ダンスインストラクター気取りあるある

人聞き悪い書き方してすいません。でも無名なダンサーでもレッスンが持てるこの時代、こういう輩はいっぱいいます。

人のふり見て我がふり直せ

という言葉に倣い、最初は価値観を押し付けてばかりの酷い先生だった僕もいろんなダンサーに出会い、子供達に出会い教え方を試行錯誤して今に至ります。上記のようなダンサーたちのおかげで変われたとも言えます。

決してバカにしていませんが、そのままにしといていいとも思いません。今日は僕が良くないと思うインストラクターの在り方3パターンをご紹介します。これからダンス始める方も以下を参考にレッスンを選んで頂けたらと思います。

まずはうんちくペラペラ先生。

教えるのが好きで、すごく熱心な先生。聞こえは良いですよね。ただやっぱり長所は短所。こういうタイプはストリートの練習場所にもいます。笑

僕は嫌いじゃないんですが、仕事になると話は変わります。我々は教えのプロです。詳しく教えるのと丁寧に教えるのは違います。プレゼンとかと一緒で相手にわかりやすく説明して、伝わらないと意味がありません。熱意さえ伝われば生徒も熱心に話を聞いてくれますが、内容が難しいと生徒の心も折れかねません。

例えば小学生相手に筋肉の名称を使って説明したり、1度にたくさんのダメ出しをしたりすると聞きなれない言葉や情報量のせいで混乱します。

もちろんこの教え方がドンピシャな生徒もいるのですが、相手に寄り添った教え方が僕は良いかなと思います。


次に、生徒のいいなり先生。

これは寄り添い過ぎて何がしたいかよくわからなくなっちゃったパターンですね。たとえばヒップホップのレッスンではヒップホップの曲、もしくはトラックを使うのが一般的です。それ故にヒップホップはヒップホップなのですから。特に入門クラスには「ヒップホップってこういう音楽で踊るダンスなんだよ」っていうのを伝えなけれはいけません。ですがたまーにいるのがヒップホップから明らかに掛け離れたJ-Popでレッスンをする先生。ヒップホップを誤解されてしまう…!

生徒の考えや要望もある程度は聞くべきだとは思いますが、コミュニケーションはキャッチボールです。相手にばかり玉を投げさせてはこっちが対応しきれなくなります。

これは生徒側からは見分けにくいですね。



最後に、自慢話先生。笑

これはですね、本当に、酷い。笑

でも実話なので心して聞いてください。笑

僕がスタジオから委託された個人レッスンをした時の話なんですが、その生徒さんは僕の教えてたスタジオに来る前に他の人のプライベートレッスンを一回受講してました。

そのプライベートレッスンがヒドすぎて!!本当にヒドすぎて!!!

すいません落ち着きます。笑

レッスンが1コマ2時間だったんですけどね、なんと最新の1時間45分は!



先生の自慢話!!!




「俺バックダンサーやっててね、ほらココ!見える?」みたいにウォーリー探すより難しいくらい小さくしか写ってないPV見せられたらしいです。それ級の自慢話を1時間45分。笑

逆に金払ってほしいですね。笑


その上残り15分で行われた振り付けは創作ダンスレベルの難易度で、達成感も充実感も感じなかったそうです。

レッスンの進め方次第では簡単な動きや振り付けでも生徒さんは満足してくれるのですが、この先生のやり方はちょっと納得できませんね。

この生徒さんには簡単な基礎ステップだけを教えたのですが「楽しい!永遠に踏み続けたくなるくらい楽しい!」と満足したご様子でした。

今は僕はそのスタジオではレッスンをしていませんがその生徒さんの楽しそうな笑顔は忘れられません。


ダンスをこれから始める方はレッスン1つで判断せず、どうかせっかく興味を持ったダンスを嫌いにならず、いろんなレッスンでいろんなダンスに触れてください。きっとあなたにあうジャンルやインストラクターに出会えます^ ^



インストラクターの方々、これからインストラクターを目指す方、僕もまだまだ未熟ではございますがもし興味があればこちらの記事を読んで頂けたら幸いです。

すこしでもダンス界の未来が明るくなりますように。


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