見出し画像

なぜ日本人はサッカー界で世界に名を轟かせれないのか?

 こんにちは!Theo Sangawaです。まず軽く自己紹介をさせてください。現在高校三年生でクラブチームでサッカーをしています。去年イギリスのleague 2のチームからトライアウトに招待させてもらい、いい評価を得る事ができました。得意な事はサッカー、映像編集、英語などです。

以下の写真、イギリスのleague2チーム(サルフォード・シティFC) マンチェスターユナイテッドのレジェンド達が創立したプロチームです。

画像1

(フィリップ・ジョン・ネヴィル)

画像2

(ライアン・ジョゼフ・ギグス) 

 今回は高校生の私が、なぜ日本人はサッカー界で世界に名を轟かせれないのか?について話していきたいと思います。

それには、主に大きな理由が3つあります。

1、『本当のサッカーを理解していない』
2、『日本の教育』
3、『電車での移動』

『本当のサッカーを理解していない』

 皆さんの中にはこの3つの理由を見て『なーんだ全然サッカーのプレーと関係ないじゃん!』と思った方もいると思います。
 
 そう思った方、待ってください!この記事を最後まで読んで頂けたら少しは理解していただけると思います。

 ここから本題へ入ります。まず一つ目の『本当のサッカーを理解していない』それは、サッカーというスポーツは世界中でも難しいとされるスポーツです。
 陸上、水泳など野球と違い『何を行えばいいか』など『この後はここに動く』など具体的に決められていなく、選手一人一人が自分のプレーに責任を持たないといけません。
 また選手の発想力(アイデア)次第では観客を魅了したり、あるいは期待外れな時もあります。ですが、サッカーは難しいとは言え世界で一番面白いスポーツと言っても過言ではありません。
 なので、このような複雑なスポーツを完璧に選手たちに指導できる指導者など日本でも数人ほどしかいません。
 勘違いして欲しくないのは、どんなプレーやシュートでもそれで得点につながれば正解という事です。しかし考えないといけないところは果たしてそのプレーで『納得いったのか』もしくは『自分達が成長できるのか』この2点です。
 例えば、DF(ディフェンダー)の選手がFW(フォワード)の選手にロングバスをして、フリーなFWの選手がゴールをしました。この時点では今のプレーは『正解』と言うことになります。 
 しかし今のプレーに観客の心を引き寄せる『魅了』はあるでしょうか?
況しては、このプレーで世界に通用すると思いますか?

答えは、NOです。

 ですが、相手の裏をかきロングパスを1本入れ得点に繋がる時もあります。なのでFWへのロングパス全てが悪いとは言いません。
 ですから、ある戦法でこのような方法で攻撃することはいいと思いますが、初めからパチンコのように玉蹴りをしてばっかでは相手にもプレーが読まれてしまいます。
 例えば、城攻めの際一気に同じ方向から攻めません。いろんな方向から徐々に攻めていきます。サッカーもそれと同じで、あるタイミングで仕掛ける必要があります。

『自分が思う攻撃と守備』

『攻撃』は攻めるという事です。それは(デフェンス)と言うことになります。
 ボールを自分たちが所持していない時に相手からボールを奪うこれが攻撃です。
 それで自分達がボールを所持したらどうなるでしょう?『守備』に変わります。攻撃といっても簡単に相手にボールを渡すわけにはいきません。
 ですのでボールを守りながら攻めるそれがポゼッションです。

 簡単に説明すると『ディフェンス』ボールを取りに行く際は100%で逆に『オフェンス』自分達が攻めてる時は40%くらいで攻めます。

 なぜなら攻撃は焦る必要がないからです。焦ることはマイナス点が多いです。
 例えば、プレーが雑になる、周りが見えなくなる、体が力むなどです。
 なので攻撃は焦る必要はありません。

 さて話を戻して、世界にはたくさんのプレースタイルがあります。
 例えばヨーロッパのスペインにあるバルセロナFCは、華麗なパスサッカーをしてメッシを中心に攻撃をしています。
 またイギリスでは、フィジカルを生かしたスピーディーなプレースタイルが特徴です。
 他にも世界には違ったプレースタイルを持つチームが沢山存在します。
 それが理由かはわかりませんが、日本の多くの指導者は自分が正しいと思った指導法を持っていると思います。
 自分のプライドを持つことは、指導者にとって大事なのですが、それが本当に選手のためになっているでしょうか?
 もしある指導者がフィジカルを中心のサッカーをしているチームがあるとします。
 そこに身長はそこまで大きくないがテクニックがある選手がいるとします。
 わざわざその選手に『フィジカルで勝負しろ!』とは言いませんよね!
 このようにまず指導者は、自分の好きなプレースタイルや戦術などをなくす必要があります。それで選手を理解した上で新しく戦術を練った方がチームとしても良く機能し選手自身も成長する事ができます。
 ですので、わざわざ形にはめる必要ないと自分は思います。

本当にいいチームとは?

