うことができた。)

さて、実際にアダプターを買って充電してみると、何の不具合もなさそうな塩梅で、オレンジ色の掃除機はブーン!と音を立ててそこいらの埃をよく吸ってくれた。さすがマキタ、中古品とはいえタフさはいわゆる家電メーカーとは違いそうだ。

ただし音が少々、今までの掃除機よりはうるさいかも知れない。アパートとかマンション住まいだと気を遣う部分はありそうだ。

けれどもとにかく軽い!細かいところにも床用ノズルが入りやすく(今までの掃除機よりノズルが小さめなのだ)、埃が溜まってもつい見て見ぬふりをしていたような狭い箇所もラクに掃除ができる。さすがマキタ、掃除機掛けへのハードルを格段と下げてくれるじゃあないか

昔みたいに、少しばかり埃を取りこぼすだけでぐちぐち言う我が母が、私を監視しているわけでは無い。

それでも、床に髪の毛や埃が落ちているのを見て見ぬふりするたびに、私の心はひどくぐだぐだするのだ。「汚い」という声が頭の中で幻聴として響く。それらを放置する私を、赦してくれない何者かが私の中にいる。

疲れていても、具合が悪くても、「掃除をしろ」「洗い物をしろ」という声に支配されて動こうとしてしまう私は、本当のところはできるだけ無理をしたくないのだ。

だからこそ、マキタの掃除機みたいに「軽い」モノに助けられる。じゃああそこだけちょこっと吸っておくか、とか、今日はとりあえず居間だけ掃除機掛けておけばオッケーとか、そうして負担を減らしてくれるのは、「軽い」気持ちで使える家電の効能だ。

というわけで、もしも「次の掃除機はマキタにしようか」と悩んでいる方がいらっしゃるならば、私のこの記事を参考にしてもらえたら嬉しい。

掃除なんてラクにできた方がいいと思う、負担の減った分で心地よく過ごしたいもの。


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