THECOOプロダクトチームのインタビューシリーズ:〜フロントエンドチームの目指す未来〜
こんにちは、Enabling Teamのさとうです。普段はエンタメ業界向けのプロダクト開発や、社内外への情報発信などを行っています。
今回はTHECOO社員の働き方を発信する記事の第一弾として、THECOOに入社してまだ3ヶ月のyumeさんにお話を伺います。
yumeさんはバックエンドエンジニア・プロジェクトマネージャーの経験を積んだのち、今年の7月に中途でTHECOO開発部にジョインしたフロントエンドエンジニアです。現在のフロントエンドチームの取り組みや、ジョイン後に感じたTHECOOの雰囲気ついて教えていただきます!
「THECOOのプロダクトチームがどのようなことに取り組んでいるのか」、「どのような信念があるのか」に興味がある方必見です!ぜひご笑覧いただければ幸いです。
インタビュアー紹介
名前:yume
職務:フロントエンドエンジニア(Web)
経歴&自己紹介:
大学・大学院は情報理工学専攻で、大学院の時に1年ほどニュージーランドに研究留学に行きました。そのため、日本語と英語の両方を話せます!
大学院を卒業した後、2年半ほどバックエンドエンジニアやプロジェクトマネージャーとして働いていました。
よりユーザに近いところで開発したかったため、フロントエンジニアに転向を決意し、現職ではフロントエンドエンジニアとして働いています!
入社:2023年7月
入社したのは、自分のやりたいことがこの会社で実現できそうだったから。
自分が思い描いているやりたいことが、THECOOでできそうだったからです。
もう少し具体的に言うと、コードを書くことにプラスして、ユーザーに近いことをやりたいなと思っています。
例えば「ウェブアクセシビリティ」という言葉があって、これはフロントエンドやデザイナーには有名な言葉なのですが、簡単に言うと「そのウェブサイトを、どのような人でも、どのような状況でも、関係なく使えるようにする」というものです。
こうしたアクセシビリティを向上させたり、UI/UXを向上させたり、ということをやりたいと思っています。
開発者体験やウェブアクセシビリティを向上させたい。
チームを立ち上げたばかりなので、具体的に何かをやっているというよりは、計画を立てた段階です。
やりたいことは2つありまして、1つ目は開発者体験を上げること。
たとえば、デプロイフローの改善や、コードの読みやすさの話ですね。
これがないと、開発のスピードが上がらない、コンポーネントが再利用しにくい、などの問題が起きて、結局はプロダクトの成長を妨げてしまう。
2つ目は、ウェブアクセシビリティの向上です。
これは、デザイナー・UXリサーチャー・プロダクトオーナーと一緒に取り組みたいと思っています!
開発者体験を改善するためには、SREチームとの連携が不可欠。
技術的に突っ込む話になってしまうのですが、フロントエンドのリアーキテクチャーをしようかなと考えています。
今はクライアントサイドレンダリングをしているのですが、一部をサーバーサイドレンダリングに変えたいと思っています。これについて少し調査して、何個か方法を見つけることができました。
ですが、これはSREチームに協力してもらうことが不可欠です。
今は、リアーキテクチャーに関してSREチームと相談しているところです。
そうです!Faniconのフロントエンドには、「ファンクラブの運営側」と「ファン側」があります。
「ファン側」はパフォーマンスが重要なため、ここの改善をやりたいと考えています。
一方で「ファンクラブの運営側」は、開発者体験の向上を中心に取り組みたいと考えています。ここは、開発の生産性と関係のある部分ですね。
開発の生産性に関わる改善点として、デプロイフローの話もあります。
今は、バックエンドとフロントエンドのリポジトリーが一緒、かつデプロイフローも一緒になっています。ここが少しボトルネックになっており、デプロイに10分くらいかかってしまっています。
独立したフロントエンドのデプロイフローを作れば、もう少しビルドの時間を削れると思っています。
デプロイの分離はバックエンド側にもプラスがあるので、ここも協力して進めていきたいなと思っています。
このようなことをひとつひとつ進めていくと、生産性が上がっていき、そうするとフロントエンドチームが新しいことに取り組みやすくなっていくと思っています。
今はそのファーストステップを踏み出したところですね。
フロントエンドの立場から、ユーザーにとってより良いものを届けていきたい。
「ファン側」の話なのですが、今はいくつかの問題があると思っています。
たとえば、機能がアプリと違っている、動作が重くなることがある、とかですね。
これらを改善するために、インフラを強化するというのは大事ですが、調べてみたところ、フロントエンドにも大分ボトルネックと思われる部分がありまして...。
このようなフロントエンドのボトルネックは、フロントエンドチームが先陣を切って改善していく必要があると考えています。
ウェブアクセシビリティも、UXも、全部ユーザーにとってより良いものを届けていきたいと思っています。
「1人 + 1人を2人」より「1人 + 1人を3人とか4人」に。
「1人 + 1人を2人」より「1人 + 1人を3人とか4人」。これができることにチームの意味があると思っています。
このような結果を出すためには、それぞれのチームメンバーの得意なところを伸ばして、お互いを補い合うということが重要だなと思っています。
そこで考えたのが、それぞれ興味のある分野の本を読み、その知識を共有し合って、短期間でコスパ良くお互いを伸ばそう、というものです。
そのために輪読会をやっています。
元々、勉強の手段として本を読むことは重要だと思っていまして、フロントエンドチームで輪読会の話をしたら「やろうやろう」ってなりました!
