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「We Neeed A New System !」 と感じている人たちへ 解決の道はこれ


 今、欧米のキャピタリストカントリーでは、「We need a new system !」と感じている人たちがたくさんいるようです。
 
しかし残念ながら、「We need a new system !」と感じていても、キャピタリストカントリーに住む人たちには選択肢が見つかりません。
政府がコンサーバティブの政権になろうと、リベラルの政権になろうと、グリーンの政権になろうと、ソーシャル・デモクラッツの政権になろうと、システム自体は変わらないからです。
本当に「We need a new system !」と感じているならば、キャピタリズムのシステム自体を変えなくては、全ての問題は解決できません。
システムをソーシャリズム・コミュニズムへと変換しない限り、戦争も人種差別も貧富の差も失業者もなくなりません。
 
でも、キャピタリストカントリーに住む人たちには「システムをソーシャリズム・コミュニズムにする」という案はこれっぽっちも思いつきません。
それは、長〜い長〜い間ずっと、「コミュニズムは悪だ」と洗脳され続けてきたからです。
だから、キャピタリストカントリーに住む人たちはほぼ全員「コミュニズムは悪だ」と心底、信じ込んでいます。
 
でも、本当に「コミュニズムは悪」なのでしょうか?
 
答えはシンプルです。
たとえば、もし、あなたが大地主、大富豪、大金持ちキャピタリスト、働かずして収入を得ている経営者だったら、間違いなく「コミュニズムは悪」です。
でも、もし、あなたが自分のした労働によって賃金を得ていたら、「コミュニズムは悪」ではありません。寧ろ、コミュニズムは味方です。現在、キャピタリストカントリーの社会で一番底辺にいる労働者たちが国の政策を決め、国を動かすのですから、「悪」にはなり得ません。
つまり、キャピタリストたちにとっては「絶対悪」でも、社会の大多数を占める労働者たちには「最善策」。
 
だから、キャピタリストカントリーでは、全国民に「コミュニズムは悪」だと徹底的に教え続けなくてはいけませんでした。だって、労働者に「コミュニズム」の思想を教えてしまったら、現在キャピタリストカントリーで権力を振り回している大金持ちキャピタリストたちや世界中の資源と世界の市場を独占しているモノポリージャイアント企業たちは権力を奪われてしまうからです。
 
考えてみてください。
ヨーロッパや北米で労働者が週休二日制を獲得する前に、ソビエトでは既に週休二日制でした。
ヨーロッパや北米で労働者が一日8時間労働を確立する前に、ソビエトでは既に一日8時間労働でした。
ヨーロッパや北米で女性がさまざまな権利を得る前に、ソビエトでは男女は平等でした。
キャピタリストカントリーでは、参政権はじめ、女性は権利を得るために、闘わなくてはいけませんでした。
でも、ソーシャリストカントリーでは、はなっから、男女は平等、男女に差別はありません。
 
よく、フランス人は「我々はストリートへ出て、政府へ圧力をかけ、権利を勝ち取って来たんだ」と誇らしげに言います。
でも、フランス人労働者がストリートへ出て訴えたのは、そこにコミュニズムのアイディアがあったからです。
 
既にコミュニズムのアイディアを形にし出し、さまざまな権利を謳歌しているソビエトの労働者がすぐ近くに存在していたから、「我々だって!」とフランスの労働者たちがストリートへ駆り出て、政府へ訴えたのです。
 
すぐ隣に大国のソーシャリストカントリーのソビエトがあるため、ヨーロッパのキャピタリストカントリーたちは、泣く泣く労働者に譲歩するしかありませんでした。
キャピタリズムのシステムさえ崩されなければ、キャピタリストたちは権力を握ったままいられるわけですから、とにかく何がなんでもキャピタリズムのシステムだけは堅持し続けなくてはいけません。
そこで、最も労働者に譲歩したのが、現在でも「社会福祉の充実した国」だと言われている北欧キャピタリストカントリーたちです。
 
