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【リモートワーク】ポストコロナへ向けたパフォーマンス改善への近道

新型コロナウイルスの影響下で在宅ワーク(リモートワーク)を余儀なくされている方も多いのではないでしょうか。急な職場環境の変化によって「従来のパフォーマンスが出しづらくなった」と不安も感じる方も少なくないかもしれません。

一方でリモートワークは「新しい働き方」の様々な可能性を秘めています。その辺りはガッツリ割愛するとして、今回はリモートワークだからこそ生産性を爆上げしていきたいという気持ちで、この2ヶ月以内に購入したものや工夫などを紹介していきます。 

27.5型モニター(WQHD)

    満足度:  ★★★★★(もっと早く買っとけばよかった・・)
    補 足:  PCスペックが貧弱だとディスプレイ出力が辛いのかも(?)

購入時は32800円くらいでした。以前から所有していたものが23.5型のフルHDだったため、より大きく解像度が高いものを購入。

選択肢としては31.5型もあり悩みましたが、
・作業スペース(奥行き)の余裕
・重量(10kg前後)の取り扱い

この辺を考慮したときに、選択肢からはずれました。Acer RC271Usmidpx(27.5型)は薄型軽量なのもあり、設置の再の細かな位置調整がすごく楽で助かりました。

パソコン作業が多く、作業スペース(特に奥行き)に余裕が在る方は、価格は気にせずに、少し大きめのWQHDモニタを購入した方が良いです。デュアル構成時に、幅スペースに苦慮する方は縦置型のモニタも検討するのも良さそうです。

文章作成や資料作りはもちろん、効率アップのポイントとして見逃せない恬として、学習の効率が劇的に向上します。

プライベートの体験が向上することは、仕事においても当然良い影響を与えることは言うまでもありません。

作業スペースの拡充

モニタをデュアル構成にしてなかった理由に作業スペースの問題がありました。結論からいえば、物が多すぎただけなのでデュアル構成を迷っている方は、今すぐに断捨離をして作業スペースの拡充をはかりましょう

机上台<幅590mm・ハイタイプ>

    満足度:  ★★★★☆
    補 足:  特になし

わたしの場合は、既にリヒトラブの机上台(高さ 80mm)を2つ横並びで利用していましたが、それを2台重ねて、もう1台160mmタイプで並べることにしました。

もっと背の低い(高さ 80mm)タイプはホコリの拭き取りがしにくく面倒というデメリットがあります。一方、高さ160mmタイプは手を入れやすく心理的に拭き取りの手間が軽減される間隔です。

ライクイット(like-it) 収納ケース A4 ファイルボックス 2個組

    満足度:  ★★★★☆
    補 足:  幅がややスリムで便利

また机上ミニマリストになりきれない方は幅小さめの収納ケースがオススメです。この幅77mmのスリムサイズがポイントです。手に取りやすい机の端に1つだけ設置しています。


山崎実業 手荷物収納ボックス タワー 

    満足度:  ★★★★☆
    補 足:  まあまあ大きいので注意

さらに大物を片付けたかったので飲食店によくある収納ボックスを購入しました。個人的にはこれは当たりで、とにかくリュックや大きめのものを収納しています。

cheero CLIP 万能クリップ 

    満足度:  ★★★☆☆
    補 足:  少しかさばる(マジックテープなどとの比較で)

ケーブル類がごちゃごちゃしているときの便利ツール。保持力があってフレキシブル変形が可能+マグネット付属で付けて外してが簡単です。マグネットがリヒトラブの卓上ラックにくっつきます。

ブックスタンド BM201B 

    満足度:  ★★★☆☆
    補 足:  無いよりはマシくらい(ただコンパクトなのが特徴)

ブックスタンドとしての利用だけでなく、リモートワーク時には、ホワイトボードの代わりです。個人的には、思考や手順を整理するとき、机上でノートに書き出すより、正面を向きながらの方が体験が良いため購入しました。(ただ、2021年6月現在は別の対策を実施)。むしろ外出時などに携帯するときに力を発揮しそうな感想です。

Webカメラ ロジクール C270

    満足度:  ★★★☆☆
    補 足:  ラップトップを閉じたい人向け

コスパ抜群のWebカメラといえばロジクール C270です(もしかしたらコロナ影響で品切れ? or ディスコン?)。顔出しWeb会議の場合、どうせ解像度も粗い設定にするためスペック的になんの問題もありません。

「ラップトップに付属のWebカメラでよいのでは?」と思われる方もいいですが、ここでは作業スペースの確保を優先させました。外付けWebカメラによって、ラップトップの折りたたみが可能になりスペースの有効利用に貢献します

もちろん、ケーブル類はつないでおく必要があるため、先ほど紹介したcheero CLIP 万能クリップが活きてきます。


FILCO Majestouch2[静音]  CherryMXピンク軸

    満足度:  ★★★★☆
    補 足:  キースイッチは個人差によるところが大きい(らしい)

