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個人事業で情報発信する人が登録するサイト。開業準備のまとめ

副業や小さなビジネスを個人ではじめようと決めたあなた。
おめでとうございます。

でも、何から始めればよいのか分からない。
ネットで情報を調べても、情報が1つ1つ分かれていて結局何が正しいのか分からない。
開業の本を買っても、なんだか難しそうな開業届のことばかり。

いったいどうすればいいの?

という読者からのリクエストをいただいたので、書くことにしました。

役所の手続きについて

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1)開業届と青色申告承認申請書を税務署に出しましょう。

●開業届

●所得税の青色申告承認申請書

どちらのPDFもパソコンで直接文字を入力できる設定になっています。
印刷して印鑑を押しましょう。

税務署へ持参してもよいですし、郵送でも受付してもらえます。
郵送の場合は、返信用封筒を同封しましょう。開業届の控えにハンコを押したものが送られてきます。

屋号を決めて、銀行口座を屋号名で開設したい場合に必要です。
屋号を決めず、個人名で銀行口座を作る場合は開業届の控えがなくても困らないことが多いです。ただし子供を保育所に預ける手続きなどいくつかのケースで使うことがあるそうです。

提出するのは、事業を始めた日から2か月以内です。
(細かいルールによる期限の違いはありますが、初めてから60日以内に提出すれば問題はありません)

■よくある勘違い
開業届の提出の有無により所得税、住民税の申告に影響はありません。
・開業届提出により確定申告が必須とはならない。(利益額で必要の有無が異なる)
・開業届を出さないと申告が不要になる。ということはありません(利益額で必要の有無が異なる)
・開業届を出すと税額が増える。ということはありません(利益の金額が大きくならないと個人事業税は課せられません)

2)許認可を取る。役所に届け出をする。
自宅で行うネット系のビジネス(ライティング、イラスト、動画、オンライン教育、オンラインカウンセリング)であれば、許認可は必要ありません。

しかし許認可が必要なビジネスもあります。副業で行う可能性があるものとしては、次のようなものがあります。
・食料品の販売(カフェ、テイクアウト)は食品販売業
・まつ毛エクステは美容所開設届出書
・メルカリやヤフオク(同じものを複数または大量の出品を行う場合)は古物商許可

業務を行う人が国家資格を持っている必要があるものもあるので、あらかじめ調べておきましょう。

情報発信サイトの登録

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ビジネスを始めたあなたのことを知っている人は、家族や友人だけ。
それでは、売上が上げられません。
積極的にあなたの考えやサービスを見込み客に向けて発信しましょう。

1)ホームページを申し込みする。

エックスサーバーが初心者にも上級者にもおすすめです。ドメインが1つ永久無料になるキャンペーンが実施されていることが多いです。

おすすめの理由は、ブログサイト ワードプレス(Wordpress)が簡単に使えます。また利用者が多いので使い方をブログに載せている人が多いです。なので分からないことがあればネットで簡単に調べられます。

メールアカウントを簡単に作れるので、ビジネス用のメールアドレスを作りましょう。メールアドレスがプロバイダーからもらったアドレスやソフトバンク、ドコモなどのスマホのアドレスだと信用力がないですよね。

またプロバイダーや携帯会社を変えると、膨大なメールアドレスの変更手続きが発生する悲劇がやってきます。
あなたのドメインでメールアドレスを作っておけば、ドメインの登録が消えない限り、どこのレンタルサーバーを使っても、プロバイダーや携帯会社を使ったり乗り換えても、そのメールアドレスを使い続けられます。

上級者には、ホームページの表示速度が高速表示されるので読者の離脱率が下げられる。htacessという高度なサーバー設定が簡単にできる点があります。

なおワードプレスはテンプレートというものを入手して設定しないと、おしゃれなブログサイトにはなりません。無料のものもありますが、有料の方が初心者には使いやすく、集客に必要な知識がなくてもテンプレートに集客しやすくなる機能が付いているものが多いです。

