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らんまん

もうすぐ連続テレビ小説『らんまん』がラストを迎えます。日本の植物学者・牧野富太郎をモデルしたテレビドラマで主人公・槙野万太郎が植物に興味を示し植物学者へと成長する物語です。


「好きなもののため、夢のため、一途に情熱的に突き進んでいく!

春らんまんの明治の世を舞台に、植物学者・槙野万太郎の大冒険をお届けします!!

連続テレビ小説108作目『らんまん』は高知県出身の植物学者・牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。

その喜びと発見に満ちた生命力あふれる人生を、美しい草花の情景とともに描き、日本の朝に癒しと感動のひとときをお届けします。

時代は幕末から明治、そして激動の大正・昭和へ ―

そんな混乱の時代の渦中で、愛する植物のために一途に情熱的に突き進んだ主人公・槙野万太郎(神木隆之介)とその妻・寿恵子(浜辺美波)の波乱万丈な生涯を描きます。」

【放送期間】
2023(令和5)年4月3日~
【作】長田育恵
【音楽】阿部海太郎​
【語り】宮﨑あおい
【主題歌】
 あいみょん「愛の花」​
【主な出演者】
 神木隆之介、浜辺美波、志尊淳、佐久間由衣、笠松将、中村里帆、島崎和歌子、寺脇康文、広末涼子、松坂慶子 ほか

NHKアーカイブス「朝ドラ100『らんまん』」

概要

牧野富太郎
出典:牧野植物学全集第一巻(1934年)

朝ドラヒーロー(朝ドラヒロインに対して「ヒーロー」と言うのは妥当でしょうか)作品が出るのは音楽家・古関裕而をモデルにした102作『エール』(2020年)で幕末からの物語開始は広岡浅子をモデルにした『あさが来た』(2015年)以来です。

土佐の造り酒屋に生まれ幼くして当主になった槙野万太郎は祖母タキに優しくも厳しく育てながらも家業よりも草花に興味を示し、坂本龍馬に出会い生きる意味を知り、藩校「名教館」に入り蘭学者・池田蘭光から学習する喜びと探究心を教わり、東京に上京し妻となる和菓子屋の娘・西村寿恵子と出会い、東京大学で助手を務めながら植物への情熱を注ぎ、大学内の権力闘争に巻き込まれながらも高名な植物学者へと成長します。

感想

※ ()はモデルとなった実在人物です。

登場人物を丁寧に描写しています。物語は槙野万太郎に偏らず寿恵子や竹雄、綾(牧野猶(なお))、田邊彰久(矢田部良吉)、波多野、藤丸といった登場人物に光を当て視聴者に伝えています。昭和天皇が述べたとされる「雑草という草は無い」は牧野富太郎が残した言葉に由来と伝えられてます(諸説あり)。その言葉の通り、一人一人に個性があることを『らんまん』が教えてくれます。

『らんまん』のテーマは植物ですが土佐・佐川の酒造り、権威と学歴に縛られた東京大学、植物採集を通しての出合い、西洋文化への憧憬(あこがれ)、粋と幽玄な新橋花街、貧しながらも様々な住人と触れあいながら暮らす長屋、小さな宿場町から進化していく繁華街・渋谷が登場し上手くまとめられています。

※ 2023. 9. 17 追記
※ 2023. 9. 29 リンク追加

関東大震災の回に関しては

ドラマ総感想は

をご覧ください。

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今紫
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