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「笑う門には福来る」を実践している高校野球を見た

今日もまた、高校野球埼玉大会があった。

その中に、こういう試合があったのだけれど、

越生(おごせ)町から出ていたのが、私立の武蔵越生高等学校という高校。

まあいろいろあったので検索するといろいろ出てきちゃう学校でもあるけれど、スポーツは強いし、ZUCCaのデザイナーさんが手がけたとかいう制服がとっても素敵な学校だ。

元は「私立越生高等学校」だったらしい。越生には「県立越生高等学校(ちなみにうちの夫の母校)」もあって、「おごし(orおごしり)」と「おごけん」という呼び方をもって区別していたそうだけれど、今現在「おごし」は「武蔵越生高等学校」となり、通称「むさおご」なんて呼ばれている。

その武蔵越生と今日戦った、杉戸(すぎと)町の昌平高校は、これまた私立で野球が強い。そんな昌平高校と戦えることに、解説席にいた武蔵越生のコーチ(だったかな)は「胸を借りるつもりで試合をさせてもらう」的な言い方をしていた。

私立って野球が強いのね、と感じていたら、一方で仙台ではこんな大波乱が起きていたらしい。

あの強豪校・仙台育英を仙台商業が下したそうだ。

追記・Twitterで見ず知らずの方の「仙台育英が負けた、じゃなく、仙台商業が勝ったって表現すべき」というご投稿を拝見し、その通りだなあと反省し、上記の部分を「仙台商業が下した」という表現に変更しました。申し訳ありません。

仙台育英といえば、私の地元の同級生がスポーツ推薦で入学していた。小学生だったか中学生だった頃、野球の何かの部門で日本一に輝いた(…らしい。私も詳しくは知らない)男の子が、同級生にいたのだ。

だから「仙台育英が野球ですごい」のは、未だに野球のルールが曖昧な私にも備わっていた知識だった。

基本的に「何が起こるかわからない」のは、野球も人生も同じなのだ、たぶん。

そんな中、武蔵越生は昌平相手にかなり接戦していた。先に申してしまえば、結果は6対8で武蔵越生の負けだった。けれど「胸を借りて」戦った割には点差が迫り過ぎな気がする。コーチ、謙虚かよ。

武蔵越生の試合を観ていてずっと感じさせられていたのが、彼らはミスをしたり失敗したりしてもほとんど「笑顔」を絶やさなかった

監督も、サインを出す際にマスクを下げたタイミングで両手でぐっと頬を持ち上げ「笑顔!笑顔!」と言いたげに、選手にアピールしていた。

ああ、この高校は「笑顔で戦う」ことがモットーなのだ—それは私にとって大いなる衝撃だった。なんて、素晴らしいことなのだろう。

この間も書いたけれど、

栗橋北彩という高校の10番の選手がみごとボールをキャッチして、本当に、心から、ひまわりみたいに眩しくって満開の笑顔を見せてくれた瞬間、私は「あああああああああああああああもう最高だ!!!」と嬉しくなった。

笑顔の球児というものは、良い。

敗退が決まって泣いてしまう球児を見ていると、つい感情移入してこちらまで泣けてきてしまう。

三年間—人によっては十二年間とか六年間かも知れない、そういう期間を「野球」に費やしてきて、それだけでも充分すごいことなのだ。

けれどたった一度の「負け」で、その先の道が途絶えてしまう瞬間というのは—何度見ても、苦しい。

私が中学の頃にやっていた吹奏楽部に関しては、コンクールの最高位が「全道金賞」で、その先が無かった。「全道金」は何校もいて、その中の一校に選ばれればいいのだ。それに比べたらトーナメント制で戦うことのつらさというのは、えげつないのだ、私にとっては。

だからこそ—球児が笑顔で戦ってくれるのは、こちら側の勝手な感想だけれど、なんだか安心させられる。

(それに、対戦相手がずっと笑顔だったら、敵も怯んじゃいそうだよね。なんていうか、相手の余裕っぷりにメンタルやられそう…笑)

きっと武蔵越生はもっともっと強くなると思う。一年生で活躍していた選手もいたほどだ、それこそ甲子園だって狙える学校になるのだろう。

そして昌平も頑張って欲しい。さっそく明日試合がある様だ(追記・放送はなかったけどきっと試合はあったのかな?違ってたらごめんなさい)。連日の試合、すごく大変だろうけれど…あれほど強い学校なのだ、今頃余裕綽々で眠っている選手もいることだろう。ゆっくり休んでね。

でも、県内のどこの高校のことも応援していますよ。甲子園に向かって、頑張ってね!


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