第二次大戦後、ソビエトがナチスドイツに大勝したことで、世界中の労働者内で湧き上がっていたコミュニズム旋風は、キャピタリストカントリーたちには脅威でしかありませんでした。
だから、キャピタリストカントリーたちは国民に「コミュニズムは悪だ」「ソビエトは脅威だ」と必死に洗脳し続けなくてはなりませんでした。
しかし、真実はただひとつ。
「コミュニズムが悪」なのは、「キャピタリストたちにとって」だけです。
 
実際、1991年、世界中のキャピタリストたちの大敵ソビエト連邦が崩壊してから、労働者に譲歩せざるを得なかったキャピタリストカントリーたちは次々に社会福祉を改悪し続けています。
 
「コミュニズムは悪だ」と思い込んでいる、キャピタリストカントリーに住む皆さん、どうかもう一度、「コミュニズムが本当に悪かどうか」ご自身で調べ直してみてください。
 
ソーシャリズム・コミュニズムのシステムは、
社会の底辺にいる労働者が権力を握ります。
労働者が国の決定に関わります。
 
ソーシャリズム・コミュニズムのシステムは、
男女の違いも、人種の違いも、宗教の違いも問題にはしません。
ひとつだけ問題にするのは階級だけです。
人が人の上に立ち、下の人から搾取するシステム、社会差別を生む階級だけです。
 
代表的なコミュニズムのスローガン、
「"Workers of the world, unite!" (世界中の労働者よ、団結せよ!)」からも分かるように、ソーシャリストカントリーでは、キャピタリストカントリーと違い、人種差別も宗教差別も男女差別もほとんどありません。
宗教などは、その人の趣味のようなものだと考えます。
誰もが平等な市民だと考えます。
 
キャピタリストカントリーで人種差別や宗教差別が必要なのは、
労働者たちを分断させるため、労働者が団結しないためです。
キャピタリストたちが最も恐れていることは労働者が団結して、自分達に牙を向けて来ることです。
 
人種差別や宗教差別の他にも、キャピタリストカントリーにとって、絶対的に必要なものがあります。
それは、ある程度の失業者です。
それは、労働者があれこれ権利を主張しないよう、
「この条件で受け入れられないのなら、辞めてくれていいんだよ、代わりはたくさんいるからね」と、労働者たちに経営者側の身勝手な条件をのませるためです。
 
環境破壊もキャピタリズムが進み過ぎた賜物です。
コストを最大限削って、できる限り高値で売る。これがキャピタリズムで成功する鍵です。
だから、おぞい商品を作っては、消費者に新しいものを購入するよう促します。
昔の商品は何でも長持ちしましたが、今では、物の寿命が極めて短い。
ITもAIも技術も品質も何もかも進化しているはずなのに、「安かろう、悪かろう」は昔以上。
地球環境を案じるフリをしながら、一方で益々の消費を促す。
便利さを追求するあまり、自然を遠慮なく破壊しまくる。
プラスチックに、有害化学物質、粗大ゴミばかりが増大し続ける。
 
地球の環境のために、持続可能な社会を作りたいと思っている人は世界中にたくさんいるのに、残念ながら、そのほとんどの人たちが「コミュニズムは悪だ」と洗脳されたままなので、キャピタリズムのシステムを変えるという選択肢を知らずにいます。
 
ソーシャリズム・コミュニズムのシステムでは、
一握りの大金持ちたちのジャイアント企業たちが競争し合うために国民に消費を煽るのではなく、自然を破壊しまくるのではなく、
昔のように長持ちする商品を作り、なるべくゴミを出さないシステムを作ることが簡単にできます。
 
ソーシャリズム・コミュニズムのシステムでは、
AIが進んでも、労働者は仕事を失うことにはなりません。
AIが取って代わった分、平等に時間が増えます。
技術が進歩すればするほど、労働者たちの余暇が増えるのです。
 
