見出し画像

私たちは自由になって、同時に不安になりました


自由」について考えること、
最近よくあります。

生きること、働くこと、学ぶこと。

生まれてから45年間で、
世界は大きく変わったような気がします。

20年前は、

有名大学に入り、有名企業に就職して、
定年まで働いて以降は年金で余生を暮らす、

それが、
人生のフォーマットでした。

それをなんとなく信じて、
なんとなくレールに乗って、
なんとなく遅れないよう、外れないように生きてきました。

ですが気づいたら

働き方改革、終身雇用の崩壊、
そして年金不安。

かつての、
人生の勝利の方程式

先発、中継ぎ、抑えすべてが
総崩れとなってしまいました。

「大学なんていかなくていい」

とは堀江貴文さんがよく
おっしゃっている言葉。

20年前の常識は今、
非常識として語られるようになりました。

そして代わりに登場したのが
「自由」

自由に生きる、働く、学ぶ、
その方法論が書籍化されたり、

セミナーになったり、
コンサルティングメニューになったりしています。

私たちは自由を得ました。
そして同時に不安にもなりました。


■社会共通の価値観

への信頼が失墜して、
価値観は多様化しました。

結果、
人々の自由は拡大を続けて、

どのような行動をすれば
人々の承認を得られるかが極めて不透明に。

SNSでは連日、

「正解探し」が行われていて、
議論に終わりが見えません。

自由なんですから、
「好き・嫌い」で終わればいい話なのですが、

「正しい・正しくない」に意訳されて
収拾がつかなくなりました。

「あなたはラーメンですか。
私はうどんです。以上」

でさらっと終わればいいものの、
なぜか延々と正解探しが続いてしまう。

みんな不安で仕方ないんだと思います。
自由と承認の葛藤ですね。


■高度経済成長の時代だったら

「豊かになりたい」という物語が
社会に存在していました。

そして今は、
多くの人がゆとりを持てるようになり、

自分なりの価値観で
自由に生きるという考えが広まりました。

絶対的な価値観はなくなって、
価値観の相対比が起きて。

でも一方で、

「どうすれば周囲に認められるのか」

が見えなくなりました。

生きる実感も持ちにくく、
承認不安に陥る人が増えてきたように思います。

価値観が多様化して、
自由の可能性が広がったけど、

周囲の承認を得るための
基準を見失いました。

周囲に過度に気を使い、同調しがちになって、
せっかく手にした自由を抑制する。

自由という大海のなかで
羅針盤を失って、さまよっている感じです。


■自由と承認の葛藤。

これは社会の「課題」
人々の「心の問題」です。

おそらく日本全国、
どこへいってもこの課題に直面するはず。

そしてだからこそ、
「やるべきこと」も見えていると信じられます。

私はスポーツクラブの経営
に携わっていますが、

スポーツクラブが果たすべき役割、

それは社会の課題に向き合い、
ソリューションを提供することです。

大きな課題が眼前に広がって、
人々の心をじわじわと蝕んで、

不安と孤独を助長していることを直視し、

「生きる意味」をつくり
「孤独の解消」を実現して、

前向きに明るく生きる勇気を
人々にもたらさなければなりません。


ようやく2か月が経過した当クラブ。
オンラインサロンは80名に成長しました。

運用が難しいとされるオンラインサロン
悪くない数字を残せているのは

社会の課題に向き合い、
ソリューションを提供することを

クラブの存在意義として
明確にかかげているからでしょう。

サッカーの競技性、勝利やタイトル、
Jリーグへの昇格は

手段」にすぎません。

大きな「目的
つまり社会の課題を解決するための

効率的な手段。

日本のスポーツビジネスにおいては
”珍しい”価値観と考え方を前面に出す新規性に

サッカー無関心層の方々が
少しずつ集まってきているように感じています。


最近は大学生が多いですね。

スポーツビジネスとはいったい何なのか?
じっくりと語り合っていこうと思います。

興味あれば、こちらまでご連絡ください。
まずはzoomなどでお話しできれば。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?