フロントエンドエンジニアは、UXリサーチャー・デザイナー・プロダクトオーナーの橋渡しをすることができる役。
フロントエンドチームが自己組織化している状態、になりたいです。
自分たちでやることを見つけて、周りに提案して、より良い意見があれば取り込み、プロダクト側・開発側に活かせる、という状態になりたいと思っています。
フロントエンドエンジニアは、UXリサーチャー、デザイナー、プロダクトオーナーと、橋渡しをすることができる役でもある、と私は信じています。
フロントエンドエンジニアがプロダクトオーナーやユーザーの目線に立って、さらに良い実装方法やデザインを提案できたら、もっとプロダクトの価値が上がって、ユーザーにより良い価値を届けることができるようになるかもしれない。
「これお願いします」って言われて「はい」って言うだけ、というのは、なりたい姿ではないですね。フロントエンドエンジニアとして、更に価値を付加していきたい!
これらの行動をするために、今は知識が足りていないので、勉強をしているところです。そのひとつが、輪読会ですね。
THECOOに入ってよかったところは、充実したサポート体制。
労働環境はとても良いと思います。直接的で申し訳ないのですがw
たとえば、無駄な会議が本当にないですね。
これはよくある話だと思うのですが、定例の会議って「やっているだけ」になりがちですよね。アジェンダが特にないのに集まる、のような。
集中できる時間をまとめて取れるほうが、エンジニアにとっては良いですよね。
THECOOではそういうところを優先的に考えてくれています。もちろん、スクラムイベントの時間は必要です。ですが、それを必要以上に伸ばしたりはしない。
全員、集中して取り組む姿勢がある、と思います。
他にも、THECOOはサポート体制がとても充実していると思っています。
もし困ったことがあっても、連絡すれば「時間があるときに話そう」となってくれるので。しかも、そこでもらえるアドバイスが的確!これってかなりすごい事ですよね。
週に1回はCTOかエンジニアリングマネージャーと1on1をやっているのですが、話したいことがあるときは、回数を増やすこともできます。
これは心理的安全性にもつながっていると思っていて、本当に気軽に喋れていますw
THECOOは、チームのサポート体制、個人のキャリアのサポート体制、がかなり手厚いと思います。
入社時に最も重要だったのは、開発環境やデプロイフローの理解。
入社した直後は、ローカルの開発環境の構築をやったり、Faniconがどういうサービスなのか、について教えてもらいました。
その次に簡単なタスクをやりました。このタイミングで、どのような開発環境があるのか、どうやってデプロイをするのか、を教えてもらいました。
デプロイ周りの話を早い段階で聞いたことによって、それ以降はデプロイ周りで詰まることがなくなりました。
ここは今考えるとかなり良い点だったかなと思います。
お互いにやっている事を知っていれば、何かあったときに言いやすい。
この前初めて参加したのですが、さすが人事のみなさまだなと思いました。
このような交流の場があると、いろいろな部署の人と話せて楽しいです。しかも、彼らが持っている情報の量とかバリエーションって格段に多いんですよ!そういう人たちと気軽に話せる良い機会になるので、さすが人事の方たちだなと思いました。
交流会を通して、お互い何やっているかの理解を深めれば、何かあったときに言いやすいと思うんですよ。
その人がどのような仕事をしているのかわかれば、自分の仕事とどのようにつながっているのかわかるので。これはモチベーションにもつながっていますね!
ありがとうございました。