「気の身体」に付けられた「他人のレッテル」を剥がす
今回は「気」の観点から、私自身の体験についてシェアしたいと思います。
瞑想や気功のトレーニングを積んでいくと、「気の身体」に様々な情報が入っていることが体感的につかめるようになってきます。
脳機能科学者の苫米地英人博士は、「人は情報空間に生きている」との趣旨を述べたうえで、情報空間を操作することで様々な心身の問題を解決しうるという趣旨を論じています。また、気功はこうした情報空間を意図的に調整するための方法論であるとも述べており、気功治療は情報空間を操作した結果起きるものであろうとの仮説を提示しています。私は体験上、まさに苫米地博士が述べるとおりであろうと思っています。
さておき、この前瞑想をしている最中にふと、気がついたことがありました、静かな意識の内側から、「おれは父親から『こう生きろ』という変なレッテルを付けられている」という気づきが浮かび上がってきたのです。ここで言うレッテルとは「人に勝手なレッテルを貼る」という慣用句とほぼ同じ意味で、一方的な格付けのことを指します。
以前からも、私には母親および父親との関係性の振り返りをする中で、父親から「上にも行くな、下にも行くな」という「負のアファメーション」を喰らい続けてきたことには気づいていました（次のnote記事もぜひご覧ください：父親は「社会」を示す――学歴至上主義かつ「I am not OK.」な父親たちが作り上げた「競争社会」の構造）。
瞑想をする中、「気の身体」にも同じようなニュアンスのレッテルが貼り付けられていることに気がつき、私は改めて驚きました。
そこで私は瞑想の静かな意識を保ったまま、「このレッテルを剥がす。完全に剥がす」と意図しました。すると、体全体にじんわりと振動が起き、自分がふるいになっているような格好で、身体が微細に揺れ動き続けるのがわかりました。
しばらく瞑想を続け、自然と瞑想状態から通常意識に戻る中で、何かすっきりした感覚を得ることができました。
その後日常生活を送る中で、あれっと気がついたことがありました。それは仕事などをこなす中で、「根拠のない自信」とも言える感覚が高まってきたことです。それまでは何か仕事で行動を起こす際、まず不安があり、その不安を払拭するために何かを企画・計画して行動を起こすのが常でした。ところが、この「根拠のない自信」の感覚が高まる中においては、そうした不安が起きにくく、「まずはやってみよう」という前向きな姿勢で企画・計画を進められるようになってきたのです。
私は50歳目前の壮年ビジネスパーソンですが、これにはほんとうに驚きました。半世紀もの間、「父親のレッテル」に支配されていたと言えるわけですから。そのレッテルが具体的にはどういうものだったかは定かではありませんが、おそらく私がそれよりも前に気がついた「上に行くな、下にも行くな」に類する何かだったのでしょう。
瞑想や気功には様々な効果が期待できますが、今回はこのような親からのレッテル貼りを解除するという効果について紹介しました。
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5月7日（日曜日）午前中、東京・池袋にて瞑想会＋ワークショップのお誘い｜Yoshihiro Takashita｜note
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