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中学数学を本で学び直す方法

数学を学ぶときは、変に見栄を張らないことが大切です。恥ずかしさはモチベーションにもなりますが、わからないことをわかると言ったり、しんどいレベルに闇雲に挑戦し続けたりすると、結果的に遠回りになって息切れしてしまいます。

持ち前の素直さを総動員したら、過去の学習経験をふり返って、自分がある程度理解できたのはどのあたりだったのか思い出してみてください。

そうすると、中学数学くらいの人も多いのではないでしょうか?

今回は、中学数学を本で学び直す方法についてまとめてみました。お金を払って人に教えてもらうことと比べるとかなり低コスト。いろいろ組み合わせるのも良いでしょう。

1.考える力を伸ばしたければ教科書

数学に苦手意識のある人は「教科書」と聞いた時点で、うわっとなるかもしれません。でも毛嫌いせずに、素直にモノとして見てみてください。良くできています。

昔のものを引っ張り出してではなく、現行本を入手しましょう。内容も構成も違います。

ただ、教科書は先生ありきなので、読み物のような解説も問題の答えも載っていません。それでは独学に使えないじゃないかと思われるかもしれませんが、返って学びの練習になります。答えがあるとついつい見てしまい、答えと同じならOKとしてしまいますが、自分が納得できる答えを出せたかどうかの方が大切です。

もし詰まったら、つまずいた箇所を丁寧にわかりやすく説明してくれている本も追加しましょう。友達に聞いてみるのも良いと思います。

わからないことがいくつも出てくるようなら、学び仲間と教科書を輪読するのも良いでしょう。順番に先生になって他の人に解説しながら読み進めていきます。

【購入方法】
最寄りの教科書販売店を検索して購入しましょう。
http://www.text-kyoukyuu.or.jp/otoiawase.html

2.自信がある人は中学生向けの問題集・参考書

中学数学は一通り理解したという人は、中学生向けの問題集や参考書をざっと解いて理解を確かめましょう。書店の学習参考書コーナーにあります。

大事なのは解き方を覚えることではなく、理解して解くこと。攻略法よりも答えの考え方を丁寧に書いているもの、入試問題系よりも参考書や教科書ワークで解説が自分に合っているものを選びましょう。問題数は少なくて良いです。

わからないところは他の本やネットで調べて理解を深めましょう。ただし、ネット上の記事は本よりも間違いが多いです。基本的に疑いながら自分で論理を組み立てて読むようにしましょう。

3.当時つまずいた人は丁寧な解説の一般書

マイナスとマイナスでなんでプラスになるの?方程式ってそもそもなんだっけ…など疑問がある場合は、大人の学び直し用の本を見てみてください。できれば2、3冊買ってみて、解説を見比べてみましょう。

Amazonランキング上位を試し読みして、次の本が良さそうでした。ちゃんと読んだら、またレビューします!
『小・中学校9年間の算数・数学を10時間で復習する本』佐々木隆宏(著)、中経出版.

自分にぴったりの本が見つかってスムーズに進められれば良いですが、なかなか独学も大変です。これから中学数学レベルの内容も取り上げていきますので、一緒に学んでいきましょう。

いかがでしたでしょうか?

もし興味のある分野があれば、そこから始めるのも良いでしょう。素数、方程式、図形分野の証明(ユークリッド原論)、黄金比、微分積分、統計などなど。理解したい目標の本を軸に、わからないところは基礎的な本に遡りましょう。

数学の学びは理解の積み重ねです。焦らないで大丈夫。少しずつでも、進んでいない気がしても、コツコツ続けていけばちゃんと身になります。

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