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3年目に突入のロシア・ウクライナ戦争と ナワリヌイ氏の死

ロシア vs ウクライナ& NATO の戦争が始まってちょうど2年。
ウクライナはアメリカ・イギリス・フランス・ドイツ、欧米諸国、他からの最新兵器をもってしても、大敗し続けている。
ロシアの圧倒的な勝利を見せつけられても、なお、戦争を続けたいアメリカバイデン政権は、どうにかしてでもロシアのプーチン大統領を引きずり下ろそうと必死だ。
 
それもそのはず。
現在、欧米諸国・NATOカントリーは、「ロシアとは戦争を止めよう、そろそろチャイナとの戦争準備に専念しよう」という勢力と、「いやいや、ロシアとの戦争も続けるし、チャイナとも戦争をする」という勢力とで大きく割れているからだ。
 
そもそも、アメリカ、イギリス、EU、欧米諸国・NATOカントリーのインペリアリスト&キャピタリストカントリーたちの中には「戦争をしない」という勢力は存在しない。
「ロシアと戦争をする」か、「中国と戦争をする」か、「ロシアとも中国とも戦争をする」の選択肢しかない。
うそみたいだが、本当の話だ。
もしうそだと思うのなら、政治家や権力者たちが何を言っているのではなく、裏で何をしているか、どこに資金を流しているか、どこから資金を受け取っているか、お金の流れを調べてほしい。
 
そして、もう一点。
今、最も世界中が知るべき事実は、
これらのどの勢力とも、イスラエルのパレスチナ人大虐殺には同意しているということだ。
イスラエルのやり方に対して意見がやや違うだけで、基本的にはイスラエルを支持している。
イスラエルのパレスチナ乗っ取りを「大いに喜んでいる」か、または、「可哀想だが致し方ない」、あるいは「もうちょっとやんわりやろうよ」と思っているかの違いなだけだ。
その証拠に、欧米諸国・NATOカントリーのインペリアリスト&キャピタリストカントリーでは、パレスチナを擁護する人たちの逮捕や拘束、抑圧、封じ込め、解雇、社会からの締め出しがエスカレートし続けている。
 
つまり、欧米諸国・NATOカントリーのデモクラシーには、「誰と戦争をするか」という選択肢はあっても、「戦争をしない」という選択肢はないのだ。だから、国民がどの政治家を選ぼうが、「戦争をしない」という選択肢がないのだから、「戦争をしない」ことには成り得ないのだ。
 
「ロシアとの戦争はもう止めよう」という勢力の代表株には、先日、プーチン大統領の長時間のインタビューに成功したタッカー・カールソン氏がいる。
タッカー・カールソンは、ウクライナのプロパガンダやフェイクニュースに異を唱えてきたために、反戦家のように思っている人も多いようだが、彼は、ロシアとの戦争を反対しているだけで、中国とは戦争をする気満々だ。
「無駄なことをしていないで、さっさと中国と戦争をしよう」という勢力だ。
 
ただ、この「ロシアとは戦争を止めよう」勢力代表のタッカー・カールソンによるプーチン大統領インタビューで、これまで全力でロシアからの情報を遮断してきたアメリカにプーチン大統領の生の声が入って来てしまった。
だから、アメリカ・バイデン政権やヒラリー・クリントンは大慌てなのだ。
EU の Far Right 群も「ロシアとは戦争を止めよう」と圧力をかけている。
何とかロシアと戦争を続ける得策はないか。
 
いいところに出て来たのが、Alexi Navalny 氏だ。
欧米諸国・NATOカントリーでは、Alexi Navalny 氏はロシアのプーチン大統領に果敢に挑む民主家のように報道されているが、彼はかなりの人種差別主義者、ファシスト、アメリカ CIAとイギリス MI6のエージェントだ。
 
彼がなぜ死んだのか。
アメリカ・イギリス・EU、欧米諸国・NATOカントリーは「プーチンに毒を盛られた」と一斉キャンペーンをしている。
だが、毎度のことながら、証拠は一切示していない。
証拠が全くないのに、アメリカ政府の決めつけ断定報道をそのまま大大広報キャンペーンするから、いかにも真実かのようにフェイクニュースが堂々と広まっていく。
 
つい最近でも、UNRWA のトップの Philippe Lazzarini が「UNRWAの職員が10月7日のハマスの反撃劇に加わった証拠はない」ことを公に認めている。
2023年10月7日のハマスの攻撃時、「ハマスによるレイプ」も「ハマスによる赤ちゃん斬首」も全く証拠がないどころか、イスラエルの作ったフェイクニュースだったことも証明されている。
 
ところで、アメリカ国内で、服役中の囚人のなぞの「自殺」事件は数多い。
近年では、Jeffrey Epstein や John McAfee などがいるが、John McAfee 氏は死ぬ前に公に「If I suicide myself, I didn’t」(もし、私が自殺していたとしても、私は自殺はしていない) と残している。
しかし、アメリカ政府は調べようとしない。
なのに、Alexi Navalny 氏の死は、短期間に簡単に「プーチンが毒を盛ったに違いない」と断定している。
 
人間は自分がやっていることを他人もやっているだろうと想像する。
これを「projection」と言う。
アメリカ政府が言うことは「projection」ばかりだ。
 
アメリカからのニュースをよく見れば、
「アメリカ政府関係者の話によると」だとか、「ペンタゴンによると」「CIAのトップが言った」だとか、大嘘の出どころはいつも決まっている。
「アメリカ政府関係者」「アメリカ国防省」が言うから間違いないと思い込まされている子分の国々は疑いもしない。
しかし、「アメリカ政府関係者」「アメリカ政府関係者」「アメリカCIA」は大嘘つきの戦争犯罪者たちだ。
これまで、アメリカがしでかした戦争はすべて、「防衛」でも「正義」でも「民主主義を守る」でも「自由のため」でもなかった。
 
現在、欧米諸国、アメリカ子分の国々では、Navalny 氏を追悼し、ロシアを成敗しようという動きに油が注がれている。
死因は分からないが、ロシアとの戦争を続けるために利用されていることは間違いない。
また、Navalny 氏はアメリカ CIA とイギリス MI6 の「打倒ロシア計画」の駒だったことも隠しようのない事実だ。
 
余談だが、以前、記者会見でアメリカ政府の報道官に「証拠を見せろ」と問い詰めていた希少稀なジャーナリストがいた。
報道官は「レポートの紙を回したじゃないか」の一点張りだったが、
珍しくジャーナリズムをこなしていた年配のおじさんジャーナリストは
「いや、これはただの報告書で、この報告書の証拠はどこから来たのかと聞いているんだ」と更に問い詰めていた。
もちろん、結果は「我々アメリカ政府がそう言っているんだから、そういうことだ」という、いつも通りの回答だったが、私はこの年配のおじさんジャーナリストに思わず拍手を送った。
 
日本の皆さん、どうか日本のニュースを鵜呑みにしないでほしい。
たまには真実も出てくることがあるが、それはたとえば、「ロシアと戦争をする」か、「中国と戦争をする」か、「ロシアとも中国とも戦争をする」の勢力間での闘争において、お互いを暴露し合うことでポロっと事実が滑り出て判明するのだが、どの勢力とも「イスラエルに賛同」しているように、インペリアリズムとキャピタリズムを絶対に崩さないことには一致している。
だから、欧米諸国、NATOカントリー、アメリカ子分の国々に住む人々こそが世界のギャングスターたちに洗脳されていることに、早く気づいてほしい。
イスラエルのパレスチナ人大虐殺によって、世界中が目覚め始めているように。

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