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人生100年、働くと学ぶを同時進行で実り豊かなサードステージを


リーダーシップと聞いて、
皆さんは何を想像するでしょうか?

カリスマ性や威厳があり、
支配的で部下を畏怖させる。

厳しい競争を勝ち抜き、
大きな権力の座についた人がもつパーソナリティ。

地位に安住することなく
自らの能力を磨き、

その自信をもとに部下に対して
説明し、指示する。

社内での立ち回りにも長け、
失敗の責任をうまく分散しながら地位を高めていく。

こんな感じでしょうか?

少し古いタイプの概念のようにも
感じられますが。


■個人的に目指しているのが、

周囲との関係性によって形成される
リーダーシップの醸成。

論理的思考、プレゼン能力
といった個人の属性に言及することを

「リーダーシップ」

にもあてはめるのではなく、

リーダーとフォロワーの両方が
切磋琢磨しあう中で形成される
のが

リーダーにおけるリーダーシップ
ではないかと考えています。

つまり、

ある人に内在的に、
リーダーシップという属性が備わっているわけではなく、

周囲との関係性によって
培われるもの。

それがリーダーシップです。


地位にかかわらず
周囲に貢献する意欲を持ち、

協力して
みんなで成果を獲得することを目指し

信頼関係に基づく
部下の自主性を大切にする

部下の話をよく聞き、
部下から学ぶこともたくさんあって

そんな姿勢が
部下のやる気を促進する。

責任の所在は明確に、
失敗を認め、成長の糧にする

理想かもしれませんが、
目指すリーダー像はこんな感じです。


■周囲に迎合したり、
ナアナアな関係をつくるというわけではなく、

学びと実践のサイクルを
誰よりも高速で回して成長を志向しつつ、

周囲を認め、支えて、応援する人。

表面的な結果にフォーカスして
意見するのではなく、

表面的な結果を
洞察して、想像して意見が言える存在です。


経験によって培われる知識。

それは、知識へのアクセスが
容易ではなかった古来において、

相対的に絶大な価値を持ちました。

しかしながら誰もがシンプルにアクセスできる
情報社会の到来においては、

知識や経験の重要性は目減りする一方。

年長者だからといって
尊敬を集める古き良き時代のシステムは、

現代社会において
大きな齟齬をきたすことになりました。

このような状況下で、
リーダーが組織にもたらす貢献は何か?

権力に頼り、知識のアップデートを怠り、
知的に怠惰な管理職は

すぐに不良債権化します。

陳腐化した知識をもとに
部下へ指示を出し、

その指示通り部下が動いて
組織のパフォーマンスは低下。

リーダーが人格や知識、
経験のすべてにおいて部下より優れているという

考えや、あり方、組織モデルや常識は
書き換えられなければならない

と考えています。


■イノベーションや革命

をおこすのはいつの時代も
若い世代。

日本において
イノベーションが起きないのは、

言うまでもなく
若手の能力不足ではありません。

若手を認め、支えて、応援できる
リーダーシップの欠如がその一因。

お門違いの知識や経験
を持ち出しながら、

重箱の隅をつつくような
リスクの洗い出しをおこなって、

「時期尚早、さらなる調査を」

といって若手のアイデアを
つぶしたがる人があまりにも多すぎることが、

日本の社会全体に
停滞感を蔓延させているように感じます。


かつて高度経済期において
新幹線を開発するにあたり、

鉄道技術の本流を歩んできた古参と、

戦時中に航空機の開発にたずさわり、
職にあふれていた若手開発者がいましたが、

積極的にシンポジウムを開き、
マスコミに喧伝していた

後者の活動に興味を持ったのは
国鉄総裁。

彼のトップダウン

新幹線開発プロジェクトに
若手が抜擢されました。

その後の成果は
今にいたるわけですが、

こういった(血気盛んな)
若手を支援する姿勢は、

これからのリーダーに欠かせない能力
だと思います。


■寿命100年の時代。

人生の充実感における格差が、
晩年に表面化する残酷な世界
において、

残された時間に
なにをすべきか。

その覚悟は、

実り豊かな時期を過ごすための
土台作りになります。

セカンドステージを
どのように過ごすかが、

サードステージの実りの大きさを左右します。

セカンドステージで
ヘタに輝いてしまうと、

この時期でしかできないインプットが不足して、
その後のキャリアで泉が枯渇。

直観に基づいて、
あえて非合理に見えるキャリア選択も視野に入れ、

「見切る」

という逃げる勇気も
必要だと思います。


できるかぎり、良質で大変な仕事を、
優秀で見識のある仲間とやる

という基本戦略。

学ぶと働くがパラレルに動く人生モデルで、

なんにでも好奇心を示して、
あたらしいことにどん欲に学び続け、

一生老いることなく
元気に過ごしていきたいと感じました。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




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