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戦いの始まり

MRI検査の当日、友人が病院に一緒に来てくれた。友人は、診察の前に私のために祈ってくれて、私達は共に診察室に入った。


医師のデスクのモニターには、私のMRI検査結果の画像が映し出されていた。MRI検査画像では、癌の部分は白く光って見える。結果、右胸の癌は消えているどころか、左胸にも新たな小さな癌の疑いが見つかっていた。友人は険しい表情をしていた。


医師は私の顔を見て反応を待っていた。私はどのように返答すべきか頭の中でまとまってなかったが、何かに突き動かされるように、私はクリスチャンでイエスキリストの癒しを信じていること、無農薬の農園をやっていること、薬膳を学んでいることを伝え、できれば3ヶ月くらい養生して経過観察をし、癒しを期待したいと伝えた。


医師はカルテに「癒しを信じている」と書いていた。医師は、私の癌はまだ初期なので手術すればそれで終わり普段通りの生活ができること、私に抗がん剤の苦しみを受けて欲しくないと手術を勧めた。しかし、私の意志が硬いことを見て、自分一人では決められないので、主任医師にも相談して欲しいと言った。新たに癌の可能性が見つかった左胸については、精密なエコー検査をする必要があるとのことで、1ヶ月後に検査の予約を入れた。


私は主任医師にも同じく、イエスキリストと薬膳の癒しを信じたいと話した。医師は、本人の意向なしに手術はできないので、右胸の手術については1ヶ月後のエコー検査で判断することになった。


もし、私に信仰がなかったら、エデン農園を始めていなかったら、薬膳をやっていなかったら即手術し、抗がん治療を必要としない方法を選んだかも知れない。しかし、たとえ癌が悪化するリスクがあっても、イエスの癒しを体験したいと思った。病院を出て、友人は私を見て "The battle just began"と言った。1ヶ月後のエコー検査に向けて、癒しの祈り、薬膳生活が始まった。

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