目先の勝利より選手の成長を大事にするチーム。

『いい指導者とは?』

悪い指導者=しかる
いい指導者=教える
最高な指導者=選手の心を燃やす

 指導者は教えるだけではなく、選手から学ぶと言う役目もあると思います。

『日本の教育』

 日本の教育がどんな影響をサッカー選手にもたらすかを話していきたいと思います。自分が思うに日本の教育を一言で表すと「統一」です。その伝統的なのが起立・気おつけ・礼・着席のこのフレーズです。
 そもそも挨拶はこのように一斉にするものではなく、一人一人が互いを思ってするものであり一斉に挨拶をされても心がこもってるようには感じられないと思います。
 ですので挨拶はハイタッチ、握手、ハグなどが本当の心のこもった挨拶だと思います。
 ハイタッチやハグなどは個人で判断し挨拶するべきかを決めますが、日本の挨拶では皆んな一斉に挨拶をします。
 大げさですがこれは工場の中に並べられたロボットと同じ環境です。日本の教育は「集団行動」が求められて、皆んな着席している中である生徒が立ってたり集団の輪からはみ出ている人がいれば落ちこぼれ扱いをされてしまいます。 何故このように同じ人間を作る教育をするのかが理解できません。人はロボットではなく一人一人が生まれ持った才能、素質があります。
 その才能、素質を最大限に引き出すことによって将来あなたが偉大な人になるかが決まってきます。
 与えられた才能、素質を伸ばすために学校が存在するのに学校が個人の才能を無くす教育をするのはおかしいとおいます。

 以下にあるのはフィンランドの学校の教育風景動画です。是非日本の教育と比べながらご覧ください。

https://youtu.be/rG6AJPaOz-c

 ご覧いただけましたでしょうか?フィンランドの教育は生徒の将来を最優先にしてまた個人の才能を伸ばす教育をしています。
 このような教育ですと自分が取り組みたいこと例えばサッカーなら思う存分時間を使うことができます。
 一方日本の教育は朝から勉強漬けでつまんないと思います。嫌なことでも大人になったらやらなきゃいけなくなると大抵の大人は言います。
 これは古い考えでこれからの未来は自分が好きなことにどんどんチャレンジできる社会になると思いますし、やりたくない事を将来やらなくて良いようにするために本来学校があるはずなのに、その学校が一人一人の将来を潰してしまうと話になりません。
 日本のサッカーにおいて最もプロサッカー選手になる夢を諦めてしまう原因は受験です。
 受験と言う制度のせいでサッカーに使う時間が削られてしまいます。なぜプロサッカー選手になりたい人が受験勉強をしないといけないのでしょうか?受験勉強をする人達は、高校はあのクラブチームに通いたい強豪校に行きたい!そのために受験に合格して高校に入学しないといけないこれがほとんどの日本人の考え方です。
 高校によってはスポーツ推薦がありますが、自分は受験勉強ほど意味がない勉強はないと思っています。なぜならサッカーをするために入学するにその為に受験勉強をして合格しないといけない。これは自分が何かを学びたいと思ったのではなく、合格する為だけに勉強をし試験が終わった後には何の役にも立たないものになってしまいます。

外国人と日本人のサッカーに賭ける思いの違い

 これらの事を聞いて中には勉強やって損はないよもしサッカー選手になれなかったら他の仕事が出来るしと思ってる方も少なくないと思います。
 ですがそのような思いでプロを目指しても人生を賭けてる人たちに勝てるわけがありません。よく文武両道など言ってる人がいますが、トッププレーを目指すのであれば文武両道など言ってる暇は無いと思います。
 なぜ日本人選手の中からずば抜けた選手がいないかと言うとこの考え方から違ってるからです。
 海外のプロサッカー選手を目指す人は人生を賭けて日々練習していると思います。なぜなら将来が掛かってるからです。
 日本人の中に将来はサッカー選手になるかホームレスになると言ってる人を見たり聞いたことはありますか?今この瞬間、将来はサッカー選手かホームレスになると言っているある1人の人物を紹介します。
 それは私自身です。自分は幼稚園の頃からサッカーをやっていて今高校生ですがクラブチームでサッカーをしています。
 去年の夏イギリスのleague 2のチームからトライアウトに招待され良い評価をもらいました。
 ですが自分のようにサッカーに人生を賭けるのを許してくれる親はそういません。なぜなら日本の教育を受けてそだった大抵の大人は安定を求めるために勉強をしなさいと言うと思います。
 なので自分がプロサッカー選手になって日本の教育を変えなければならないと自分自身でも改めて感じました。

