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「小さな不快」は心の筋トレ


摂取カロリーを抑えれば寿命が延びる。

ラットやサルは、

カロリーを30%減らしたほうが、
自由に食べることを許されるケースより

1.4倍も長生きしました。

人間を対象とした研究では、
2カ月間、食事制限をした患者の血液は、

酸化ストレスと炎症を示す値が低くなり、
病状も回復傾向をみせたという報告もあり、

適度な「ストレス」は
フリーラジカル(活性酸素)を抑制し、

将来の危機に備えて
抵抗力を増加させるといわれています。

これは「軽い運動を1時間」と同じだとされ、

回復する時間さえあれば
ストレスは体にいいということを証明しています。

また、

ニンニク、玉ねぎ、ブロッコリーには、
害虫を寄せつけない毒素がありますが、

人間にとっては微量で
ほどよいストレスに。

ホウレンソウや赤ワインも
フリーラジカルと戦う食品であり、

それを聞いた私はすぐに影響されて、
意識的に摂るようになりました。


■ストレス

という切り口では、
こんな見方もあります。

心と体に軽い負荷をかける
たとえば定期的に断酒する人ほど、

目先に欲望に流されにくく、
注意をそらさずタスクへ取り組む傾向が強まる

ことが研究で明らかにされています。

普段から
小さな忍耐を積み重ねておけば、

まったく違うシチュエーションでも
集中力が出やすくなるという事実。

未来の結果を左右するのは
自分自身だという自己への信頼感を育みます。

「小さな不快」は心の筋トレ。

あるときは耐えられないような、
たまに失敗しがちな、

自分にとってちょっとだけ
忍耐が必要な行動をくり返すと、

自己効力感やセルフコントロール
が養われます。

セロトニンが大量に分泌されて、

人生に対する肯定感や幸福感
得られるようになります。


■最近は

思いっきり強度をあげる運動
をするようになりました。

週に3回、

20分のウォーキングの後、
ランニングで折り返しますが、

全速力で20秒走った後に
スローダウンを10秒、

そしてまた20秒ダッシュと
10秒のダウンをくり返す。

心拍数はかなりあがって、
呼吸も苦しくなりますが、

慣れてくるとその苦痛が
快楽に置き換わる瞬間を味わうことができます。

いわゆるランナーズハイ。

自宅に戻ってシャワーををあびたあとの
爽快感は、

血中にアドレナリンが放出され、

痛みを鈍らせるエンドロフィンや
エンドカンナビノイドの分泌が原因です。

同時にこれら物質は、
ストレスを発散するともいわれています。


無酸素運動で

ヒト成長ホルモンが放出、
いわゆる「若返りの泉」とよばれるホルモンで、

インターバル(10秒)を入れることで
このホルモンは濃度を上昇

ドーピングをするように、

速筋繊維が強化、
力強い動きを可能にするとともに、

脂肪、炭水化物を燃焼する能力が高まり

同時に学習能力が向上することも
報告されています。

ほんの少しのあいだでも

全力を出し切ることが、
脳に多大な影響を及ぼす。

なので運動後の集中力は異常なほど高まり

仕事や論文の生産性は
飛躍的に改善されました。


■今月もあと二日。

年始からあっという間だったか、

それとも一日一日を丁寧に、
味わいながら生きられたか。

どちらがいいということはありませんが、

とりあえず運動だけは
計画通りこなすことができました。

その習慣は、

仕事の進捗や、趣味の読書に
好影響を与えたことは言うまでもなく、

それは上述したメカニズムによって
説明がつきます。

そしてその継続性は、
あくまでも習慣がなせる業であり、

私のような意志の弱い人間が

気合や根性に依存してできることでは
決してありませんでした。

いろんな習慣がありますが、
私にとって運動は

習慣化を習慣化させる

強力な源泉になっていることは
間違いありません。

週末の生活も丁寧にまとめて、
来月に備えようと思います。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




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