ネット集客にはSEOの知識があると有利です。
上の記事は主婦向けに開催した超初心者向けネット集客セミナーの半分ほどを無料公開しているNOTEです

2)Facebookにビジネス用のページを作る

あなたのプロフィール。お客様に提供できるスキル。新しいブログ記事の紹介など、Facebookを使っている人に伝えましょう。

3)twiiterのビジネス用アカウントを作る
高校生、大学生から20代、30代に発信するならtwitterがおすすめです。
タイミングや投稿内容によっては、フォロワー数が少なくても数万人に投稿をみてもらえます。そこからあなたのビジネスページ(ランディングページ)に誘導しましょう。

ハピエルのtwiiterアカウントはこのようになっています。


4)インスタグラムのビジネス用アカウントを作る
twitterと同じような方々に発信するならインスタグラムを開設しておきましょう。ただしtwitterと違いリンクはプロフィールにしか貼り付けできないので、直接の集客効果は薄いです。あなたのファンを作る活動に使いましょう。


5)グーグルのアカウントをビジネス用に作る
グーグルのサービスをビジネスで利用するには、グーグルのアカウントをビジネス用で作っておくことをオススメします。

アンドロイド携帯を持っている人なら、すでにグーグルのアカウントを持っていると思います。ですが、プライベートと混在すると後々困ることになります。

6)YouTubeをビジネス用アカウントから登録する
あらかじめYouTubeのアカウントをビジネス用で作っておきましょう。
最初は動画投稿しなくてもいいです。チャンネル登録やコメント、グッドボタンを押すだけでもよいでしょう。


7)グーグルアナリティクスに登録する
ホームページを何人の人が見ているか。男性、女性、何歳の人が、どの市町村から見ているか調べることができるサービスがあります。
グーグルのビジネスアカウントから登録しましょう。

登録したら、あなたのホームページにデータ収集用のコードを貼り付けるだけで収集開始されるので、ホームページを作ったらすぐに行いましょう。

8)noteに登録する。アメブロなど有名ブログサービスに登録する
ホームページを開設しただけでは、あなたのホームページが存在していることをお客様に伝えることができません。
そこで、多くの人が閲覧している無料ブログサービスに登録して、あなたのホームページを宣伝しましょう。

9)グーグルアドセンスに登録する
もしホームページに広告を掲載して少しでも収入を増やしたければ、グーグルアドセンスに申し込みしましょう。
こちらは、ある程度ホームページの記事を書いてから申し込みしないと審査に落ちます。

10)LINE公式アカウントに登録する

無料アカウントでも、ホームに投稿することができます。
LINEの友達が多いと拡散力が大きいです。

また、公式アカウントに登録している人に一斉にメッセージを送れるので、イベントを開催するときや新しい記事、動画のお知らせに使うとよいでしょう。

11)メルマガ配信サービスに登録する
商品を売る、サービスを提供するビジネスをする場合は、見込み客にあなたの商品やサービスの価値を届けることが大切ですね。

メルマガは古いと思う方もいると思いますが、メールアドレスを入手することは、長期的に見込み客、リピータ客へ連絡が取れる方法です。

LINEやtwiiter、YouTubeなどでフォロワー・友達を増やしても、もしアカウントが凍結、利用停止になると全てを失ってしまいます。

それとは違い有料メルマガサービスであれば、メールアドレスをダウンロードすることができるので、顧客情報を失う心配がありません。

なお、登録時に毎日など定期的にメール配信ができるステップメール機能付きのサービスがおすすめです。

12)ネットショップを作る

初期費用無料・月額料金無料。
商品が売れた時だけ手数料を支払えばよいので、リスクがありません。

ホームページやブログの知識がなくても、おしゃれなネットショップが簡単に作れます。
BASE(ベイス)のお客様は600万人。今一番伸びているネットモールと言ってよいでしょう。

仕事を受注する

あなたのスキルを活かしたサービスをする場合は、クラウドソーシングのサービスに登録しましょう。
例えば、イラスト、動画編集、文字起こし、翻訳、ライター、ノウハウを提供、コンサルティング、調査、マーケティングなどのサービスを提供するのであれば、おすすめです。

クラウドワークスは仕事を頼みたい人の案件がたくさん掲載されているので、その中から自分にできそうなものだけ仕事を受けたいと契約希望を出すことができます。
選ばれると仕事ができます。

ココナラは自分でできるスキルを商品として売ることができます。
あなたの商品を買いたい人が出てくれば、仕事を受けることができます。
同じようなスキルを持っている人は多くいるので、あなたの魅力が伝わらないと依頼が増えない可能性があります。
twiiterやnoteなどであなたの商品に興味がある見込み客を集めるとよいでしょう。

