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軍服姿で焼身抗議デモ Aaron Bushnell の死の訴えを無駄にしないために

2024年2月25日、アメリカ空軍の現役軍人、Intelligence のサービスマン、Aaron Bushnell(25歳)が軍服姿でワシントン・イスラエル大使館前にて焼身自殺の抗議デモを図り、亡くなった。
 
Aaron Bushnell氏はライブ配信しながら、ガソリンを被る直前にこう言っていた。
 
「I will no longer be complicit in genocide.」
(私はもう大量虐殺には加担しない)
 
「I am about to engage in an extreme act of protest, but compared to what people have been experiencing in Palestine at the hands of their colonizers, it’s not extreme at all.」
(今から、過激な方法で抗議デモを行うけど、パレスチナの人々が植民地支配者から受けてきたことに比べたら過激でも何でもない)

「This is what our ruling class has decided will be normal」
( ((イスラエルがパレスチナ人たちにしていることは)) 我々の支配者層が決めた普通のことだ)
 
そして、炎に包まれながら自らの最期まで、
「Free Palestine!」
(フリー、パレスチナ!)
と、叫び続けていた。
 
ところが、欧米メインストリームメディアのヘッドラインはどれもこれも、
「抗議デモ」という重要なひと言を書き添えることをせず、
ただ「アメリカ空軍の軍人がイスラエル大使館前で焼身自殺」としか書いていなかった。
 
また欧米メインストリームメディアは、
「この男は精神的に問題があった」だの、「かつてはアナキストだった」だのと、彼の個人的な要素を攻撃することで、「彼の死の訴え」を最小化することに必死だった。
毎度毎度の常套手段、欧米メインストリームメディアの得意技だ。
 
パレスチナ人たちはイスラエル軍によって殺されているが、
彼の訴えからも、アメリカ軍が背後からイスラエル軍を大いに手助けしていることがうかがえる。
Aaron Bushnell はアメリカ空軍の Intelligence(インテリジェンス)のサービスマンだ。
アメリカ軍がイスラエルの IOF軍の作戦に大いに関与していることが証明されたも同然だ。
既に、イスラエル軍がパレスチナ人殺害に使用している爆弾はアメリカ製だということも数々確認されている。
 
アメリカ政府は2月20日、またしても停戦をブロックした。
15カ国中、13カ国が停戦させようと言っているのに、アメリカが「ノー」と言えば、停戦させることすらできない。
これが、現在の世界の「Democracy」(民主主義)だ。
 
彼の死を無駄にしないためにも、
現役アメリカ軍人が「イスラエルのパレスチナ人大虐殺に加担するのはもう止める」と訴えた背景からうかがえる「戦争を続けたい勢力」をきちんと見極めよう!
そして、我々は戦争を続けたい勢力が何を言っているのかではなく、何をしているのかを、しっかりと調べ、把握すべきだ。
だまされ続けるのは、もういい加減、終わりにしよう!

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