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23シーズン 第4節 ザスパクサツ群馬vsモンテディオ山形 マッチレビュー

皆さんこんにちは。

今季初勝利を飾り、皆さんが勝利の美酒を味わう中、スマホが大破してめっちゃへこんでた、まだまだザスパを知らない人です。

大破というと語弊が生まれるかもですね。

液晶画面が本体からグッバイしまして、内部丸見えの明らかに重要そうなコードむき出しになってしまいましたw

さて、そんな悲惨な私のスマホとは逆に、見事な今季初白星を挙げた我らがザスパのマッチレビューを始めていきましょう!

それでは本日も、よろしくお願いいたします!

唯一無二すぎる佐藤亮

私の記事を見に来る方の中で、さすがに「まだ山形戦見てないよ」っていう人は流石にいないと思うので、結果からお話しすると、この試合は1-0でザスパが勝利し、出鼻をくじくような形で前節同様武が押し込んだ先制点を守り切りました。

さて、その中で先制点を奪った武ではなく、佐藤について触れます。

佐藤は今冬、ギラヴァンツ北九州からやってきたレフティーのアタッカー。

昨年のザスパにはいなかった、「左利きの右ウィング」です。

この右サイドに左利きがいることの重要性が垣間見えるシーンがありましたので、そちらをまずは切り抜いていきます。


前半最初の2分の細貝のインターセプト→川本の持ちあがりからショートカウンターのようになったシーン。

画像ではわかりやすく佐藤の左側にボールを置いていますが……。

対峙している南からの目線だと、相手の体より遠くにボールがあるので、強気にあたりに行ってしまうと、そのまま横パスで逃げられたり、そもそもうまくかわされてしまったり、というのがあるのでこの位置で、あくまで自由にやらせたくはない程度のマークです。

ただ、この南の距離感が適切かどうか、というのもまた微妙なところで……。

この後佐藤はファーサイドの武の走り出しを見逃さず、かなり余裕をもってクロスを上げています。

今までのザスパにはなかった攻撃パターンですが、これが佐藤ではなく、他の右利きの選手だったらこの位置からのクロスは上げられていないかと思います。

ここについて語りだすと、この記事の重さが10000字を超える自信があるのでここでやめときますが……w

ではその後どんなシーンがあったかというと……。



あの細貝から岡本へ通ったビックチャンスです。

このぽっかりと開いたスペースに、もともと裏へ抜けられるスペースが大好物の岡本が見逃すわけもなく……といったシーンでした。

個人的にはこのシーンはたまたまではないと思っています。

この辺りは別の記事でも用意してみようかなと思います。


とうとう「選手のクオリティ」で攻撃し始めたザスパ。

さて、時間をかなり進めて後半。

こればっかりはもう先に場面を切り抜いたのを見てもらいましょう。



60分頃、ある意味この試合で一番の問題のシーンですw

ここからノールックで佐藤にパスを通す選手がいる、という通報が私のところに入ってきました。

サッカーは戦術や普段の練習だけでなく、ピッチ内の選手同士の声掛けとかでも連携を図るシーンは当然珍しくありません。

じゃあこのシーンが「長倉が見てない=周りの声掛け」で成立するかと言ったらそれもまた微妙で……w

語彙力が無いのは十分承知して言いますがさすがにこのシーンはヤバすぎですw

これ以外にも、山形が前掛かりになってきてくれている面も相まって、長倉一人で脅威になるプレーが連発していました。

で、目立っていたのは長倉ではなく、川本にも取り上げたいシーンが。



72分、川本から長倉へのパスが通ります。

結構前ですが、ジダンのプレー集みたいなのでこんなパスを出してたのを見たことがあります。

=これもまあまあやってる。

川本もこのプレーに限らず、突破したり強烈なミドルを放ったりと、目を離すと危険になるようなパフォーマンスでした。

あと、見返してみて気づいたのですが、このシーンでもこういうときにも岡本がちゃんと大外を狙ってるのが偉すぎですね。


昨季ほどの柔らかさが無い山形。


さて、再三チャンスを作りながら、惜しくもザスパに敗れてしまった山形ですが、他のJ2チームと比べ、昨期のプレーオフでマッチレビューを書いた事もあるので、それも踏まえての違いや印象等をお話しできれば。

昨期と大幅に違う点と挙げるとなれば、やはりディサロと山田康太の離脱は避けられない話題かと思います。

昨期の山形の特徴と言えば、藤田と南が色んなところに顔を出して受け手になったりする「ボックストゥボックス」に加え、ディサロの前線から降りてきてのビルドアップ参加「フォルス9」により、生半可なプレスでは捕まえようのない攻撃が持ち味でした。

ディサロを気にして一人ついていってしまうと、今度は山田に十分なスペースが与えられ、ここにシンプルに縦パスを通って起点になったり、藤田と南がこのスペースに顔を出すことでマークやラインがずれて、相手の懐でチャンスシーンができる。

というのが、少なくとも私がレビューした試合では見ることができました。


ただ、今回のザスパ戦ではどうだったか

「普段から山形見てないやつが何言うか」と言われるのを承知でお話ししますが、

デラトーレも全く降りてこないわけではないのですが、ディサロほど定期的に下りてくる訳ではない、簡単に纏めると「気まぐれ感」が強く、

そうなるとデラトーレが中央に残りがちになるので、後ろの小西、藤田、南といったあたりが連鎖的にスペースが無くなり……。

結果、クロス攻勢。

というゲーム展開に見えました。

因みに私は山形の藤田が結構好きな選手なのですが、その藤田が「中央で絡んでくる」というのが少なかったので、このあたりも山形が狙い通りだったかどうか、というのはもっと深く見ていく必要があるかと思います。

後は、CKが多かったという声もありますが、ここだけの話CKは思ってるほどチャンスじゃないので気にしすぎじゃないのかなぁと思う所存です。


待望の勝ち点3。これをどう次につなげるか。

さて、勝ち試合の方が書きたいことが多くなりすぎて纏まらなくなってしまうので、今回は要所だけをお話ししましたが……。

すごい不完全燃焼w

それだけザスパはいいサッカーをしていましたし、当然これからも期待ができるような内容でした。

今週末は仙台戦ですが、まだ乗り切れていない内に勝点を重ねておくのは悪くない話かと思います。

次節も熱い声援で後押しし、昨季悩んだ「ホームでの勝利」に期待しましょう!

それでは本日も、ありがとうございました!


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