アフィリエイト

アフィリエイトとはホームページに広告を掲載し、クリックした人が購入するとお金がもらえるものです。

インフォトップは、恋愛ノウハウ本、投資スクール、犬・ペットのしつけ方など学びに関する

経営に必要な準備

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お金を稼ぐことには興味があっても、経理や確定申告など税金は面倒。きちんとできるのか不安という方の相談をいただくことが多いです。

2020年では、税金の知識があまりなくても少ない時間(労力)で簡単に確定申告などができるようになっています。

1)銀行口座を新しく作る
都市銀行とネット銀行の口座を最低1つずつ作りましょう。

都市銀行は、家の近くにある銀行にしましょう。
今はスマホで運転免許書を撮影して必要事項を入力すれば、銀行口座を開設できます。しかし、現金でお金を引き出す時に近くにATMがないと手数料がかかってしまいます。
また将来もし融資を受けることになったときに、遠いと大変です。

都市銀行の口座が必要な理由は、確定申告をすると所得税、住民税の支払いが必要です。口座引き落としにすると支払い手数料がいらず振込忘れる心配がないので便利です。しかし、ネット銀行に対応していないので都市銀行の口座が必要です。予定納税の還付(お金を返してもらう)や給料から源泉徴収した税金の還付を受けるのにも都市銀行が必要です。

ネット銀行はどこで申し込みしてもよいです。
ただ、次の項目で紹介するポイントを稼ごうと思ったら楽天銀行がおすすめです。

2)クレジットカードを申し込む
ビジネス用として個人名でクレジットカードを申し込みしましょう。

私は楽天カードを使っています。楽天市場で仕事に必要なものを買ったり、楽天トラベルで観光旅行や出張でホテルを予約しています。また楽天ブックスで本を購入しています。

楽天にまとめると楽天市場で購入した時のポイントが100円あたり最大で16円分(16ポイント)付いてきます。
購入額の16%分です。私はそこまでではありませんが、それでも購入額の8%のポイントが付くので嬉しいです。
またJCBで申し込みしたので、ディズニーランドの貸切イベント招待&ディズニーランドオフィシャルホテルの宿泊に応募できます。

3)クラウド会計Freeeに申し込みをする。
1・2のビジネス専用口座があると、自動的に入金・出金のデータが取込され、AIが経理的な判定をしてくれるので事務作業や確定申告の労力が大幅に削減されます。

副業を始めるときに、確定申告が不安という人は多いと思います。
でも、クラウド会計のFreeeならとても楽です。

●クラウドFreee

私は個人事業主の時、最初は弥生会計を使っていました。しかし入力するのがしんどすぎます。
次に会計事務所に確定申告をお願いしました。
プロに頼んだ方が楽で早いと思ったからです。
しかしそれは間違いでした。
通帳のコピーやクレジットカードの明細、領収書に用途を書いてから渡さないと作業をしてもらえません。

そりゃそうですよね。どういう目的で使ったのか伝えないと会計事務所の人も分からないですから。
結局毎年30時間ぐらい確定申告の作業時間がかかり、会計事務所に払うお金もかかっていました。

ですが、Freeeになってからは普段は空き時間にスマホでAIが判定した仕分けにオッケーを押すか訂正するだけ。確定申告の時には医療費控除があると少し手間ですがそれ以外だと3時間ぐらいで終わりました。

なおプライベートの口座、クレジットカードをビジネスとして使っていると、プライベートな出金、支払いを全て「プライベート」としてFreeeに登録しないといけないので手間がかかります。また取引一覧に記録される項目が多くなるので見にくくなってしまいます。

最初にビジネス用の銀行口座、クレジットカードの申し込みを推奨しているのはそのためです。

私は不動産投資をプライベートの口座で行ってしまったために、Freeeに取り込みしています。そのため、給料まで収入として表示されてしまい売上推移が分かりにくくなっています。


一通りの流れを知りたい方は

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こちらの本に副業の見つけ方、選び方から副業のやり方。1人社長として起業する方法までまとめて書いています。
副業に対する恐れ、不安への対処方法など感情面についても書きました。


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