キャピタリストカントリーたちがキャピタリズムに行き詰まると、
必ず戦争が起きます。
第一次世界大戦は、ドイツ、オーストリア=ハンガリー帝国、トルコのオスマン帝国から、イギリス・フランスが植民地を奪いました。資源と領地と市場を巡っての戦いです。
第二次世界大戦の本当の目的は、ヨーロッパで拡大しているコミュニズムを解体するため、大国キャピタリストカントリーたちがナチスドイツにソーシャリストカントリーソビエトを破壊させることが狙いでした。
ところが、ナチスドイツがソビエトだけでなく、キャピタリストカントリーの競争相手にまで、領土、権力、市場、資源を狙って攻撃したために、そもそものコミュニストカントリーを潰す目的が果たされずに終わりました。
大日本帝国は世界の大国キャピタリストカントリーたちに肩を並べるため、アジア諸国の植民地化、ヨーロッパ諸国がしてきたような資源の搾取と労働者の奴隷化を目指して、アジア諸国を侵攻しました。
世界中のキャピタリストが狙っているのは、安くて豊富な資源と安くて都合のいい労働力、そして、自分達の商品を売り捌く市場です。
 
キャピタリズムは持続可能ではありません。
搾取できる資源と労働力をお互いから奪い合い、売りつけるマーケットをお互いから奪い合い続けなくてはなりません。
そうして行き着いた先は、「独占」「モノポリー」です。
独占できれば最後、売り捌く価格だって、労働者の条件だって、好き放題に決められます。
持続可能な社会を目指すなら、解決の道はソーシャリズム・コミュニズムです。
 
今、またキャピタリズムは最大の危機に直面しています。
だから、世界中のキャピタリストたちは「コミュニズムというオプションだけはないからな!」と、今までにも増して「打倒コミュニズム」キャンペーンに力を入れています。
「今の君たちの代替え案は右派、右翼しかない」「間違ってもコミュニズムへだけは転換してはならぬ!」と必死で訴えています。
それは、ナチスドイツの歴史までも手直しし始めていることからも伺えます。「ユダヤ人大虐殺はヒトラーという一人のきちがい男のしたことで、ファシズムよりも恐ろしいのはコミュニズムだ。スターリンこそが大量虐殺者だ」と歴史を書き変えようと必死です。
 
「コミュニズムは悪だ」と思い込んでいる世界中の人たちへ。
どうか、もう一度、ご自身で本当に「コミュニズムは悪」かどうか調べ直してみてください。
そして、洗脳から目覚めてください。
「コミュニズムが悪」なのは、世界中のほんの一握りの大金持ちキャピタリストにとってだけです。
世界中のほとんどの人には、「コミュニズムは悪」ではありません。
 
ただ、調べる際に注意して頂きたいことがあります。
第二次世界大戦で、コミュニズムの思想を抹殺できなかった欧米政府、特にアメリカ政府は、大戦後に世界中で巻き起こったコミュニズム旋風を叩き潰し、コミュニズムの芽を摘むために、世界中でコミュニスト狩りをし、大量虐殺してきました。
欧米政府とそれぞれの国のキャピタリストたちに殺害された世界中のコミュニストがどれほどの数か、私たちは知らされることがありません。
それどころか、欧米諸国のキャピタリストカントリーに住む全国民に「コミュニズムは悪だ」という洗脳をし続けてきました。
ですから、洗脳されてきた同じ資料を見返しても洗脳から目覚めることはできません。
欧米諸国の大金持ちキャピタリストたちが資金を出しているメディアや新聞、NGOなどの組織、シンクタンクなどからの情報も同じです。資料を参照する際には、どこから資金が出ているかを見ることが大切です。
 
世界中の労働者が「洗脳されていたこと」に気づけば、地球と自然に優しい持続可能な社会、労働者たちがゆとりのある豊かな生活を送れる社会を必ずや作ることができます。
 
「"Workers of the world, Awaken from the brainwashing!" (世界中の労働者よ、洗脳から目覚めよう!)」


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