少しでもタイピングの体験を良くしたいと思い、メカニカルキーボードを購入。2週間ほど使っていますが、初日からスコスコと打ちやすく、満足です。ラップトップ付属のキーを使っている場合は、間違いなく体験向上します。

一方で、安価なキーボードで何も不満が無い方が無理して購入するほどではないかもしれません。自分はリモートワークの質を総合的に改善したい気持ちで購入に至りました(2021年7月現在、リピートしています)。

FIFINE USBマイク コンデンサーマイク K670B

    満足度:  ★★★☆☆
    補 足:  音質は向上(iPhone付属のイヤホンマイクとの比較)

リモートワークといえばビデオ会議です。60分を超えるのビデオ会議の頻度もさらに増えると思います。その際に相手側への音声ノイズはなるべく軽減させておきたい気持ちがありました。マイクについては5000円を超えた辺りから品質がグッと上がると見聞きしたので以下を購入。

実際に、iPhone純正のイヤホンマイクと比べてテストしてみたところ、ホワイトノイズや発声時に波紋のように広がるホワンホワンしたノイズが明らかに軽減されていました。

ただし、音声の品質が劇的に上がるというよりは、品質が悪くなる(こちら側の)リスクを可能な限り低減できる、と表現した方が良さそうです。ウェビナーなんかに向いていると思います。

それと相手側の音声も気になる場合は、同僚が以下のアプリも活用していました。

フリープラン(時間制限あり)も用意されているようで、有償も¥500/月ほどです。

※2020年10月現在、試した結果、ラップトップ側なのか会議ツールの設定なのか、うまく機能しないことが多々あり利用は控えています。

BUFFALO USB3.0 セルフパワー 4ポート

    満足度:  ★★★☆☆
    補 足:  バスパワーで不都合に直面したときにぜひ。

当然、USB hubが必要になりますが、マウスやキーボード以外にも色々つなぐので「セルフパワー」タイプのUSB hubを利用します(消費電力を厳密に試算してないのでバスパワーでも問題ないかもですが)。

セルフ/バスパワーについては以下を参照。


※ ※ ※ ※ ※ ※

[追加]2020年後半以降に購入

モニターアーム

    満足度:  ★★★★★(もっと早く買っとけばよかった・・)
    補 足:  取り付けがやや大変+奥行き確保が必要

2つ以上モニターを利用している場合は間違いなく価値があります(机スペース確保に貢献)。個人的には今後モニター1台のみの利用もアームはマストになるくらいの満足度です(どうやら以下商品はエルゴトロンのOEM品らしいです)。


取り付け式引き出し(机下)

    満足度:  ★★★★☆
 補 足: 細かいものを収納できるので便利(取り外しに難があり)


ヘッドホンスタンド
(机下)

    満足度:  ★★★☆☆
 補 足: 若干外れやすいのと、少しかさばる(商品はとても良い)


スマホスタンド(高さ:156mm-320mm)

    満足度:  ★★★★☆
 補 足: 高さがあるためスマホの動画視聴に良い(省スペース)


スケッチブック

    満足度:  ★★★☆☆
 補 足: ホワイトボードが無いため代用


ギガビット無線LANルーター 1733Mbps+800Mbps

    満足度:  ★★★☆☆
 補 足: RT-AC68Uの買い替え

購入前のRT-AC68Uも性能はよかったです。ただ設定周りが少しし辛く、また、やや古くなっていたので買い替えました(新品にしたからか若干安定している・・・気の所為)

調子良いときは無線でこれくらいなので十分過ぎる

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ここまでズラーッと購入したものを紹介しました。割とありふれた内容ではありましたが、参考になるものがあれば嬉しいです。また他にも良かったものや工夫などがあれば、ぜひぜひTwitter 宛にご連絡くださいませmm

最後に

リモートワークの文脈においては、もちろん「適さない職種」「不都合が在る方」「コストがかかる事業構造」などもたくさんあると思います。また、企業の経営側からすると、コスト面抜きにしても、いろいろ懸念点・考慮すべきことが多くて大変なのだと想像がつきます

そのときに個人で出来ることは、リモートワーク時のパフォーマンスを引き出すための小さな改善を積み重ねることです。「リモートワーク時の方がコスパ良いじゃん」と思われるような行動を自ら体現していきたい気持ちがあり、この記事を書くモチベーションになりました。

(個人的には)自身のパフォーマンスだけでなく、社会全体的にリモートワークが浸透することで、得られるメリットも大きいと考えます(その辺りはまた今度)。

そもそもコロナ渦中において、日本で直面している課題、検討されている施策には、本来コロナは関係なく、デジタル先進国として革新するために必要なものが少なくありません。

この壮絶なピンチをチャンスに変える必要がありますが、この辺りについて語りたい方、また「テクノロジー×働き方」のに興味がある方がいれば、ぜひメッセージください~!


