3_復活の礼拝堂

第二夜 植物と礼拝堂

墓地の中に立つ礼拝堂で、この日も葬儀が行われる前に少しだけ見学させてもらった。室内に植物が這わされているのは(しかもかなり有機的に)中々見ないよなあ。一応説明的なことを言うと「北欧ナショナルロマンティシズムの頂点」と言われている。ナショナルロマンティシズムというのは、古典主義の流行後、テンプレだけじゃなくてもっとその場所固有の要素を取り入れて行こうやと始まった動きのことで、わたしはこれがかなりすきらしい。北欧に限らず、クラシックと民族感のバランスが絶妙で、「オトナの可愛さ」とか「ラフなおめかし」とかそういう、なんて言うの、いい矛盾の仕方がたまらない。北欧ではここから北欧モダンへと発展していくのだそう。はい、そんなウンチクはポイ捨てて頂いて、誰でも感じるものがあればそれが至高だから、とにかくたくさん息を吸う、五感を凝らす、よかったらよかった。それ以上でも以下でもないとおもうのでした。(実際「頂点じゃん…」となったけれど!)

"Ylösnousemuskappeli [Resurrection Chapel] [復活の礼拝堂] ":

Hautausmaantie 21, 20720 Turku, Finland

+358 2 2617530

設計者:Erik Bryggman

カテゴリー: #建築 #教会 #フィンランド

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