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開催レポート【教えて先生!循環型社会ってなんですか!?】

こんにちは。もりがです。
先日の5月29日(日曜日)西陣connectにて循環型社会を考えるイベント「教えて先生!循環型社会ってなんですか!?」を開催いたしました。

今回はアップサイクル分野の一つで、廃プラスチックを再循環させるプロジェクトであるPrecious Plasticを京都市内で行われているPlaRialから松本さんにお越しいただきました!

循環型社会を地域コミュニティの中で作りたい。一緒にものが循環する社会を一緒に作ってくれる人を探したい。という私の思いから始まった企画になります。
詳細はこちらから👇

今回は西陣connectというコミュニティスペースをお借りしての開催で年齢幅広く10名の方が参加してくださいました。加えて、旅する喫茶店・喫茶コバさんの出店もあり、充実した時間になりました。

本レポートでは、そんな充実していた昨日の一幕をお届けします!

チェックイン

イベントのチェックインとして、自己紹介に加えて「わ」にまつわる話をしました。「わ」とは和でもいいし、輪でもいい。参加者それぞれの解釈による「わ」を中心にチェックインを進めていきました。

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和菓子の「わ」・人との繋がりの「わ」・コーヒーかすの循環の「わ」などなどたくさん「わ」にまつわる話が出てきていました。

クロストーク

チェックインが終わった後はQ&Aを交えたクロストークへ。
・・・とその前に。
イベント受付時に参加者さんに書いていただいたPost itを確認しました。

書いていただいたテーマは「皆さんが考える循環型社会ってなんですか?」
今回は参加者さんが書き出してくれた内容をシェア!!

無題のプレゼンテーション


参加者さんたちの多くが「モノの循環」を挙げていました。
特に、捨てるモノを無くしていく循環・新たに役割を与えていく循環が挙げられました。

そこから松本さんとのクロストークへ。

まずは「循環型社会ってどんな状態のことだと思いますか?」をテーマにお話ししました。

松本さん
ものの循環はできてきている。そこから人が循環してる状態が循環型社会が構築されている状態だと思う。今は小さいグループで小さな循環が回っているけれど、地域や一つのコミュニティの中で循環を回していく際に人の動きが重要になってくる。」さらに、参加者さんの意見に触れながら「近年はオンラインフリマアプリが普及してきたことや、3Rが教育の中に組み込まれて長いことからなのか「モノの循環」は日常の中にあって、常に意識されている状態にはなっている。」

とお話しされていました。

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また、次は「プラスチックに対してどう思っているのか」がトークテーマ。
プラスチックは現代において悪役のような立ち位置になっています。そのことに対してどう思っているのかをお聞きしました。

松本さん
プラスチックに対しては好感を持っている。多種多様な色を持っている。そしてそれはPlaRialのプロダクトたちの色鮮やかさは廃プラスチックが持つ特徴を利用しながら制作している。また、プラスチックは何度も繰り返して使うことができるし、生活を便利にしてくれている。

と話されました。
一方で、使い方・処分のされ方の問題も提起されました。

プラスチックは繰り返し使うことができるのに、壊れやすく設計されていたり、ペラペラで使い捨てとして利用されている。繰り返し使えるようにしていくことができればプラスチックのゴミ問題は減ると思う。

また、分別の仕方に対しても

「プラスチック」と一括りにされているがもっと種類がある。例えば、PP(ポリプロピレン)やPS(ポリスチレン)など。ものも特徴も異なるのだから分けていく必要がある。

トークセッションを通して、環境問題。特に動植物に与える障害や土壌に与える影響を考えるとプラスチックは”悪い物質”になると思います。それでも、プラスチックを使うのは私たち人間で、捨てたり燃やしたりしているのは人間だと感じました。

ワークショップ

トークセッションの後はPrecious Plasticの成形体験ワークショップと観察会!
Precious Plasticは射出成形というジャンルでプラスチックを再成形する技術。日常生活ではみることのできない器具に参加者さんたちは食い入るように観察していました。

そして、音は?触感は?匂いは?音は?なんていいながらの観察会。
まだ暖かい再成形されてプラスチックはアイロンビーズのような匂い。香ばしくて、美味しそうな匂い。。。

なんて話しながらワークショップを終えました。
参加者さんとワイワイしながらワークショップができたので松本さんも楽しそうでした!

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クロージング

最後は感想の共有!
ものづくりに興味のある大学生からは初めて体験するPrecious Plasticの構造のこと、自分のやってみたいことと繋げながら感想を共有していただきました。大学の先生もいて、ワークショップを共同でやりましょうとも、、。もう次の動きが始まっていることに驚きです。また、別の方からはこれから循環のことやエシカルのことに知っていきたいと感想もいただくことができました。

企画に寄せて

私が初めて企画運営した本企画。何から何まで初めてで、運営もボロボロでした。松本さんを初め、参加者さんたちにも助けていただきながらなんとか終えることができました。「教えて先生!循環型社会ってなんですか!?」は循環やエシカル消費に興味のある人のみならず、ものづくりにも興味のある人の参加もあって、多様で充実した回になりました。

どれだけ人が集まるのか、事故なく無事にできるのか不安でした。
それでも10人以上の方が集まってきてくださり、嬉しさでいっぱいでした。
一回の企画で終わらせず、次回企画も考えています。
次はコンポストベース(生ゴミ堆肥処理)を作成する企画をできればと思っています。次回もお楽しみに!

主催:森賀優太
共催:PlaRial 松本恵里佳
協力:西陣connect

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