未解決事件簿13:W弁護士・I弁護士~偽者警察官と面会、全て嘘で塗り固めた報告
前回は2件目の弁護士の相談申し込み先を検討するためにインターネットで検索して調べた結果、「医療事故研究会」と「医療問題弁護団」が候補に挙がり、「医療事故研究会」に郵送で申し込みしたこと、その結果、担当がW弁護士とI弁護士に決まったこと、証拠保全を契約したこと、実際の相談内容と弁護士の反応についてお話ししました。
そしてW弁護士は旧統一教会や抗がん剤過剰投与死亡事件に携わる大物弁護士でありながら、インターネット検索で顔の分かる写真が1件もヒットせず、その4年10か月後にテレビ番組で偶然W弁護士本人を見て、その似ても似つかない風貌から、僕たちの前にW弁護士を名乗って現れたあの男性は偽物、なりすましであることが分かった、という話を先にしてしまいました。
W弁護士、I弁護士とはその後、メールでのやり取りを行いながら「証拠保全」手続きを進めていくことになりましたが、対応が緩慢で遅々として進まないことと、会話が噛み合わないことに、僕たちはいら立ちを募らせました。
弁護士、「証拠保全」に消極的
T総合法律事務所に相談に行ってから1週間ほど後、「W弁護士」の部下と思われるI弁護士からメールが届きました。証拠保全手続きを渋る内容でした。
「司法解剖が行われたということは一度、病院に警察の捜査が入っているはずですから、○○様に関する医療記録は一度、警察に押収されているはずで、それ以降に改ざんした場合、押収した記録を照合することで改ざんの事実が容易に発覚するため、事実上改ざんはしにくいと考えられます。加えて電子カルテは改ざんできないことも考慮すると、証拠保全の意義は乏しいと考えられ、任意開示で十分と考えます」というような内容でした。
しかし僕たち遺族は証拠保全を実施してほしいと強く希望しました。
「私たちはそう考えていません。任意開示では取りこぼしが多くなる可能性が高いと思いますし改ざんのリスクも高くなると思います。証拠保全のデメリットが手間と費用だけなのであれば、その手間も費用もかけたいと思います。とにかく証拠保全以外の選択肢は考えられません」と答えました。
その後、I弁護士から「医療記録が警察が押収されているのであれば、そもそも医療記録が病院にない可能性もあり、証拠保全そのものを行うことができません。そこでそのことについて管轄の警察署に問い合わせる必要があります」というメールがありました。
しばらくしてI弁護士から「〇〇警察署の〇〇警部(例の偽者警察官X)に電話で問い合わせたところ、「医療記録は一度押収したが、捜査・調査の結果、問題がなかったため、病院に返還した。司法解剖の結果、医療ミスを疑う所見も見出されず捜査は終了した」と話していましたが、詳しいことは電話では答えられないとのことでした。そこで一度、〇〇警部を直接訪問して話を伺う機会を設けたいと思います」というメールがありました。
I弁護士、○○刑事(偽者警察官)訪問と報告
I弁護士と会話が全く成立せず
W弁護士とI弁護士は、2010年11月30日に〇〇警察署〇〇警部を訪問する予定となった旨、僕たち家族にメールで連絡してきました。この日は母が〇〇駅まで弁護士を迎えに行きましたが、W弁護士は体調不良とのことで、I弁護士1人でした。
せっかくの機会であったため、I弁護士との関係性を築くため、自宅に招き、もてなすことにしました。
その後、母は病院と医師の対応のひどさをしきりに訴えていました(録音記録あり)。
しかし母が何を言ってもI弁護士は表情一つ変えず返答もなく石のように無反応だったそうです。しかし通常のコミュニケーションにおいて、一方の発言に対して、言葉を発せず表情も変えないということは考えられないことです。「はい」とか「いいえ」とか「はあ~」とか、何らかの反応があるはずです。そこで僕も録音を聞き返してみましたが、確かに母の言う通り、I弁護士の声は全く聞こえず、会話は全く成立していませんでした。I弁護士は日本語を全く理解できないような不思議な反応をしていました。
最終的にI弁護士が口を開いたときに、このように話していました。
「医師を刑事告訴することはできません。いずれにしても証拠を入手して協力医に意見を求めることになります。それを元にその後の方針を判断していくという流れになります」