日本人にはずる賢さが足りない。

 日本人の選手を見るとネイマールのように相手をおちょくったりする選手がほとんど居ません。この理由はサッカー面以外の場所にあります。
 それはあなた方がどのように過ごしてきたかと言う事です。
例を上げると、授業を真面目に受け休み時間は宿題などを行い放課後はサッカーの練習に行き帰って課題などの復習をする人がいるとします。
 逆に学校にはちゃんと通ってるけど友達と悪ふざけをしたり日々面白い事を考えて、放課後にサッカーの練習に行き帰り際にまた悪ふざけをする人がいるとします。この2人両方ともサッカーの練習はしていますが行動に違いがあります。
 それは悪ふざけをするかしないかです。悪ふざけをしすぎても問題になってしまいますが、ちょっとしたイタズラや悪ふざけは将来プレーしていく中で自分の存在を示す重要な部分になってくると思います。
 悪ふざけをすることによって先生にバレないようにするにはなど、相手を観察しまた発想力を使うのでサッカーをしていく中で大事な頭の部分を鍛えられると思います。
 一流のサッカー選手はほとんのどの人がヤンチャだったと思います。でないと相手に読まれないパスや相手が嫌がるプレーができないからです。
 その発想力を鍛える事は日本の教育では難しい事です。なぜなら日本の学校では持ち物や服装に制限などがあり授業そのものにしか集中できない環境になってしまってるからです。
 学校に通ってる人は授業を受ける以外にもやるべき事が他にもあると思います。それは発想力や自分の価値を上げる事です。
 ですが先程話したように日本の教育は集団行動が正義だと勘違いしているため人と違う事する事がなかなか認められないのが現状です。
 この現状を変える為にも学校側が生徒の個性を理解して生徒の将来を最優先にした教育が必要だと思います。

『電車での移動』

 日本人がなぜサッカーで世界に名を轟かせない最後の理由は電車での移動です。
電車での移動は欠かせないという人はほとんどだと思います。そんな国日本だからこそ電車での移動のせいでで一流選手にはなれなくなってしまいます。
 なぜ電車移動がダメかというと、筋肉のつき方が変わってしまう事です。電車が揺れた際踏ん張る際にほとんどの人がふくろはぎの筋肉を使ってしまいます。
 ふくるはぎの筋肉を使いすぎると、体の動きに影響し素早く動けなくなります。自分は中学一年生の頃から脱力トレーニングというメッシのような体に近づくため毎日トレーニングを欠かさずやってきました。
 その結果歩く姿で一流になれるサッカー選手の体なのか見極めれるようになってきました。

 たまにもも前の筋肉をつけた方がいいと勘違いしている人がいますが、もも前の筋肉は主にブレーキの役割ですのでもも前の筋肉をつけすぎると重りをつけてるのと同じです。
 メッシやネイマールの写真を見ればわかると思いますが、彼らは右側の写真のようにハムストリングを使用しています。
 ハムストリングを使用することによって、スピードは上がり高重心になるため体を思うようにコントロールできます。なので彼らは世界で通用するドリブラーになる事ができたと思います。

 またシドニー大学が行った調査では、世界20カ国の平均が1日約5時間であるのに対し、日本人は約7時間と、断トツに座っている時間が長いことが分かっています。長時間座ることによって腸腰筋が固まってしまいます。トップ選手のほとんどが腸腰筋が柔らかく、腸腰筋の柔らかさは世界トップ選手の必須条件と言えるほどです。腸腰筋を使うことによってシュートの際体全体を使えるのでクリスチアーノ・ロナウドのような強力なシュートが生み出せます。
 ですので長時間座ることはスポーツ選手において悪影響なのです。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。なぜ日本人はサッカー界で世界に名を轟かせれないのか?

1、『本当のサッカーを理解していない』
2、『日本の教育』
3、『電車での移動』

 これらの3つの理由を少しでも理解していただけたでしょうか?この事実を多くの人に知ってもらうため、この事を広めていただけると幸いです。

Theo Sangawa


もしこの記事が値段以上の価値があればよろしくお願いします。