※ ※ ※ ※ ※ ※

[追記]おまけ

本来、心身の健康はおまけではなく最重要ですが、別の記事にするほどでもないのでこのまま追記で書きます。

体調・メンタルヘルス

リモートワーク時にはストレスが溜まるらしいです。体調・メンタル面には特に注意をした方がいいでしょう(個人的には、運動させしていれば、元気が増し、集中する時間も増えている気します)。

ウォーキング体験を支えるツール郡

適度な運動といえば、ウォーキングです。本来、日常的に通勤や外出をしていた方は4000~10000歩くらい歩いていたんじゃないでしょうか(私自身が通勤+訪問でこのくらいでした)。

このことから、少なくとも毎日3000~4000歩前後は歩いた方が良さそうです。個人的には、ただ歩くだけだと味気なかったり、退屈だったりします。そんなときには耳で読むコンテンツが最適です。

Podcast

もし今まで聴いたことがなかった方は検索機能で色々調べてみると面白いコンテンツが見つかるかもしれません。

iPhoneの読み上げ機能

もちろん、やや機械的な口調ではありますが、読み上げ速度を2倍以上にするとあんまり気にならないのです(個人差めちゃくちゃあり)。

iPhone限定にはなりますが、他にもTipsがいくつかありますので、興味がある方はぜひTwitterなどでご連絡ください。

iTunes University(旧:iTunes University)

日本語の講座もいくつかあり、口頭の説明を聴くだけでも頭に入ってくる講座があります。オススメはサイエンスニュース辺りです。理研やJSTなどが4~7分くらいの動画をいくつも公開していました(数年前ですが)。

二酸化炭素濃度計 ポータブル

    満足度:  ★★☆☆☆
    補 足:  精度がやや不安

CO2濃度が1000ppmを超えると集中力が下がるらしく、参考までに購入しています。少なくとも1200ppmを超えているなら換気した方が良いらしいです。

ただし以下商品については精度に問題がありそうで、異常に値が上がったり、乱高下したりするので、どうせ買うならもっと精度が良いものを推奨します。


Z-LIGHT LEDデスクライト Z-10N B(山田照明)

    満足度:  ★★★★☆
    補 足:  照明ゼロ距離で6000ルクス、30センチで1000ルクスくらい。

室内で作業する場合に気をつけたいのが、室内照明とデスクスタンドです。

概日リズムとは

というのも、まず大前提として概日リズムがあり、そのリズムの乱れが原因となる概日リズム睡眠障害というものがあります。

概日リズム睡眠障害の対策

これらの対策として、日中の午前中に「一定以上の照度による光」を浴びるのが良さそう、という話は聞いたことあるかたも多いのではないでしょうか(参考:睡眠障害のなぞを解く)。

従来、その照度は3000ルクスくらいと考えられていたようですが、「ぶっちゃけ1000luxくらいでもいいかもしれない」という研究報告があるようです(参考:睡眠障害のなぞを解く

補足

曇り時の照度は5000ルクスほどです。また雨雲時でも2000ルクスほどあります。太陽が出ているときは40000ルクスを超えます(一応、以下の照度計でも測定してみました)。つまり曇りでも毎日外で光を浴びる方が良さそうです。

さらに補足として、自宅で測定した場合、机の周りは150~300ルクスでした。

室内照明に背をむけてモニタを眺めている場合、人が感知するのはこの程度のルクスと考慮すると、照度が足りていない(デスクスタンド重要)と理解できるかと思います。

オフィスはJIS規格で(作業場により)500~1000ルクスが必要と定められているので自宅よりも高い照度を浴びていることになります。

ただし、照度が高ければ良いのか、最適な色温度など調光がどの程度必要なのかなど、この辺りはまだよくわかっていません。

睡眠障害の謎を解く(書籍)

睡眠については、以下の書生が読みやすい・分かりやすかったです。良書であるポイントとしては、終始一貫して基本的な解説に留めている点などが挙げられます。タイトル釣りの気もなく、科学的根拠の乏しいメソッドの記載も無しです。

睡眠問題の解決に「銀の弾などない」ことがわかる一方で、無策で立ち向かう必要もないことも分かります。病院へ行くほどではないと考えている方にオススメです。

ちなみに、著者の櫻井武教授柳沢正史教授とともにナルコレプシーの原因となるオレキシンを発見した立役者です。その後にオレキシン受容体拮抗薬(ベルソムラ)が開発されました。

2021年7月追記

最近アプロードされた柳沢正史教授による解説動画でかなり詳しく解説しています。

また、その後にこんな対談もしていた(後編に言及されてる人工冬眠技術が面白そう)


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