母は「先生たちは医療事故によって発症した心タンポナーデを隠蔽・放置して夫を死亡させたのです。刑法の条文にはこのような行為は殺人罪に該当すると書かれています。それでも刑事告訴はできないのですか?」とI弁護士に執拗に質問していましたが、I弁護士は「まず証拠を手に入れることからです」と全く嚙み合わない返答を繰り返すのみで、全く埒が明きませんでした。
母は「分かりました。それではよろしくお願いします」と言い、この場は終了となりました。
○○刑事(偽者警察官)との面会の報告内容は全て虚偽
このときI弁護士が〇〇警察署〇〇刑事課長を名乗る男性(「偽者警察官」)から聴取した内容について、口頭での説明があり、録音にも残っていますが、特に目新しいものはありませんでした。
「医療記録を調べたが、明らかに医療事故と呼べるようなものはなく、診療にも不適切な点は認められなかった。司法解剖でもそのような所見は指摘されなかった。肺や前立腺に腫瘍が認められた。死因はDIC(播種性血管内凝固)」という内容でした。
先に書いてしまうと、この時の聴取内容を書面にしていただきたい旨、僕たち家族は依頼し、メールで送付してもらいました。これは2011年4月末のことで、両弁護士を解任する直前ですが、話の流れの都合上、ここで示します。
報告の要点は下記の通りです。
①遺族の要望で〇〇大学において司法解剖が行われたこと
②死因は、心筋梗塞を原因として発生したDICが疑われること
③肺や前立腺に腫瘍があったこと、悪性か否かは不明であること
④肝障害があったこと
⑤ステント留置術、心のう穿刺術において、手術の映像からは、術技のミスはなかったこと
⑥医療行為の適正は現時点の解剖所見からは不明であり、最終的な解剖結果は出ていないが、少なくとも現時点で不適正な点は見つからないこと
⑦医療記録については病院に返還したこと
⑧今後の捜査については未定であること(ただし、刑事事件としてはかなり消極的に考えていること)
報告内容の真偽に関しては、結論から先に言えば全て虚偽報告であることが判明しました。
その根拠に関しては、僕たち遺族での様々な分析の結果、司法解剖自体が行われていないことが判明しているため、①は虚偽となります(既に説明した通りです)。
解剖所見に関連した②、③、④に関しては、そもそも解剖自体が行われていないため虚偽となります。
医療記録から、PCI(カテーテル治療)の大事故の事実が判明したため、⑤も虚偽となります。
僕が医学的知識を元に医療記録を詳細に分析した結果、⑥に関しては不適正な点は多数あり、⑥も虚偽となります。
またそもそも司法解剖は行われていないことが判明し、警察の捜査も行われていないことが判明したため、⑦も虚偽となります。
⑧に関しては、そもそもこの「警察官」が成りすましの偽者警察官であると考えられることから、⑧の「今後の捜査」というコメントの前提条件(訪問した相手が本来の警察官であること)を満たしておらず、虚偽となります。
すなわち、①~⑧まで全て虚偽報告であることが後に判明しました。
そしてこの虚偽報告をしてきたW弁護士は「なりすまし」の偽者であることが後に判明したこととその経緯は既に説明した通りです。
「偽者弁護士」が全く嘘の報告をしてくるとは、なんというひどい犯罪だと皆さんは思いませんか。
しかしこの「W弁護士」とI弁護士はこれだけにとどまらず、次々に悪事を働きました。
弁護士との会話は全く成立せず
W弁護士、I弁護士とはこの後、メールでのやり取りとなりましたが、父の医療事故・事件の内容になると、こちらの質問に全く答えず、相手からの反応もなく、会話・コミュニケーションが全く成立しないという奇妙な現象が起こっていました。
その後、W弁護士とI弁護士のおかしな言動はさらにエスカレートしていきました。
その状況については次回、詳しくお話ししたいと思います。
追記①:最終目標は病院・医師の実名報道
僕の最終目標はこの事件を明るみに出して、この病院・医師の実名報道を実現することです。
追記②:「フォロー」と「スキ」のお願い
この事件に興味がある、この病院・医師が許せない、この病院はどこの病院なのか気になる、実名報道まで見届けたいと思われた方は是非、「スキ」と「フォロー」をよろしくお願い致します。