![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117540657/rectangle_large_type_2_57203f8fcce2cac1f6fbe01febc4e74f.jpeg?width=1200)
【第十一回】何もにもなれなかった50男の物語
どうも
日本でいたずらばかりして海外に
流刑されたたてやんです
今日は新しい仲間が加わって
さらにやりたい放題の話です
ホストファザーと一緒に
空港へ迎えに行った
その時のぼくはと言えば髭面で
見た目はかなりワイルド
![](https://assets.st-note.com/img/1695991314583-RLYtjvI7A9.png)
海外で髭面は割と普通で
だれも気にしなかった
初めての留学で心細く
なっている彼には
刺激が強すぎたか?
その晩ぼくはうれしさで
彼の部屋へ行った
ワイルドなぼくに彼はビビり
卑屈な笑顔を向けていた
結局彼に煙草をあげてから
仲良くなり一晩中語った
その彼はぼくの親友となり
今でも仲良くしている
ぼくらは現地のハイスクールで
語学学習をしていた
彼が煙草を買いたいと言うので
モールに買いに行った時のこと
煙草を買ったぼくを見て彼は
「すげぇ」と感心していた
いやいや....
中卒だけど煙草くらい買えるわ💦
その後18禁のポルノショップへ
外国では日本みたいにそこら中で
大人本を売らず専門店がある
ぼくらは大人のワンダーランドへ
足を踏み入れると店長が来た
アジア人は年齢より若く見える
店長はパスポートを見せろという
ぼくはムカついたので日本語で
持ってないと言い返した
すると店長は「中国語わからない」と
言いやがった
中国人はどこにでもいるので
アジアンは中国人とよく言われた
誇り高き大和男子のぼくらは
中国人に間違われキレた
「ソニー売ってやんねーぞ!」
当時ソニーはハイブランド扱いで
ソニーショップを展開していた
![](https://assets.st-note.com/img/1695991685184-8AglOzyBnj.png)
決め台詞はいつもソニー売って
やんねーぞだった
ジャップと言われた時は特に
激しく喧嘩した
奴らは日本人はみんな空手が
出来ると思っていたので構え
ると大体びびっていた
そして大学の外国人クラスへ
入学することとなった
ぼくらの住むウチは郊外の住宅地
![](https://assets.st-note.com/img/1695991366965-Ok6qBFCcdz.png)
大学までは少し距離が離れていた
ぼくらはショッピングセンターで
ローラーブレードをゲットした
そしてオリエンテーションに
ローラーブレードで登場する
ことに決めた
![](https://assets.st-note.com/img/1695991963016-UHELGD7GCe.png)
なんとなく外国人ぽいねって
ことで簡単に決めたんだけど
実際学校へ行くのは大変だった
安物のローラーブレードなんか
買ったのが失敗だった
へたばったぼくらは途中から
バスに乗るというズルをした
近くのバス停で降り靴を履き
集合場所まで向かった
学校は緊張した留学生で一杯
そんな中ローラーブレードで登場
地元に馴染んでいる留学生
最初ぼくらをそう思ってたらしく
先輩と呼ばれていた.…
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます
この次はバブルで羽振りが良かった
日本人留学生の話になります
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?